レースカーテンによる紫外線対策について

借り上げ社宅に引っ越した際に、断熱だけでなく紫外線対策も再検討する必要が出てきました。

結論として、前回の社宅で利用した紫外線カットフィルムではなく、今回はレースカーテンを用いた紫外線対策を行いました。

 

レースカーテンによる紫外線対策を選んだ理由

レースカーテンを初めて導入するにあたり、紫外線カットフィルムとの違いを過去の記事で比較しています。

窓の紫外線対策を比較【フィルム vs レースカーテン】

 

記事にも記載がある通り、紫外線カットフィルムは網入りガラスへの貼り付けがオススメされていません。

従って、レースカーテンを選ばざるをえない状況にありました。

 

ここで問題になったのが、窓ガラスの断熱で利用している断熱ボードとの位置関係です。

紫外線カットフィルムを使用していた時は、天気に応じて断熱ボードをつけたり外したりしても、いつでも紫外線が窓際でカットされていました。

しかし、カーテンレールは基本的に窓枠よりも室内側にあるため、断熱ボードの取り外しの際にカーテンが邪魔になり、つるさんが紫外線に曝されるわずかな時間が発生します。

 

このちょっとした手間やわずかな紫外線が、

つるかめ家の日常においては命取りとなるのです!!

 

とは言っても、借り上げ社宅ということもあり施工方法が限られるため、ややお手上げの状態にありました(笑)

 

この問題点の解決方法として最終的に思いついたのが、

窓ガラスと断熱ボードの間の窓枠の奥行の空間にレースカーテンを挿入

することでした。

 

過去の記事で借り上げ社宅の大窓断熱を検討した際に、窓が大きいだけでなく窓枠の奥行も大きいことに気が付いたため、このアイデアをひらめきました♪

※過去の大窓断熱の記事はこちらで確認できます。

借り上げ社宅の大窓の断熱に挑戦!

 

何とかやり切れそうな気がしたので、断熱施工とセットでレースカーテンによる紫外線対策に挑戦しました!

 

材料選定

紫外線対策用のレースカーテンはいろんなものが売られていて本当に迷いました。

先ほど紹介しました過去の記事では、レースカーテンの生地のサンプルを取り寄せて実際に効果を確かめた結果を記録しています。

その中で最も紫外線カット率が高いものを、今回の紫外線対策用に購入しました。

 

・異次元ミラーレースカーテン
(販売元:カーテン王国)

 

<特徴>

・カーテン王国さんの中では最も紫外線カット率が高いもの。

・サンプルを用いた紫外線透過強度測定においても期待通りの性能を発揮。

・使用している繊維の密度が高く生地も分厚いので、断熱性・遮光性に優れる。

・大型の窓枠の内側にピッタリ収まるサイズのラインナップあり。

 

 

過去に紫外線カットフィルムを貼った時には、春の日差しで紫外線が透過してくるようになりましたので、念には念をということで一番強力なやつを選びました♪

※紫外線カットフィルムによる対策を実施した記事は、こちらをご参照ください。

窓ガラスの紫外線対策について

 

フィルムでもレースカーテンでも共通して言えることですが、紫外線カット率が高い商品を選ぶほど可視光域を含む太陽の光を透過しにくくなるので、部屋が暗くなってしまう点には注意が必要です。

 

「異次元」と書かれていたのでどんなものが届くのかと思ったら、写真のようなかわいらしい絵柄のパッケージになっていて、「異次元」の文字はありませんでした(笑)

 

生地を見てみると、室内側には縦縞の模様があり、屋外側はテカテカのミラー仕様になっていました。

 

既に紫外線カットの実力は検証済みですが、断熱やら保温やら遮像やらで、何やらいろいろ期待が持てますね~♪

 

 

このカーテンを窓枠の内側の狭いスペースに取り付けるために、かめは突っ張り棒を購入しました。

 

・強力つっぱりポール(170-280SPN) [ニトリ製]

販売サイトURL:https://www.nitori-net.jp/ec/product/8542074s/

※画像はメーカーサイトより引用

 

借り上げ社宅では壁の穴あけができないため、DIYにおいては突っ張り棒が非常に役立ちます! 

こちらの突っ張り棒は今回の大きな窓も利用可能な大きめのサイズですので、通販で買い物するよりは、近所のニトリで購入した方が安くなる結果となりました。

 

カーテンにはカーテンフックが付いていますので、この太めの突っ張り棒に引っ掛けるためのフックを100円ショップで探しました。

 

突っ張り棒が太いので、円形のカーテン用プラスチックリングをカットし、カーテンフックにビニルひもで固縛しています。

レースカーテンの重さであれば手作りのカーテン引っ掛け用フックやビニルひもでも、十分な硬度があります♪

 

取付作業

レースカーテンを導入するのは、断熱施工の際にも登場したモンスター級の大窓(窓枠外側高さ2,285mm×2,260mm)です!

 

断熱ボードを貼り付けましたので、室内側の備え付けの大きなカーテンは取り外しています(笑)

 

この断熱ボードと窓ガラスの間に今回購入した突っ張り棒とレースカーテンを挿入します!

 

突っ張り棒の取り付けは付属の説明用紙に従って簡単に取り付け可能です。

 

あとは、カーテンフックに固縛した100円カーテンフックをポールにかけて完成です!!

 

材料を選定するのにすごく時間がかかりましたが、

ハンガーのように引っ掛けるだけで本当にお手軽に紫外線対策用のレースカーテンの導入が可能です!

 

結果&感想

肝心の紫外線カットの実力を検証してみました。

つるかめライブラリーではおなじみの紫外線強度計を用いた、紫外線透過強度測定を実施します。

※紫外線強度測定の詳細はこちらの記事で確認できます。

紫外線測定記録1(2019年3月9日@社宅)

 

<測定日時:2019年9月7日12:45、曇り>

1.まずは窓ガラスもなしの状態で測定…152μW/cm²

 

2.次に窓ガラスを閉めて測定…88μW/cm²

 

3.最後にレースカーテン越しに測定…0μW/cm²

 

追加測定日時:2020年1月11日12:00、快晴>

1.まずは窓ガラスもなしの状態で測定…2,120μW/cm²

※冬場でも快晴の日は、浅い角度で差し込んでくる強い紫外線に注意が必要ですね!

 

2.次に窓ガラスを閉めて測定…1,074μW/cm²

 

3.最後にレースカーテン越しに測定…0μW/cm²

 

Brilliant!!!

 

レースカーテンがしっかり紫外線カットの役割を果たしています!

 

 

測定してみて気が付きましたが、

ハイスペック借り上げ社宅の網入り二重窓ガラスも、40~50%程の紫外線カット効果があったことに驚きました!(笑)

 

 

 

とりあえず、検討時の思惑通り、

レースカーテンで紫外線をカットしつつ、断熱ボードをつけたり外したりできる設備が完成しました!

 

断熱ボードと紫外線カットレースカーテンの組み合わせは、取り扱いが簡単ということで

つるさんにも好評いただくことができました!

 

採光面をやや心配していましたが、レースカーテン越しでも十分な光量が差し込んできており、日中は照明なしでも過ごせそうです。(あくまでつるかめ家の感度です(笑))

 

 

これで次にまた引っ越すまでの間は、つるさんのQuality of Life は保証されたも同然ですね♪
かめも大満足の紫外線対策でした!