今日はフランツ・レハールのオペラ「メリー・ウィドウ」(陽気な未亡人)※で最も有名な曲の一つである「ヴィリアの歌」を聴きました。
※1905年ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場で初演される。
子守歌を彷彿させる、優しさに溢れたは、いつの時代にあっても人々の心を癒してくれることでしょう♡
「ヴィリアの歌」の内容は、森の妖精ヴィリアに恋をした若い狩人が恋心を歌う曲です。
実はこの内容は、オペラの内容とは無関係のもの。
それというのも、この曲は第二幕の冒頭でオペラの主人公である裕福な未亡人ハンナが自邸で催した宴会で客をもてなすために歌った曲であり、あくまでも客たちを楽しませるための曲だからです。
言語はドイツ語なのですが、英語版をいくつか見つけたので、それを元に、自分なりに日本語に訳してみました。
「ヴィリアの歌」<対訳>
昔、あるところにヴィリアという森の精が住んでいました。
一人の狩人が彼女を見つけました。
彼はヴィリアの美しさの虜となり、
愛おしさのあまり彼女を見つめ続けた。
突然今まで感じたことのない
身体の震えが体中に走り、
叶わぬ恋にため息をもらした
ヴィリア、ヴィリア
森の妖精よ
私をあなたの最愛の人にしてくれ
森の精が、手を伸ばし、
狩人を岩の住みかに招き入れると
狩人は無上の喜びに包まれた
それを見た森の精は狩人を愛し、
地上の者とは思えない滑らかさで接吻した
狩人の身体が森の精に触れた瞬間、
森の精はたちまち消えてしまった
狩人はむなしく呼ぶのだった
ヴィリア、ヴィリア
森の妖精よ
私をあなたの最愛の人にしてくれ
<参考文献>
https://www.liveabout.com/vilja-lied-lyrics-translation-and-recommended-recordings-4057771
「メリーウィドウ・ワルツ」はも同オペラで有名な曲です↓