楽天市場以外でもお手頃価格の無農薬コーヒー生豆がないか検索しましたところ、【フェアトレード&オーガニック】の生豆を取り扱っている㈱豆乃木さんのオンラインショップにたどり着きました!!
例のごとく、浅煎り・中煎りでオーガニックコーヒー生豆6種類をお試しした結果を記録に残します♪
豆乃木さんとフェアトレード・オーガニックコーヒー
豆乃木さんについてはこちらのホームページで詳しく紹介されていますので、当サイトでの紹介は省略させていただきます。
https://www.hagukumuhito.net/about/
また、豆乃木さんの社長さんのyoutubeチャンネルが存在し、【フェアトレード】について解説されている動画を記事の冒頭に掲載しておりますので、フェアトレードについても当サイトでの紹介は省略させていただきます(笑)
とても分かりやすい内容で、なんだか、
【フェアトレード&オーガニック】のコーヒー生豆を買ってみたくなりましたよ!(笑)
かめ(当記事の著者)がこれまでのコーヒーの記事で紹介してきた内容は、
【リーズナブルな価格でオーガニックコーヒーを食卓に取り入れるために、安価な生豆を購入し自家焙煎する】
内容が多かったのですが、
【より安価な生豆に飛びつくことで、フェアトレードが行われていない商品を購入している可能性が高くなる】
と考えるようになりました。
かめは当サイトのイメージUPのために、豆乃木さんの【フェアトレード&オーガニック】コーヒー生豆を購入し、さらに商品紹介もして、SGDsマークをたくさん掲示することにしました(笑)
やりぃ!!!
購入した生豆一覧
2022年3月~5月時点でのかめの購入価格(税込)が安かった順に列挙します。
- 【メキシコ】マヤビニック 農薬不使用 1kg当たり税込1,858円
- 【エチオピア】イルガチェフ ナチュラルG1 (コケ村)農薬不使用 1kg当たり税込1,865円
- 【エチオピア】イルガチェフ G1 ウォッシュト(イディド地区)農薬不使用 1kg当たり税込1,865円
- 【ペルー】カフェ オルキデア 農薬不使用 1kg当たり税込1,922円
- 【インドネシア】マンデリン G1 リントン ブルーバタック 農薬不使用 1kg当たり税込1,922円
- 【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種 ウォッシュト 農薬不使用 1kg当たり税込1,998円
※各コーヒーのフォントカラーはかめ(管理人の一人)の味に対するイメージであり、国旗の色とは必ずしもリンクしていません(笑)
※当サイトでの表記を統一するため、「イルガチェフェ」は「イルガチェフ」に書き換えています。
1kgの生豆を自家焙煎すると840g程になり、84杯のコーヒーが飲めるとすると、最も高価な【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種 ウォッシュトの場合でも、
1杯約24円でコーヒーがいただける計算となります!!!(光熱費・水道費・ドリップ用の紙などは考慮していません。)
フェアトレードの解説動画にも出てきましたが、価格面・環境面・健康面のすべてにおいて、いずれの商品もとてもリーズナブルであることに間違いありませんね♪
比較のための焙煎・粉砕・抽出方法
かめの自家焙煎・粉砕・抽出方法は、こちらの記事で紹介しているため、今回の記事では紹介を省きます。
比較のために何度も使ってきた親子鍋ですが、今でもしっかり浅煎り・中煎り自家焙煎ができています♪
ものによっては焙煎時にシルバースキンがかなり発生しますが、散らかりにくくて掃除しやすいのがかめ焙煎のメリットです♪
風味の比較がしやすいように、今回は手作り断熱デカンタも3つに増やして臨みますよ!!!
※デカンタについてはこちらの記事で紹介しています。
1.【メキシコ】マヤビニック
◆【メキシコ】マヤビニックの情報や画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
マヤ先住民がつくるコーヒー メキシコ・マヤビニック
マヤビニックコーヒーの栽培地域は、メキシコの最南端に位置するチアパス州。グアテマラと国境線をなし、メキシコでも有数の緑豊かな自然に恵まれています。
この豊かな自然を生かして栽培されているマヤビニックコーヒーは、生豆鑑定士のお墨付きをいただくとともに、コーヒー焙煎士(ロースター)の間で、高い評価をいただいております。コーヒー産地としてのメキシコ
メキシコは中米を代表するコーヒー産地のひとつ。 当店ではメキシコよりコーヒー生豆の輸入に関わっています。 メキシコのコーヒーは、やわらかな酸味のなかに、甘みが感じられる上品な風味で、香りが高く、とても飲みやすいため、どなたにもご納得いただけるコーヒーです。 また当店のコーヒー豆同様に、メキシコはオーガニックコーヒー豆の栽培にも力をいれている産地です。 世界の60%のオーガニックコーヒーがメキシコで作られています。
生産者:メキシコ・マヤビニック生産者協同組合
栽培品種:アラビカ種(ティピカ、ムンドヌーボ他)
認証:有機JAS認証
精製:ウォッシュト
標高:1,000m – 1,700m
その他:100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別、電子選別
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆は大きめで統一感があり、欠品も少ない印象。水洗式で焙煎ムラになりくい。
- 見た目の体積膨張が普通より少し大きめの印象で、お湯を注いだ時の膨らみは、かめが自家焙煎してきた中ではトップクラス。ペーパードリップしやすい。
- 浅煎りの風味は、「浅煎り共通の浅煎り感と特有の苦みがほのかにあるのみで、酸味・コク・雑味がほとんどない」。
