とうとうジャマイカ産の超・高級コーヒー【ブルーマウンテン】の生豆の自家焙煎に手を出してしまいました…
どうせなら、「プルーマウンテン味」が一生の思い出に残るように、【ピーベリー】の商品を選んでみて、お楽しみYouTube動画にしてみましたよ!!
商品紹介
前回、コロンビア産の高級コーヒー【エメラルドマウンテン】をSALEで購入しました珈琲問屋さんで、【ブルーマウンテンピーベリー】がSALEになっているのを発見しましたので、今回お試ししてみることにしました♪
商品の概要および画像は、珈琲問屋さんのサイトからそのまま抜粋させていただきます。
丸豆(ピーベリー)だけを集めた希少なブルーマウンテン!
ジャマイカの最高峰ブルーマウンテン。 この山麓で栽培されるコーヒーはコーヒーの王様とも称される最高級品です。その中からわずか数%ほどしかない丸豆(ピーベリー)だけを集めた希少なひと品。
『 ブルーマウンテンピーベリー 』
ブルーマウンテンならではのバランスのとれた味わいと上品な風味をお楽しみください。
カリブ海からの贈り物!
ブルーマウンテンより丸豆のみ選別、取れる数が少なくたいへん貴重です。枝の先端に一粒で実るピーベリーは、太陽の光を一杯浴びて、コクと甘みをギュッと凝縮しております。
カップのバランスも良く非常にきれいな味わいで正にコーヒーの王様!
カリブ海ジャマイカから届いたブルーマウンテンで贅沢なひと時を・・・ブルーマウンテンの美味しさの秘密と歴史
ブルーマウンテン山麓の標高800~1,200mにある指定地区で栽培された最高級品です。 カリブ海からの湿った空気が山肌にあたり、ブルーマウンテンミストと呼ばれる深い霧が発生します。 この霧がコーヒーを強い日差しから守り、乾燥を防ぐことが良質のコーヒーを生み出す要因の一つとなります。 また日中は30℃近く、夜間は15℃前後と気温の温暖差が激しく、コーヒーの実を硬く引き締めコクや甘みを生み出します。 この環境が「コーヒーの王様」と呼ばれる所以です。
コーヒー栽培は1728年ジャマイカ総督ニコラス・ラウズ卿がフランス領マルチニークから苗木を持ち込み始まりました。 その後1830年までは順調に数量を伸ばしましたが、貧弱な精選設備、苛烈な労働条件、土地の疲弊から生産量が低下しました。 現在の高品質コーヒーへの幕開けは1948年に制定されたジャマイカ法第64章のコーヒーインダストリーボードの設立からでコーヒー生産の永続性と品質向上をテーマに様々な規制と援助を国家の協力の下、実施されております。 ブルーマウンテンの味覚はジャマイカの法律でも守られています。
品種・産地情報
生産国:ジャマイカ
地域:ブルーマウンテン地区
収穫時期:9~3月
品種:ブルーマウンテン
精製方法:ウォッシュド
規格:ピーベリー
※エメラルドマウンテンの自家焙煎の結果はこちらの記事で紹介しています。
かめ(当記事の著者)は、粉砕済みのブルーマウンテンブレンドのコーヒーをこれまで一度だけいただいたことがあるのですが、その時の印象としては、
【香ばしい特有の香りと上品な苦み】
がしたのを覚えています。
思いがけず初めていただいたブルーマウンテンがブレンドでしたので、その日から、
本当の「ブルーマウンテン味」
が気になってざわざわし始めてしまったのです…
もうかめの衝動は止められません!!!(笑)
ブルーマウンテンNo.1を楽天市場で比較検討していたところ、珈琲問屋さんのお店だけ取り扱いがあった【ピーベリー】がちょうど良いタイミングでSALEになっていましたので、今度は節約魂がざわざわしてしまい購入するに至りました(笑)
それまで【ピーベリー】を全く知りませんでしたが、どうやら以下のような特徴があるようですね。
- 本来、1つのコーヒーチェリーの中には2つの半球状のコーヒー豆が入っているが、1つしか入っていないことがあり、丸い形状のコーヒー豆が収穫される。
- 枝の先端や果実の発育が悪い部分にできることが多く、通常よりも豆が小さくなることが多い。
- コロコロと転がるため、通常のまめより満遍なく焙煎されて火が通りやすい。
- 豆が1つになることで成分が濃縮されている。
最後の項目の真偽は確かではないようですが、珈琲問屋さんのブルーマウンテンNo.1のページで掲載されている★評価よりも、酸味の★が1つ多いので、酸味成分が多いことが期待されますね!!
