プロコフィエフ 交響組曲「キージェ中尉」

つるの大好きな「交響組曲『キージェ中尉』」を紹介します!セルゲイ・プロコフィエフが1933年に映画音楽として作曲しますが、翌年、本人の手により、独立した交響曲として編曲され、出版されました!

交響組曲「キージェ中尉」第四曲「トロイカ」※↓

※トロイカとは、馬3頭が走らせるロシアの馬車のことである。「トロイカ」をタイトルとした楽曲がロシア民謡の他、チャイコフスキーも「四季~12の性格的描写~」の中に、トロイカ(11月)というピアノ独奏曲を作曲している。

セルゲイ・プロコフィエフは、チャイコフスキーの半世紀後の1891年にロシア帝国(現ウクライナ)に生まれます。

27歳の時、ロシア革命のためアメリカに亡命した後、アメリカ・ドイツ・フランスで作曲家兼ピアニストとして活躍しますが、45歳で祖国への思いを募らせ、家族と共にソ連への帰国を果たします。

「キージェ中尉」を作曲したのは、42歳の時です。ちょうど、ロシアへの帰国を計画していた頃にあたります。

ロシアの映画音楽のオファーを受けることで、帰国を実現させる一歩にしたいと考えていたことでしょう。

しかし、帰国後、ソ連で待ち受けていたのは、共産党中央委員会による芸術に対する厳格な統制でした。特に1948年からスターリンの死までの10年は、「ジダーノフ批判」と呼ばれ、クラシック音楽かたちへの風当たりが強かった時代で、プロコフィエフがソ連への帰国を果たした45歳の約10年後、57歳より始まり、10年間続いたそうです。同時期に活躍したショスタコーヴィチへの締め付けが特に強かったとされています。

晩年には厳しい状況に立たされたプロコフィエフですが、その作品は現代の人々に広く愛されています。

プロコフィエフの協奏曲第三番についてはこちら↓

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第三番