- この結果は、北緯や気候が似ていると思われるキューバやドミニカ共和国の、あっさり系コーヒーを試した時の結果と似ている。
- 中煎りの風味は、「特有の苦みとほのかな甘みが特徴的で、その他の雑味などがほとんどないきれいなコーヒー」。
- 焙煎しているときやお湯を注いでいるときは、ブラジルのコーヒーで感じられた、ごま油のような香ばしい香りが感じられるがそこまで香りは強くない。一方で、飲み物としていただいたときには、特有の苦みがまっすぐに感じられる。この苦みは飲み慣れたコーヒーの苦みとは少し異なり、他のコーヒーとは違うものとして違いを楽しむことができる。苦みが利いていることにより、甘みも含まれていることが感じられている。
- パプアニューギニアのコーヒーを試した際も全く違うタイプの苦みが特徴的だったが、こちらの商品のほうがクセがなくとても飲みやすい。イメージとしてはモカに近いが、苦みと香りの質が異なる印象。
- 酸味がほとんどなく、中煎りでも苦み系コーヒーとなる。酸味が少ないことによるのか、コク(うま味)などの苦み以外の風味があまり感じられない。コーヒーの雑味も好きなかめとしては少し寂しい印象。
- 冷めても風味が劣化しにくく後味もすっきりで飲みやすい。ただし、中煎りよりもさらに焙煎を進めると特有の苦みが変化して飲みにくくなる。これはかめの焙煎方法で抑えられる焙煎ムラに限界があり、発生したコゲ豆をハンドピックしていないことが原因と考える。
◆カルディコーヒーファームとの比較
※【メキシコ】のストレートコーヒーの取り扱いはありませんでした。
◆小まとめ
特有の苦みが特徴的であり、それがまっすぐに感じられる飲みやすいコーヒーでした♪
これが、【メキシコ】という国や産地による一般的な特徴かどうかは、他のメキシコのコーヒーを試したことがないため分からないですが、キューバやドミニカ共和国のあっさり系コーヒーよりは特徴があって、リピートしたくなる風味です!
ただし、「コーヒー愛好家から高い評価を受けているコーヒー」や「スペシャルティコーヒー」をお試しすると、豆の統一性が高くなりすぎて風味としては少し寂しい印象を受けますので、ブレンドで風味を追加してみたら面白いかもしれません。
※最後に登場する【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種は、ストレートでも賑やかな風味になっています。
浅煎りにしてまで強調したい香りはなく、逆に焙煎を進めすぎると苦手な苦みが発現するため、コゲない程度に焙煎を進めて苦みを引き立てた中煎りでいただくのがオススメです!!
2.【エチオピア】イルガチェフ ナチュラルG1 (コケ村)
◆【エチオピア】イルガチェフ ナチュラルG1 (コケ村)の情報および画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
※当記事を書き始めた2022年9月頃には1kg生豆の販売はされていませんでしたので、焙煎豆のサイトより引用しています。
エチオピア イルガチェフ コケ村 ナチュラル
エチオピアでは地方、ゾーン(県)、ウォレダ(市)、ケベレ(村・地区)と分かれており、イディドはエチオピア南部にあるゲデオゾーン、ウォレダ・イルガチェフから東へ進んだ場所にあります。イルガチェフコーヒー生産者連合という大きな組織の中の1つがコケ村となります。800世帯の小農家さんがコーヒーの他にバナナ、野菜、果樹といったものを栽培しており、コーヒーはシェードツリーを使用しながら栽培されています。
乳酸っぽさのあるナチュラル製法
ナチュラル製法の中でも、たまにしか感じない、乳酸っぽさがあるコーヒーで、ミルクやヨーグルト感があります。イルガチェフでは珍しく、通常ですとベリーやワイニーといった印象が強くなりますが、今回は乳酸系発酵がうまく行ったのでは?という印象です。
◯生産者:コケ村の小農家さん
◯乾燥 :アフリカンベット
◯規格:G1
◯サイズ: 16up
◯認証:なし
◯クロップ年:2021年6月入港
◯栽培 : シェードグロウン
◯梱包 : 30kg+グレインプロ
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆のサイズはイルガチェフ特有の小粒で統一感がある。
- 精製方法がナチュラルであり、豆の表面積が小粒で大きいことも相まって、これまでかめが自家焙煎してきた中ではトップクラスの量のシルバースキンが発生した。焙煎ムラになりやすい。
- 浅煎りの風味は、「ほのかに香るイルガチェフ特有の紅茶のような香り+フルーティなモカの香り+レモンティーのような酸味」。
- かめは、「あえて自家焙煎で浅煎りをするならイルガチェフ」と決め込んでいるほどイルガチェフ特有の紅茶のような香りが好きだが、期待していたよりもその香りは控えめで、コロンビアのエメラルドマウンテンで感じたレモンティーのような酸味が印象的。酸味自体は控えめである。
- 中煎りの風味は、「イルガチェフ特有の香りは少し弱まり、代わりにコク・苦味が少し際立った、優しい酸味がベースのジュースのような紅茶のようなコーヒー」。
- イルガチェフ特有の香りは中煎りでも存在するが、引き立てるためには粉砕・抽出の過程で香りの損失が少なくなるように工夫が必要と思われた。
- 飲みやすい酸味が特徴的だが、コーヒーとしていただく上では、かめとしては中煎りでも残留する酸味が気になる。焙煎をさらに進めていくとイルガチェフ特有の香りが失われるため、酸味がもう少し抑えられているほうが好みである。
- つるさん(当サイトのもう一匹の管理人)によると、しょうゆの風味がするとの話も。商品の説明にあるように、特有の発酵が起こっている可能性があり、風味に影響を与えていることが考えられる。
◆カルディコーヒーファームとの比較