「ブルーマウンテン味」が何なのか酸味も含めてお試してみたいと思います!!
焙煎結果
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎り(1ハゼ中・2ハゼ中)の写真(ハンドピックなし)
◆浅煎り・中煎り(1ハゼ中・2ハゼ中)で自家焙煎した感想
- 生豆サイズが小さめで、サイズのばらつきは比較的整っているものの、小さめのピーベリーが少し混ざっている。
- 欠品が非常に少なく、ハンドピックなしでも、焙煎素人でも、焙煎ムラになりにくい。
- 焙煎初期段階での鍋蓋の内側に付着する水蒸気が多い印象。ピーベリーが焙煎しやすい理由の一つとして、内部の水分が抜けやすいからではないかと想像した。
- シルバースキンの発生量が非常に少なくて、この点も焙煎ムラになりにくいポイントと言える。
- 豆が色づくのが早いが、1ハゼで音を立ててはじける豆がほとんどいない。水分が抜けやすく内部の圧力が上がりにくいのが理由ではないかと考える。
- 2ハゼはしっかりピチピチ音を立てて発生する。豆に統一性があり2ハゼラッシュが始まりそうなところで焙煎を止めた、【深入り手前の中煎り(2ハゼ中)】も今回はお試ししてみた。ここまで焙煎すると豆がしっかり膨らみ出して顔を近づけた時のガス感もすごかったので、しっかり品質管理されている生豆だと感じた。
- 浅煎りの風味は、「特有の酸味と苦みが特徴的で、浅煎りコーヒー豆に共通する特有の風味の他に甘みも感じられる」。
- ピーベリーを選んだことも理由として挙げられるが、高級豆を購入したときにそれぞれ個性的な酸味を多く含んでいるケースが多い印象。コロンビアのエメラルドマウンテンで感じたレモンティーのような酸味とは異なり、口の中できしむような感じはなく、後味のすっきりした飲みやすい酸味と言える。ただし、高級豆を浅煎りにして、あえてこの酸味を楽しみたいと思えるものではなかった。
- エチオピアのイルガチェフやインドネシアのマンデリン リントン ブルーバタックなどのこれまでの自家焙煎コーヒーで感じた紅茶感はなく、ブラジルコーヒーで感じられるごま油感に似た香ばしさと浅煎り感がほのかに感じられるのみで、浅煎りで際立つ良さはあまりない印象。
- 中煎り(1ハゼ中、YouTube動画の焙煎度)の風味は、「コーヒーらしい香りにコク・苦味・香りが現れてくるが少し味気なく、浅煎りの酸味がまだまだ印象的」。
- 焙煎を進めたことで、「ブルーマウンテン味」に近づいていることは実感できたが、酸味が残留していることにより、コーヒーとは少し違うテイストの飲み物となっている。冷めると酸味がさらにすっぱく感じられるが、嫌な感じはしない。
- 香りもコーヒーらしくなってくるが、酸味と浅煎り感が混ざってやや中途半端な状態。見た目で言えば、普段飲み慣れているバランス型のペルーコーヒーの好みの焙煎度に近いが、特有の風味がまだまだ薄いと感じられる。これは、かめが当サイトで比較している中煎り(1ハゼ中~2ハゼ開始前)よりも高い温度で焙煎しなければ、含有する成分のおいしい化学変化が起こらないためだと推測した。
- というわけで、中煎り(2ハゼ中)までお試しした結果の風味は、「濃厚なソースがかかった肉料理を彷彿させるおいしそうな香りと、濃厚なのにまろやかで優しい舌触りの上品なコク(うま味)。コゲや雑味とは違う特有の苦みがまっすぐに感じられ、甘みや酸味も程よく含まれているバランス型ごちそう系コーヒー」。
- これが「ブルーマウンテン味」で間違いなければ、かめとしては【ごちそう系の香り+上品なコク+特有の苦み】の印象である。この風味の組み合わせは、ジャマイカで栽培されているブルーマウンテンのコーヒー豆に含まれている成分でなければ、実現できない唯一無二の風味だと感じた。また、2つ目の【上品なコク】は、初めていただいたブルーマウンテンブレンドにおいてはほとんど存在しなかったので、【ピーベリー】ならではの良さではないかと考える。
- 高級豆をお試しした経験として共通して言えることだが、雑味がなく特有の風味がはっきりと感じられる。【中煎り(2ハゼ中)まで焙煎することで発現した他のコーヒーとは異なる風味】を、はっきりと識別することができたのはよかったが、かめの焙煎方法では若干のコゲ感を含んでしまっている。ハンドピックをすればさらにおいしくいただけるのかもしれない。あるいは、【ピーベリー】よりも酸味が控えめと思われる「ブルーマウンテンNo.1」にしておけばよかったのかもしれない。しかし、「ブルーマウンテン味」が何味なのか確かめる上で、【ピーベリー】はとても参考になったと感じている。機会があれば、間違いなく【ピーベリー】をリピートしたいと思う。
◆カルディコーヒーファームとの比較
ジャマイカ産のブルーマウンテンNo.1のストレート珈琲の取り扱いがありましたので、ホームページから紹介文や画像を引用します。
「No.1」全ての味わいが調和
言わずと知れた「ブルマン」。その味わいをそのままにお楽しみ頂けます。絶妙なバランスが贅沢なひと時を演出してくれます。
驚いたことに、ブルーマウンテンのストレートは、「マイルドカルディ」と同じような風味になっていました!!
