超冷感★冷却アルミデスクを作ろう!【改造編】

前回作成した冷却アルミデスクの続編として、省エネな冷却ファンを導入した結果を記録します。

 

※冷却アルミデスクの詳細は、こちらの記事で紹介しています。

超冷感★冷却アルミデスクを作ろう!

 

ラジエータ用冷却ファンの取付

かめ(管理人)が作成した冷却アルミデスクには、マルハニチロさんの「釧路のいわし水煮」缶の蓋を積み重ねたラジエータが搭載される予定です。

 

 

このラジエータの機能を高めるための冷却ファンを、今回取り付けました。

 

 

 

低価格・低消費電力を考えた結果、DC12V仕様のパソコン用冷却ファンにたどり着きました!

ちょうどアウトレット品が売り出されていましたので、送料を含めて4個で600円で入手できました♪

 

問題はDC12Vをどのように供給するかですが、

今回はDC5VのUSB電源を利用しました。

 

DC5VのUSB電源は、ACアダプタやリチウムイオンバッテリーなどで、簡単に準備が可能ですので、

試しにDC12V仕様の冷却ファンにDC5V給電を行ってみます。

 

準備した道具は、サーキットプロテクタと端子台代わりのリレー&ソケット、そして、ダイソーのUSB充電ケーブルです。

 

USB充電ケーブルを切断すると4本の電線がありますが、このうち2本がDC5Vの電源を供給するための配線です。

 

直流回路では赤が+(プラス)、黒が-(マイナス)で配線されているのが一般的で、今回分解用に購入した充電ケーブルもその通りの接続となっていました。

 

安全確保のためにコンセントは利用せず、リチウムイオンバッテリーを利用し、2Aでトリップするサーキットプロテクタも用意しました。

リレーのソケットまで配線をした上で、電源を入れてみますと…

しっかりとプラスマイナス逆転せずにDC5Vが取り出されていることが確認できました!

 

 

あとはここに購入した冷却ファンの赤・黒配線をつなげば、電源供給可能です。

 

DC5V、0.04Aで冷却ファンが回りだしました!!

 

 

 

調子に乗って4台つなげてみますと、電流値は0.2Aとなりました。

 

この、DC5V・0.05Aの状態で使用した場合、

風量や効率が低下しますが、騒音や消費電力は抑えられます。

今回の用途としては、

「かめに直接当てるための扇風機のような風」

というよりは、

「ラジエータの空気循環を行うための最低限の静かな風」

で十分ですので、逆にDC12Vで使用しないほうがいいように思えました(笑)

 

当冷却ファンの定格電流は0.18Aですので、

消費電力は約1/8になっています!エコですね!!

 

当冷却ファンを番線を利用して横方向に4台連結し、サーキットプロテクタなどと合わせて冷却アルミデスクのワイヤーネットに固定します。

 

冷却ファンの配線やUSB接続配線をきれいに整線したら取付完了です。

 

ラジエータ周辺は、釧路のいわし水煮缶の蓋やG-Funのアルミフレームが密集していますので、そよ風レベルでもなかなかの冷却効果が期待できそうですね!

 

顔面用冷却ファンの取付

ラジエータ用の冷却ファンの導入のためにUSB電源を準備したこともあり、USB給電タイプの冷却ファンも検討しました。

 

風量が大きすぎたり調整ができなかったりすると、風の当たりすぎで頭が痛くなったり、騒音が気になったりすることが不安に思われました。

 

高いものを購入して失敗するのも嫌なので、最安値と思われるダイソーの300円扇風機をお試しで購入しました♪

 

サイズは意外にコンパクトで、机で利用するには場所を取らず、風量もちょうどよい感じです。

 

直流電流は0.21A。

 

ラジエータ用の冷却ファン4台分と同じ消費電力ですので、

ダイソー扇風機もなかなかエコじゃないですか!!

 

 

ただし、かめが購入したものは、

軸と羽が曲がっているためか、騒音が気になります…

 

分解してみますと、マレーシア産のDCモーターとスイッチが配線でつながっていました。

 

とりあえず、軸をペンチで曲げ戻してまっすぐにしてみました(笑)

 

少しだけ騒音と電流値が抑えられたような気がしましたが、

羽のプラスチック部品の軸もブレていましたので、電流値が0.16A~0.21Aで脈動し、騒音もやはり気になります。

 

つるさんからは、

「騒音は気にならないよ」

と言ってもらえましたので、本当に暑くなってどうしようもないときの奥の手として使用することにします(笑)

 

こちらの冷却ファンも、冷却アルミデスクのワイヤーネットに番線と付属のすべり止めクッションを利用して固定しました。

USB電源は共用ですがそれぞれに入り切りスイッチがあるので、必要なものだけ利用して節電します♪

 

 

 

省エネ計算

ラジエータ用と顔面用の2台の冷却ファンの消費電力と電力料金を計算してみます。

 

 

項目 数値
ラジエータ用冷却ファンの消費電力 DC1W
顔面用冷却ファンの消費電力 DC1W
ACアダプターの想定電力効率 60%
冷却ファンの合計消費電力 3.33W
1時間当たりの電力消費量 3.33Wh
1日で6時間使用した場合の1か月の電力消費量 0.600kWh
1kWh当たりの昼間の電気料金 約24円/kWh
冷却ファンの1か月の電気料金 約14.4円
同一条件で扇風機【弱】(20W相当)を使用した場合の電気料金 約86.4円
Brilliant!!!

 

扇風機【弱】の約1/6の電気料金となる見込みです!
エコですね!!

 

 

扇風機は気持ちがいいですが、

ずっと当たっていると体に悪いので首振りにしたりして、

意外と涼しさを得る上での電力ロスは大きいと思われます。

 

エアコンは部屋全体を冷やすためにさらにエコではないので、

「今回の冷却ファン×冷却アルミデスク×冷却アルミ座布団」

の相乗効果により夏を乗り切ることができたのなら、

 

かなりの省エネが達成できます!

 

※冷却アルミ座布団の詳細は、こちらの記事で紹介しています。

超冷感★冷却アルミ座布団を作ろう!

 

そして、

エアコンの室外機・室内機の定期更新の手間を省くことができれば、工事業者の人手不足の問題の解決に貢献することもできます!

 

かめの中ではエネルギーを節約することよりも、こちらがかなり重要です!

 

 

 

話は変わりますが…

地球温暖化対策は、大容量の冷却器を何台も利用しているような企業によって強力に推進されるべきではありますが、自由な経済活動によって生み出される新技術が将来においても大きな改善をもたらしますので、かめが各組織の取り組みに物申すことは特にありません(笑)

 

 

「個人個人の営みにおいて達成できるエコを最大限に」

することが大切だとかめは考えますので、

冷却系のかめの甲羅は今後も楽しく改良を加えたいと思います!

 

 

ついにラジエータ完成!

意外と消費電力が低かったので、調子に乗ってDCファンの台数を2倍にしてみました(笑)

 

マルハニチロさんのラジエータも1段分が完成し、とうとうアルミデスクが完成形となりました!!

 

このラジエータは、

【いわしを食べれば食べるほど増強が可能】

ですので、来年の夏に向けて強化を図りたいと思います♪

 

続編

アルミデスクの最終形態がこちらです!

超冷感★アルミデスクとアルミ座布団の融合