イルガチェフのモカのストレートコーヒーの取り扱いはないものの、【フローラルモカ】と呼ばれる商品にブレンドされている可能性が高いと想像しています。
過去の記事でカルディコーヒーファームの浅煎り・酸味系コーヒーを比較したときのかめのオススメは、こちらのフローラルモカであり、イルガチェフに近い味がしたのです♪
※画像はカルディコーヒーファームのオンラインストアから抜粋。
https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4515996017377?sFlg=2
こちらのフローラルモカの商品は苦みが特徴的な一般的なモカもブレンドされているため、今回お試ししたコケ村のイルガチェフの方が、酸味が主体的であっさりしていました。
◆小まとめ
ナチュラルということもあり、イルガチェフ特有の香りが強く現れることを期待しましたが、香りよりも酸味が特徴的なコーヒーでした。
香りが特徴的なコーヒーは。収穫した年の気候や生豆の保存方法・保存期間、焙煎・粉砕・抽出方法によって、大きく香りが変化することが予想されますので、定期的に風味を確かめてみるのがよいかもしれません。
浅煎りで引き立つ香りが弱く、酸味は控えめのほうが好みのため、中煎りまでしっかり焙煎していただくのがオススメです!(かめは深煎りを試すことはしません。)
3.【エチオピア】イルガチェフ G1 ウォッシュト(イディド地区)
◆【エチオピア】イルガチェフ G1 ウォッシュト(イディド地区)の情報および画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
エチオピア イルガチェフ イディド ウォッシュ
古くから最高級水洗式アラビカの産地として知られていたイルガチェフェでしたが、 2000年以降は、従来のトップグレードのGR2のさらに上をいき、味の広がりや奥行きを持ったGR1が生産されることで、近年のスペシャルティーコーヒーの市場で、改めてその不動の存在感を確かにしました。ここ数年は、イルガチェフェの中でも、特に高品質で特徴的なコーヒーを産する特定地区の名前が知られるようになってきました。イディド地区も、そのような地区の一つで、イルガチェッフェ特有の紅茶を感じさせる優雅なフレーバー、特に今年は、レモングラスやレモンティのような香りと長く続く甘み、そしてヨーグルトのような酸味をほのかに感じます。
エチオピアでは、地方、ゾーン(県)、ウォレダ(市)、ケベレ(村・地区)と別れており、イディドは、エチオピア南部にあるゲデオゾーン、ウォレダ・イルガチェフェから東へ進んだ場所にあります。イルガチェフェコーヒー生産者連合という大きな組織の中の1がイディドとなります。300世帯の小農家さんが、コーヒーの他にバナナ、野菜、果樹といったものを栽培しており、コーヒーはシェードツリーを使用しなが栽培がなされています。
◯生産者:300世帯の小農家さん
◯乾燥 :天日乾燥+アフリカンベッド
◯規格:G1
◯サイズ:16up
◯認証:なし(栽培期間中農薬不使用)
◯クロップ年:2020/21 ニュークロップ
◯栽培 : シェードグロウン
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆のサイズや見た目はコケ村のイルガチェフとほぼ同じ。
- 精製方法がウォッシュドとなっており、こちらのほうが焙煎ムラがは抑えられる印象。
- 浅煎りの風味は、「浅煎り共通の浅煎り感に加えて控えめな酸味とほのかな甘み・渋みがあるのみで、紅茶感やフルーティ感はかなり弱い」。
- 先ほどのコケ村のイルガチェフの浅煎りと比べると、酸味や紅茶感が抑えられていて、イルガチェフというよりは過去に試したエチオピア モカ レケンプティに近い印象。
- 冷めるとコケ村同様にレモンティーのような酸味が目立つようになる。
- 中煎りの風味は、「わずかな酸味や紅茶間を残しつつ、モカの苦みと香りをベースとするコーヒー」。
- 中煎りまで焙煎を進めても、酸味にあまり変化がなく、コク(うま味)が際立つこともあまりないため、焙煎によって素直にモカの風味が引き立てられているように思われる。酸味が残っているため、初めから酸味があまりなかったモカ レケンプティの方がかめの好みに近い。どちらもサイト上の風味の評価とかめの印象が異なるため、今飲み比べたら、酸味を始めとする風味が全く違う可能性もあるのではないかと想像する。
- モカ好きのかめとしては酸味系・紅茶系のコケ村よりも、こちらの苦み系でモカ感もあるイディド地区のほうが好みである。コーヒーらしい風味となっている。
- 苦み系といっても、メキシコ マヤビニックよりは紅茶寄りであり、あっさりしていて飲みやすい。
◆カルディコーヒーファームとの比較
コケ村のイルガチェフの比較結果に記載の通り、モカ感のあるこちらのイディド地区のイルガチェフの方が、カルディコーヒーファームのフローラルモカに近い印象です。
一方で、イルガチェフ特有の紅茶のような香りは、イディド地区のイルガチェフからはあまり感じられなかったので、似ているようでどれも違った風味といえます(笑)
◆小まとめ
こちらのイディド地区のイルガチェフは、コケ村のイルガチェフよりもモカの苦みや香りが感じられて、コーヒーらしい風味のイルガチェフだと思いました。
イルガチェフの生豆をいろいろお試ししてきましたが、産地による違いがかなり大きいようですね。
豆乃木さんにて今回発見した2種類のイルガチェフは、かめの知る限りでは珍しい農薬不使用のイルガチェフということもあり、かなり期待していたのですが、風味としては控えめな結果となりました。
かめがイルガチェフ特有の紅茶のような香りと表現しているものが、化学肥料や農薬なしでは強く現れないのであれば、少し残酷な現実です…
期待を込めて豆乃木さんの農薬不使用のイルガチェフは、定期的にお試ししてみたいと思いました!!!
