フーガを楽しむ!ブランデンブルク協奏曲5番第3楽章

フーガとは同じ旋律(メロディー)が異なるタイミングで開始される楽曲形式です

バッハのブランデンブルク協奏曲5番第3楽章がその一例です(2番3楽章、4番3楽章などもフーガ形式です)

ところでフーガと類似の言葉としてカノンがあります

例としては「かえるのうた」の輪唱です

カノンの起源ははっきりわかっておりませんが、古くから教会の合唱で行われてきたようです

 

従来は、カノンはフーガの簡略版のような使い方をしていましたが、

今はカノンとは異なるものとして扱われています

 

第一に、曲全体の流れを決める形式に関しての違いです

カノンは曲の展開に決まりがありません

フーガには、ABABAB・・・Cという一定のルールがあるようです

※ただし、旋律の自由度でいうと、カノンよりフーガのほうが自由度が高いそうです

 

第二に、フーガは器楽曲に限定して使われる場合がほとんどであるということです

 

ではフーガの誕生までの経緯についてみていきましょう!

カノンのように、異なる旋律を調和させる考え方を対位法と言いますが、

この対位法の考え方は年を経るとともに変化し、

17世紀のドイツにて器楽曲の1

形式としてフーガが誕生します

 

まずは15~16世紀ルネサンス後期時代における対位法の考え方の変化を詳しく見てみましょう!

※ルネサンス文化は、イタリアのヴェニス、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ローマで有力貴族の台頭とともに発展した文化で、音楽における功績(ルネサンス末期)の一つとして、旋律(メロディー)のみでなく、和声(和音の連続)の響きを重視する傾向が生まれた、と言われています

ルネサンス後期時期にはすでに混合合唱が盛んに行われていましたが各声部の独立性が増したそうです

つまり輪唱ですね!カノンと全く一緒ではありませんが、ほぼ同じと考えて良いようです

この変化については教会音楽の父と呼ばれるようになった作曲家パレストリーナが作曲した曲の影響が大きいと考えられています

 

その後、17世紀に入り器楽の時代がやってきて、フーガの時代の幕開けです!!

ハッヘルベルなどが活躍します

18世紀には、旋律以上に和声が重視されるようになり、長調・短調の発想が広まります

これらの特徴を踏まえた新フーガの登場です!

バッハは、ハッヘルベルのフーガを変化させ、現代のフーガを形成します

 

ちなみに20世紀に12音技法という音楽理論が登場したことにより、カノンが再度注目を浴びるようになったそうです

 

今日改めてルネサンス時代の芸術的な価値の高さ、そして時代を超えて音楽が受け継がれたことにすごさを実感しました!!