今回試したブルーマウンテンピーベリーもバランス型ごちそう系コーヒーで間違いありませんでしたので、「マイルドカルディ」をさらにおいしくしたようなイメージなのかもしれませんね。
かめが今回お試しした自家焙煎済みコーヒー豆10gで128円、カルディコーヒーファームのブルーマウンテンNo.1が194円、そしてマイルドカルディが35円だとすると…
「ブルーマウンテン味」が何となく体感できたかめとしては、ブルーマウンテンNo.1を試さずとも「マイルドカルディ」を買い続けることで間違いないでしょう(笑)
◆まとめ
かめがずーっと気になっていた「ブルーマウンテン味」が、
バランス型のコーヒーのおいしさがより強化された風味
であることを今回体感することができました!!
超・高級コーヒーとして取引されているのも納得の風味でしたが、
「いつも飲んでいるオーガニックコーヒーに上乗せして支払ったお金に対して、おいしさが同じくらい倍増するのかといえば、それ程ではない」
というのがかめの結論です!!
※つるさん(当サイトのもう一匹の著者)は、かめがコーヒーを買う前からこの記事の結論を予想していたようです!!!
もともとインスタントコーヒーでも満足していたかめには、
【どんなに安価なコーヒー生豆でも、好みの焙煎度で自家焙煎するだけで、十分おいしいコーヒーになる】
という感覚があり、今回、超・高級コーヒーをお試ししたことで、その認識に間違いはなかったと確信しました。
最後に、
今回お試しさせていただいた【ブルーマウンテンピーベリー】は、酸味が少し強めですので、
深入り手前の中煎り(2ハゼ中)の焙煎度でいただくのがコクが際立ってオススメです!!
YouTubeで新登場する秘密道具の紹介
かめはコーヒー豆の粉砕に、ハリオのセラミックコーヒーミルMSCS-2Bを利用してきたのですが、
「二匹分の30gのコーヒー豆の連続粉砕によって発生する熱で、コーヒーの風味が損なわれているのではないか」
と考えるようになりました。
非常にコストパフォーマンスに優れている商品であり、すでに何個も購入していて、利便性を高めるために改造もしているのですが、ミルの部分の熱量を抑える改造には至っておりません(笑)
※上部に接続されたぶっとい鉄の棒の効果で、若干放熱性能がUPしている可能性はあります。
そこで、ミルに投入する前に簡易的な粉砕を行うのがよいのではないかと考え、ダイソーのニンニクつぶし(税込330円)に着目しました!!
ニンニクのように、コーヒー豆が手ごろなサイズで粉砕されて無数の穴から出てくればハッピーだったのですが、このままではイボイボにコーヒー豆が刺さるだけでうまく粉砕できません…(笑)
というわけで、楽しい楽しいDIYの時間です!!!
イボイボを覆うために工作用アルミニウム板をハサミで加工して即席カバーを準備してみましたが、途中で詰まってしまったので強力なクランプで押し込む必要があります。
完成した【コーヒーつぶし】で5~6粒の焙煎豆が楽々つぶせるようになりましたが、効果の程は謎です(笑)
一生の思い出になるように、
ブルーマウンテンピーベリーを本気で自家焙煎した様子をYouTube動画にしておりますので、当記事の冒頭に埋め込んだ動画を是非ご視聴いただければと思います!!!
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焙煎記録の続編はこちらの記事となります。
また、現在のかめの関心は、
【フェアトレード&オーガニック】のコーヒー生豆となります♪
かめの自家焙煎の方法は、こちらの記事で紹介しています。