※今回比較しなかった、「イルガチェフ ナチュラルG1 アリーチャ ウォッシングステーション」なる商品も以下リンク先のオンラインストアにありましたので、次回にお試ししたいと思います!!
https://www.mvcoffee.net/?pid=161746784
浅煎りで引き立つ風味はなく、中煎りで現れてくるモカの風味を楽しむために、中煎りかそれより焙煎を進めるのがオススメです!(かめは深煎りを試すことはしません。)
4.【ペルー】カフェ オルキデア
◆【ペルー】カフェ オルキデアの情報および画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
ついにペルーの高橋さんの新豆が入荷しました!
ペルー人の奥様のご実家がコーヒー栽培をしていたことから、現在、コーヒー生産者としてペルーを拠点にされている高橋克彦さんは、生産から輸入、そして販売までを手掛ける株式会社KMC(顔が見えるコーヒー)の社長さん。こちらのアチャマル村の生豆は、その高橋克彦さんが運営する株式会社KMCさんより直接仕入れた農薬不使用栽培のコーヒー生豆です。
ペルーを中心にお仕事をしている高橋さんの想いを、私たち豆乃木が、日本のお客さまにお届けできればと思い販売をさせていただいております。
【生産者】 株式会社KMC(代表:高橋克彦 氏)
【生産地域】 アマゾナス州 ウアヤバンバ渓谷 アチャマル村周辺
【自然条件】 平均気温21℃(最高23℃、最低18℃)、標高1500~2100m
【品種】 カティモール、ティピカ
【栽培方法】 100%木陰栽培、有機栽培(認証なし)
【収穫期】 5月~8月
【精選方法】 100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別、電子選別
【高橋さんよりメッセージ】
アンデス山脈を越え、リマからバスで30時間かる、アマゾンのジャグルに面したウヤバ渓谷という秘境にあります。自然環境に恵まれ、肥沃な土壌が残されており、良質なコーヒが生産される有名な地域です。特にヨーロッパ諸国(主にドイツ)が注目しているコーヒー産地です。その中でも、アチャマル村は昔ながらの製法でコーヒーを育てております。ほとんどが、1~2ヘクタール程度の小規模生産者で、コーヒーの栽培で生計をたてています。平均ひと家庭あたり、400kg~500kgの収穫高です。
気候は、乾季と雨季の熱帯気候ですが、高原のため、平均気温約21℃と大変過ごしやすい環境です。当地域は、野生の植物・動鳥類がたくさん残れており、ランの花で世界的に有名な地域です。
私共の目的は、より良い品質で、お客様が満足していただけるコーヒーを生産することです。コーヒーの質の向上を図り、私たち生産者たちが、自然環境を維持し、子供たちが夢を持ち、笑顔で生活し続けられることを目指しております。皆様と共に育ていくコーヒーにしたいと思っています。
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆のサイズは標準的で、小さな豆が少し混ざっている。
- シルバースキンの発生量は標準的で、焙煎ムラもかめの自家焙煎の中では標準的。焙煎後の豆の体積膨張も、お湯を注いだ時の膨らみも標準的。
- 浅煎りの風味は、「浅煎り特有の焙煎の香りに、くどくない酸味とほのかな甘みを持つあっさり系コーヒー」。
- 先ほどのイルガチェフで表現した、コロンビアのエメラルドマウンテンで感じたレモンティーのような酸味とは異なり、コク(うま味)のように感じられるくどくない酸味があり、おいしくいただける。
- 中煎りの風味は、「焙煎により酸味がコク(うま味)のような味により変換され、苦み・香り・酸味・コク・甘みが程よくブレンドされたバランスコーヒー」。
- メキシコ マヤビニックでは感じられなかった、コク(うま味)とくどくない酸味がアクセントとなり、中煎りでいただいたときにいろいろな風味が楽しめる。苦みや香りも飲みなれているブラジルのコーヒーに近いものがあり、これはかめが初めて自家焙煎した三本珈琲さんのオーガニック・ペルーコーヒーと風味が非常に似ている。
