ナザレー『トパーズ色のカクテル』

エルネスト・ナザレー(1863~1934)は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで一生を過ごし、リオ・デ・ジャネイロを起源とするさまざまな音楽ジャンル(ブラジリアン・タンゴやショーロ)をベースとしたピアノ曲を数多く残しました。

↓↓💛トパーズ色のカクテル💛↓↓


「トパーズ色のカクテル」の作曲者のナザレーは、「ブラジリアン・タンゴ」というジャンルの作曲家として知られています。

ブラジリアン・タンゴ(Brazilian Tango/Maxixe)とそのサブ・ジャンルであるショーロ(Choro)は、リオ・デ・ジャネイロで19世紀後半に誕生したと言われています。(同時期にラプラタ川流域で誕生し、アルゼンチンやウルグアイで流行していたのが、アルゼンチン・タンゴ。)

ナザレーは、これらのリズムにワルツ(北東アルプス山脈発の舞曲)、ポルカ(ボヘミア発の舞曲)やハバネラ(キューバ発の舞曲)、ルンドゥー(ポルトガル植民地時代にアンゴラやブラジルにおいて様々な民族の交流によって生みだされた音楽)のリズムを融合させます。

ブラジリアン・タンゴの特徴は、即興と転調。
そしてジャズの手法シンコペーション(通常のリズムを崩し、曲調に変化を加える)。

クラシック曲が好みのつるにとって、ジャズ・ピアノは敷居が高いと感じていたのですが、
メロディックなナザレーの曲はどこか親しみを感じます♪ショパンから学び、影響を受けているという話も納得できます。