ショパン エチュードOp-25-1「エオリアン・ハープ」

本日は麗しの一曲をご紹介させて頂きます。ショパンの『エオリアン・ハープ』です。メロディーの美しさ、という点で逸品だと思います。


この曲は変イ長調でシューマンの『献呈』をはじめとする抒情的で壮麗な曲に使われる調だそうです。
多くのファンから永く愛されているシューマンの『献呈』ですが、『エオリアン・ハープ』シューマンにとっても思い入れがある曲のようです。

管弦楽器の一つで、写真で見てみたところ、日本の琴に非常に似ていました。

エオリアン・ハープを命名したのはシューマンで、彼はこの曲を「曲というよりは詩である。1つ1つの音が聞こえるのではなく、As dur(変イ調調)の和音の波が聞こえ、ペダルが踏まれるたびに、高い波音を感じた。」と褒めましたとさ☆彡

シューマンは、音楽の才能だけでなく、文学の才能があったので、1834年、24歳の時に新音楽時報を創刊しています。
本誌の評論で、数多くの音楽家(ショパン・シューベルト・ブラームス・リストなど)を熱烈に褒め、その上、ほとんど忘れ去られていたシューベルトの作品を掘り起こしたり、バッハベートーヴェンの再評価を行うなどの偉業を成し遂げました。また、純真な子供の心をイメージして作曲された小品『子供の情景』は、チャイコフスキーが『子供のアルバム』作曲にあたって、意識したのではないかという話もあります。※

※株式会社ドレミ楽譜出版社 『ピアノ名曲辞典』による

上記動画のDanielさんの弾き方が大大大っ好きです♪
両手のアルペジオに右手のメロディーが驚くほど自然に載っていて、
この曲の目玉であるメロディーの美しさが際立っているように感じます。

旅先で見た雄大な自然を思い出させてくれます。
自然、愛etc…日常とはかけ離れた世界を見せてくれるような力がある曲だと思います!!