- ペルーのコーヒーはコロンビアのコーヒーより酸味が抑えられており、中煎りにしたときにちょうど良い酸味とコクのバランスとなるため、ストレートでもブレンドしているようなおいしいコーヒーとなるイメージを持っている。素人の自家焙煎ではブレンドの敷居が高いため、ストレートでおいしくいただけるオーガニック・ペルーの取り扱いがあるのは非常に嬉しい。
- クセの強い雑味や香りはほとんど感じられないが、豆の統一性や欠品の除去が完全ではないため、一部の豆の焙煎が進み過ぎることで特有のクセが出てきてやや飲みにくくなる印象。かめはハンドピックを行わないため、中煎りで留めればほとんど気にならない。なお、フェアトレードかどうかは分からないが、価格および豆の統一性においては三本珈琲さんのオーガニック・ペルーコーヒーに軍配が上がる。
|
◆カルディコーヒーファームとの比較
【ペルー】のストレートコーヒーの取り扱いはありませんでした。
かめのイメージでは、コーヒーらしい香りが特徴的な【ブラジル】のコーヒーと酸味とコクが特徴的な【コロンビア】がブレンドされたマイルドカルディが【ペルー】のコーヒーの風味のイメージと重なります。
マイルドカルディ:カルディコーヒーファームの看板ブレンド
カルディコーヒーファームの店頭でサービスしている(※1)人気No.1コーヒー『マイルドカルディ』です。コーヒーサービスは、スタッフからお客様へのごあいさつ。 おいしいコーヒーを飲みながら、ゆっくりとお買い物を楽しんでいただきたい。 そんな思いから始まったこのサービスも今ではすっかり定着しました。 スタッフのおもてなしの気持ちがこもったコーヒー、それがカルディコーヒーファームの看板ブレンド「マイルドカルディ」なのです。
持続する余韻
マイルドカルディは、ブラジル豆本来のやさしい甘さを引き出し、柔らかな口当たりと持続する甘さのバランスの良さから、当店人気No1のブレンドコーヒーとなりました。 店頭でサービスしているコーヒーにはクリーミーシュガーパウダーを入れてご提供しておりますが、もちろんブラックでも香り高いコーヒーがお楽しみいただけます。夏場には少し濃いめに抽出して、さっぱり爽やかなアイスコーヒーでお飲みいただくのもおすすめです。
こだわりの価格
毎日気軽にコーヒーを飲んでいただくために【1杯当たり約29円(10g使用の場合)】とお求めやすさにもこだわりました。消費量の多いオフィスでもたっぷりお飲みいただけます。ペーパーフィルター、お豆のままなど、お使いの器具に合わせた状態・挽き方でお届けいたします。おすすめの挽き具合は抽出方法によって異なります。ご利用の抽出方法に併せてお選びください。
(※1)新型コロナウイルス感染症の予防対策として、お客様の健康と安全を考慮し、カルディコーヒーファーム全店舗でコーヒーサービスを当面の間休止させていただいております。
◆小まとめ
ストレートでもバランスの良い風味が楽しめる素晴らしいコーヒーだと思います♪
おいしいブレンドコーヒーは世間にたくさん出回っていますが、自家焙煎をした後にすぐにいただくコーヒーのおいしさを体感する上で打ってつけのコーヒー生豆だと言えます!
こちらの商品を中煎りで自家焙煎した次の日の朝にコーヒーを淹れて、水筒に入れて部長に提供したところ、
「マイルドでおいしい!」
との好評をいただくことができました!!!
その際にブルーマウンテンブレンドのドリップコーヒーを思いがけず初めていただくことになったのですが、
「感じられる風味の幅広さで言えば自家焙煎コーヒーの方が勝っている!?」
と素直に感じたのを覚えています。
水筒に入れて時間経過している時点で香りはやや消失しており、ブルーマウンテンブレンドのとても香ばしい香りと上品な苦みが圧倒的に感じられたものの、ブルーマウンテンが高級コーヒーという先入観から、酸味とコクを口の中で探してしまったのを覚えています。
恐らく市販のドリップコーヒーは、かめが中煎りとして比較している焙煎度よりも深煎り寄りの商品が多く、深煎りに突入する際に、いくつかの風味が消失してしまっているのではないかと想像します。
長くなりましたが、
浅煎りでも深煎りでもない、中煎りで焙煎していただくのがオススメです!
