パルマは、イタリア中北部エミリア・ロマーニャ州にあるイタリアの中堅都市。イタリア統一前の1545年~1860年までは「パルマ公国」として知られています。
日本からパルマへの行き方
ミラノ市内から南東に150キロ強、鉄道で1時間強の場所にあります。
(その中間地点にはヴァイオリン作りの聖地とされる小都市クレモナがあります。)
日本から行く場合は、ミラノの空港を経由して行くことになります。
パルマ旅行の魅力① ~伝統的なチーズと生ハム~
パルミジャーノ・レジャーノとパルマ・ハムはどちらも基本的に、パルマの限られた場所でしか作られていない食品です。なぜならDOPというイタリアで原産地を指定された食品だからです。
現地でしか作られていない食品を、作り立ての状態で頂ける、というのは旅行の醍醐味のひとつだと思います!
特に、チーズも生ハムも発酵食品なので、現地のものを新鮮な状態で食べれるのは、とってもお得だと思いませんか?!
かめさんによると、旨味成分の強い食品は薄ければ薄いほど、お得に楽しめるそうです。
パルミジャーノ・レジャーノを以前、本場から取り寄せていた時期があったのですが、削り器で削って、海苔と食べていました。かめさんによると、海苔と油の組み合わせが最高に旨いそうです!気になる方はお試しください♪
パルマの魅力⓶ ~ナポレオン妃が建てた歌劇場~
世界史嫌いでも知っている人が多いであろう歴史人ナポレオン・ボナパルトの妻マリー・ルイーズゆかりの地となっております。
ナポレオンは、オーストリア・ハプスブルク家から迎え入れた妻(神聖ローマ固定国最後の皇帝&オーストリア帝国最初の皇帝の娘)を非常に大切にしたそうです。
天下のナポレオンの妻は普段どのような生活をしていたか気になる人は、パルマ中心にある、
Museo Glauco Lombardi を訪れれば手がかりが掴めるかもしれません!
<博物館情報>
住所:Palazzo di Riserva15, strada Garibaldi 43121 Parma (Italy)
Website : http://www.museolombardi.it/sitolombardi/default_eng.asp
マリー・ルイーズはナポレオン敗退後、父フランツからパルマの地を譲り受け、パルマ公国を治めます。
つまり、王妃とパルマの関係は、ナポレオン失脚後のお話だったんですね。
ちなみに王妃は、ナポレオン敗退直後、エルバ島に幽閉されたナポレオンを想いながら過ごしましたが、次第にその心も離れ、エルバ島での再会を望むナポレオンの望みは叶わなかったということです。
パルマ公国を治めた女王としてのマリー・ルイーズはどのようにパルマを統治をしていたのでしょうか。
今にも残る彼女の功績が一つ、「パルマ王立劇場」(1829年建設)です。
ヨーロッパに現存する最古の歌劇場と言われるナポリの「サン・カルロ劇場」(1837年)から約100年後に完成した歌劇場です。
「パルマ王立劇場」ではヴェルディの作品を多く扱っており、ミラノのスカラ座に比肩する実力派だそうです。
ヴェルディについて詳しく知りたい方はこちら↓