5.【インドネシア】マンデリン G1 リントン ブルーバタック
◆【インドネシア】マンデリン G1 リントン ブルーバタックの情報および画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
インドネシア マンデリンG1 リントン ブルーバタック
敬虔なクリスチャンのバタック族が多く住む、スマトラ島リントンから届いたマンデリン。
インドネシアでは、スマトラ式という特殊精製を行うことで独特な外観とカップ品質が有名ですが、
特にリントン地区は組合が少なく流通市場が複雑です。
小農家さんの手によって収穫された完熟豆は各農家さんが果肉除去・発酵水洗いし、
ミューシレージが除去されたパーチメントを一次乾燥します。この時点で水分値約40%。この状態は「GABAH(ガバ)」と呼ばれます。農家さんはGABAHを地域で週に一度開かれる市場に持ち込み、それをコレクターと呼ばれる集買業者が買い取ります。
40%と水分値が高いパーチメントの状態で取引されるため、品質の優劣を外観から判断するのが難しく、各農家さんとの信用関係も非常に重要です。コレクターは、GABAHを自ら脱穀、二次乾燥し(この状態をLABUと呼びます)、
ASALANと呼ばれる生豆(水分値13-15%)にし、比重・スクリーン・手選別などの選別を行います。
ロット毎に精製し、ASALANの状態を自ら確認することで、各農家さんの品質を把握しています。ユニークな精選方法のため、一般的にはマンデリンは生豆の先が裂けてしまうことがよくあります。
裂けた部分から品質劣化が起こる為、できるだけ丁寧に手選別する必要があります。 これがとても大変なのですが、今回のロットは生産者さんたちはとても厳しく選別を行ってくれていてアピアランスもきれい。それが美味しさの秘訣です。アピアランスの素晴らしさ、ハーブ感溢れる酸味とマイルドなボディ、クリーンな後味とリントンらしい特徴をもったコーヒーをお楽しみください。
◯生産者: リントン周辺の小農家さん
◯品種:アテン、オナンガンジャン、シガラルタン、ジンベル、ウスダ
◯標高:1,100~1,400m
◯精製:スマトラ式
◯乾燥 :ウェットハル後、温室で乾燥
◯規格:G1
◯サイズ:16up
◯認証:なし
◯クロップ年:2021年4月入港
◯栽培 : 栽培期間中、化学農薬・化学肥料不使用。混植栽培、コーヒーの木の間に果樹や野菜を植えています
◯梱包 : グレインプロ
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆のサイズはイルガチェフ同様に、やや小さい印象。
- マンデリンらしい(?)深い緑みがかった色の生豆が特徴的。今回比較した他の豆とは色や質感が異なり焙煎前から違うものであることがはっきりと分かる。
- 焙煎を進めると比較的早い段階で表面の色が変わり出すが、1ハゼが始まるまでに時間がかかるため、中煎りまで進めると表面がなかなか黒めになる(写真は中煎りと言いつつも、撮影時にその違いに気が付かず浅煎り~中煎りの焙煎度と思われる。)。1ハゼ音が力強い。
- 水分量が多いのか、メキシコと比較すると、体積膨張率も吸水時の膨らみもかなり小さい。淹れにくい印象だが、風味のクセが強いので全く問題ないと感じた。
- シルバースキンは少なめのため、焙煎ムラになりにくい。
- 浅煎りの風味は、「お米や豆などの穀物を蒸した時のような特有の香りと甘みが感じられ、苦み・酸味・コク(うま味)・その他雑味はあまり感じられないあっさりコーヒー」。
- 浅煎りで焙煎した時の豆の様子や風味は、過去に松屋珈琲さんのマンデリンG1をお試しした時の結果と非常によく似ている。マンデリンは浅煎りでの酸味がほとんど感じられないのに、焙煎を進めると酸味のようなコク(うま味)が強く出てくるので、他のコーヒー豆とは明らかに異なる成分を含んでいることが推測され、非常に興味深い。
- 中煎りの風味は、「特有の香りがさらに強化され、酸味のような苦みのようなコク(うま味)が特徴的な不思議なコーヒー」。
- コーヒーらしい香りからなかなか離れている印象であり、かめとしては口にしたときにさらに強く感じられるその香りが苦手なところがある。肉に例えるとジンギスカンのような位置づけとなる。ただし、ジンギスカンがおいしいように、このコーヒーが持つ特有のうま味がすっぱいような苦いような面白い味を醸し出すので、総合的にはおいしいという感覚に落ち着く。つるさんはマンデリンにしかないこの風味を、とても気に入っている。
- 松屋珈琲さんのマンデリンG1をお試ししたときにはあまり感じなかったこの特有の香りが特に際立っており、かめの印象としては、粽(ササなどの「ちまきの葉」でもち米などを包んで蒸した料理)の香りに似ている。紅茶のような香りもわずかに感じられる。
※画像は以下リンク先のwikipedia「ちまき」より引用。
- 香りも特徴的だが味がしっかりついているので、焙煎後に日が経っても味が持続する印象。コーヒーが冷めるとこの味のエグみと酸味が赤ワインのように目立って飲みにくくなるので、温かいうちに飲むほうが良い。
◆カルディコーヒーファームとの比較
【インドネシア】マンデリンのストレートコーヒーの取り扱いがあります。
野性的な香りと力強いボディ
インドネシアの肥沃な土壌、スマトラ島産。野生的で力強いボディに、引き締まった酸味が深みを与えてくれます。
今回の豆乃木さんの【インドネシア】マンデリンのような特殊なコーヒーに出会うとよく分かるのですが、コーヒーの苦みと酸味を同じ軸で表現するのは難しいのではないかと感じています。
一般的なコーヒーでは、焙煎していないコーヒー生豆自体に酸味の元となる成分が存在し、焙煎が進行するとともに苦み成分に変換されるため酸味が抑えられ、苦みと酸味がトレードオフの関係にあるため、イラストのようなマッピングが可能と思われます。
一方で、今回の豆乃木さんの【インドネシア】マンデリンの特徴としては、焙煎前には控えめだった苦み・酸味・コク(うま味)が焙煎によって全て強化されるため、苦みコーヒーとも酸味コーヒーとも言えない状況です。
コーヒーに含まれる成分については、かめがコーヒー焙煎を始めるきっかけになった、こちらの本に詳しく記載されていますので、参考になると思います♪
◆小まとめ
インドネシアの風土と独自の製法が生み出す特有の風味を持つ、味わい深いコーヒーだと思います!!
コロンビア・パナマやタンザニア・ケニアのような浅煎りがとても酸っぱい酸味系コーヒーではなく、
ブラジルやペルーのような飲みなれた香ばしい香りがする香り系コーヒーでもなく、
エチオピアのようなフルーティまたは紅茶感のある香り系コーヒーでもない、
酸味のような苦みのようなコクが特徴的なうま味系コーヒーといったところではないでしょうか!!
口に入れた時の独特の香りがとても強烈ですので、これが「ブラジルやペルーのような飲みなれた香ばしい香り」だったら、かめも好きになれそうな気がします(笑)
※そういったコーヒーを作り出すことを狙っているのか、インドネシアをはじめとする東南アジアの島国で、外国から持ち込まれたティピカ種が栽培されているケースがありますが、【当たり】と思えるコーヒーに出会ったことはまだありません。
豆乃木さんの【インドネシア】マンデリンの特有の風味はつるさんの好みに合いましたので、リピートすることになりそうです♪
焙煎により風味が引き立てられますので、中煎りかそれより焙煎を進めていただくのがオススメです!(かめは深煎りを試すことはしません。)
6.【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種 ウォッシュト
◆【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種 ウォッシュトの情報および画像を豆乃木さんのオンラインショップより引用
メキシコからのダイレクトトレードによる「マイクロロット・スペシャルティコーヒー」
豆乃木では、俗に言う「スペシャルティコーヒー」というカテゴリーにこだわることなく、生産地や生産者、またその出合いの必然にひかれるように、コーヒー豆をそろえてきました。
その偶然の中で「出会った」のがフィンカ・ドン・ラファです。
2018年にはじめてフィンカ・ドン・ラファを訪れて以来、取引を重ねてきました。1.フィンカ・ドン・ラファの歩み
フィンカ・ドン・ラファはメキシコ・チアパス州のラスマルガリータスを生産拠点におく農園グループです。
農園は2014年、韓国人のKimさんがメキシコに渡ったところからスタートします。Kimさんがメキシコに住むようになったとき、彼には 2 つの目的がありました。
1つ目は、地元の農家さんと協力し、生産者と生産地域に対して、公正な取り組みの中でスペシャルティコーヒーを生産すること。
2つ目は、メキシココーヒー全体の品質の底上げです。
そのためには、熟したチェリーを収穫するという基本的なトレーニングから、生産工程の細部に至るまで、注意深く行うことを伝えていきました。
高品質コーヒーを生産するためのトレーニングとコミュニケーションを重ね、品質に見合う設備の提供も同時におこないました。2.フィンカ・ドン・ラファのロケーション
まずは Finca Don Rafa(ドン・ラファ)について。
メキシコ・チアパス州の中でもEastern Highlandsのエリアにあります。
マヤビニックやセスマッチの拠点との位置関係をご確認ください。
それぞれの産地は属する山系が違います。フィンカ・ドン・ラファは、グアテマラとの国境にも近く、産地としても名高いウェウェテナンゴと同じ山系に所属します。3.フィンカ・ドン・ラファの栽培の工夫
フィンカ・ドン・ラファを象徴するコーヒーはパチェ種です。
彼らのコーヒーは、バナナとチャラム (インガベラ) の木による木陰栽培をおこなっています。その中で、完熟したチェリーを選び、コーヒーはきれいな水タンクに通され、浮いているチェリーを取り除き、残りは発酵工程へと運ばれます。発酵は、コーヒーを密封されたEcotactのバッグに 72 時間入れ、無酸素状態をつくります。発酵が完了すると、コーヒーはアフリカンベッドで天日乾燥します。
最終的には、豆の水分量を10.0%~12.0%の範囲内になるように調整します。生産者:Finca Don Rafa(フィンカ・ドン・ラファ)
栽培品種:アラビカ種 パチェ
認証:なし(栽培期間中農薬不使用)
精製:カフェインレス加工
標高:1,500m
その他:100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別、電子選別
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 豆のサイズは【メキシコ】マヤビニックと同様に大きめだが、やや小さい豆も含まれる。
- 【メキシコ】マヤビニックの方が統一性があり、体積膨張や吸水時の膨張に優れるが、こちらの方がシルバースキンの発生量が少ないので、焙煎ムラは同じくらいの結果である。
- 浅煎りの風味は、「浅煎り共通の浅煎り感と特有の渋み・酸味が感じられ、香りは控えめなあっさりコーヒー」。
- 【メキシコ】マヤビニックと傾向は似ているが、苦みというより渋みのような舌に残る苦みがあり、全くなかった酸味も追加されている。この酸味はコロンビアのエメラルドマウンテンや今回試したイルガチェフ2種類で感じたレモンティーのような口の中できしむ感じではなく、後味がさわやかなのが特徴的。冷めると酸味がはっきりと感じられる。
- 中煎りの風味は、「特有の苦みと酸味のようなコク(うま味)をベースに、控えめな甘みと程よい香りを持つ味わいコーヒー」。
- 【メキシコ】マヤビニックと同様に苦みが特徴的だが、マヤビニックにはなかった酸味のようなコク(うま味)が加わり、とても賑やかになっている。酸味のようなコク(うま味)は先ほどの後味がさわやかな酸味が焙煎によって変化し、トマトを煮込んだような酸味・コク(うま味)・香りを生み出しているように感じられた。温かいうちにいただくと、とてもバランスの良い味わいとなるが、冷めると苦味とその風味が相まってくどくなる印象。
- 香りよりも苦味とうま味の濃い味が特徴的で、焙煎すると特色が出てくる点が【インドネシア】マンデリンの傾向と似ているが、つるさんはこちらの苦味が苦手でマンデリンの風味の方が好みであった。かめは味が濃いよりも香りがよい飲み物を好む傾向があるため、【ペルー】カフェ オルキデアの風味の方が好みであった。
◆カルディコーヒーファームとの比較
※【メキシコ】のストレートコーヒーの取り扱いはありませんでした。
◆小まとめ
パッケージのイラストの太陽のイメージ通りで、メキシコの苦み系マイルドコーヒーに賑やかなコク(うま味)と酸味が追加されたスペシャルなコーヒーでした!
かめの思い込みではありますが、コーヒーベルトの中でも赤道に近い国(コロンビア・ケニア・タンザニア・パナマ・インドネシア)のほうが酸味やコクの元となる成分を豊富に含んでいる印象があります。
グアテマラとの国境にも近いフィンカ・ドン・ラファ パチェ種は、メキシココーヒーの中でも程よい酸味やコクを兼ね備えているとかめは推測します!!
「スペシャルティコーヒー、流石ですなぁ~」
焙煎により風味が引き立てられますので、中煎りかそれより焙煎を進めて酸味を抑えていただくのがオススメです!(かめは深煎りを試すことはしません。)
まとめ
豆乃木さんの【フェアトレード&オーガニック】生豆を自家焙煎してみた結果をまとめますと、以下の通りとなります。
★フェアトレード&オーガニックなのに価格が非常にリーズナブル。
→かめがインターネットのオーガニックコーヒーを探し回った中でも、価格が抑えられた商品だと認識しています。豆乃木さんの社長さんのご尽力により、いろいろな仲介業者や認定業者を介さずに現地で直接購入しているような取引が実現されているため、とてもありがたいことだと思います。
★生産者との直接取引のため、他のお店とは違った生産者・風味のコーヒー生豆に出会える。
→コーヒー生豆は生ものということもあり、生産者側の大規模生産と卸売業者側の定期購入・販売が約束できなければ品質が不安定となるため、売れ残りのリスクから高額になる印象を受けます。豆乃木さんで取り扱っている【フェアトレード&オーガニック】生豆というジャンルが低価格帯のコーヒーでは珍しく、他のお店とは取引されていない生産者の生豆を低価格で取り扱っている可能性が高く、風味面でもとても期待できます。実際に、【インドネシア】マンデリンと【メキシコ】フィンカ・ドン・ラファ パチェ種は、今まで経験したことがない風味に出会えました。
★サラリーマン生活を通して心の奥底にしまい込んでいた正義感を、思い出させてくれる。(えっ?!)
→今回の記事を書くにあたって、フェアトレードの動画を視聴し、卸売り業者が不当に利益を搾取する現場をイメージしてしまい、会社の中に存在する支配者と労働者、または大企業と子会社の関係とイメージがピッタリ重なりました。雇われている身として、会社の利益を最大限に拡げる努力をする必要があるため、フェアであることを公言しつつ本当はアンフェアトレードを推進しているかめは、自分の思いに反したことをしている状態にあります。疲れた時にコーヒーを飲んで満足感・安心感を得るように、豆乃木さんの【フェアトレード&オーガニック】生豆の取り組みを応援することで、大切な気持ちを忘れないようにしていきたいと思いました(笑)
最後のまとめ項目は危うく変な方向に話が逸れそうでしたが、
今回いただいたコーヒーはいずれも個性派揃いで、とても楽しませていただきました♪
つるさん用の
「【インドネシア】マンデリン・中煎り・農薬不使用は、かめが認識できている中では最安値(1杯約23円)」
ですので、手持ちのコーヒー生豆が切れましたら再度リピートしたいと思います!!
かめ用の
「【ペルー】カフェ オルキデア・中煎り・農薬不使用は、ペルー・オーガニック生豆市場における最安値(1杯約19円:楽天市場ポイント還元値引き率考慮)に及びませんが、マンデリン購入時の送料無料化のためのまとめ買い」
で、再度リピートしたいと思います!!
今後もいろいろな商品が追加されそうな雰囲気ですので、豆乃木さんの【フェアトレード・オーガニック】生豆は引き続き目が離せないです!!!
【焙煎記録】の続きの記事
★豆乃木さんは、【まだゆめのつづき】さんになっています。また別の生豆もお試しさせていただきました♪