紫外線対策グッツのUVカット率を検証

手持ちの紫外線強度計を使用して、身近な紫外線対策グッツの紫外線透過強度を測定し、UVカット率を算出しましたので記録に残します。

 

 

検証対象

今回のUVカット率の検証の対象は、以下の品々です。

 

 

1.UVカットキャスケット

どこに行くにもつるさんが常に利用している、つばが広く完全遮光がウリの帽子です。

 

 

 

2.UVカットフェイスカバー

UVカットクリームを使わずにちょっとしたお出かけがしたいときに、つるさんが利用しています。

キャスケットとサングラスも併用すれば、イスラム圏にもお出かけできそうです(笑)

 

 

3.日傘

つるさんが使っていた日傘が壊れたので、近くのスーパーで慌てて買ったものです。

裏側の生地が表と違って黒くなっていて、効果が期待できます。

 

4.サングラス(つるさん用)

つるさんは外出時は必ずサングラスを使用していますので、有名ブランドのものを購入しました。

 

 

 

5.サングラス(かめ用)

かめはサングラスをあまり使用する機会がないので、ノンブランドのものを試しに購入しました。

 

 

 

6.ブルーライトカットメガネ(つるさん用)

JINSさんのメガネフレームのラインナップが豊富でしたので、ハリーポッターになりきるためにラウンド形のフレームとブルーライトカットレンズのセットで購入しました。

※画像はJINSさんの販売サイトより抜粋
https://www.jins.com/jp/item/MTF-17A-048.html

 

7.ブルーライトカットメガネ(かめ用)

かめは頭でっかちなので、こちらもJINSさんのメガネフレームのラインナップに助けられました(笑)

ナイトユースタイプの色付きレンズとゴールドフレームを組み合わせた、ワルかめさんヤンキー仕様です♪

※画像はJINSさんの販売サイトより抜粋
https://www.jins.com/jp/item/MTF-17A-047.html

 

8.アルミホイル

UVカット用途としてのDIYでの利用はまだありませんが、11μmの厚さのアルミニウム箔の実力を確かめてみたいと思います。

 

9.アルミテープ(ダイソー)

窓断熱のDIYの際にUVカットの目的でダイソーの100円アルミテープを利用しましたが、そういえば、効果を確かめていませんでした。

 

※窓断熱のDIY記事は、こちらで紹介しています。

借り上げ社宅の大窓の断熱に挑戦!

 

10.保温アルミシート(ダイソー)

冬に活用されることが多い保温シートですが、一応、表面がアルミですのでUVカットの実力を試してみたいと思います。

 

 

紫外線強度の測定とUVカット率の算出

紫外線強度の測定には、過去の記事でも使用している紫外線強度計を使用します。

 

 

 

※過去の紫外線測定記録は、【計測】タグ(移動時はこちらをクリック)で一覧を確認することができます。

紫外線測定記録1(2019年3月9日@社宅)

 

紫外線強度計の検出部を太陽光に垂直に当てて、

①何も遮らないときの紫外線強度

②検証するもので検出部を覆った時の紫外線強度

を測定します。

 

また、(1-②÷①)×100%でUVカット率が算出されます。

 

試しにつるさん用のサングラスを使って測定してみます。

 

測定日時は2020年5月2日14時頃、天気は晴れ(やや雲あり)の状態で、

 

見事に紫外線を完全カットしています!

 

次に、ワルかめさんメガネを試してみます(笑)

 

 

Brilliant!

 

ブルーライトカットメガネは

紫外線も問題なくカットされていると考えても問題なさそうです!

 

 

同じ方法で、10個の検証対象の紫外線透過強度を測定し、UVカット率を算出した結果を以下にまとめます。

 

検証対象 ②紫外線
透過強度
[μW/cm²]
①紫外線
入射強度
[μW/cm²]
UV
カット

1.キャスケット 0 2.67×10³ 99.9%↑
2.フェイスカバー 67 2.03×10³ 96.7%
3.日傘 0 2.43×10³ 99.9%↑
4.つるサングラス 0 2.87×10³ 99.9%↑
5.かめサングラス 0 2.70×10³ 99.9%↑
6.つるPCメガネ 0 2.75×10³ 99.9%↑
7.かめPCメガネ 0 2.74×10³ 99.9%↑
8.アルミホイル 0 2.42×10³ 99.9%↑
9.アルミテープ 0 2.35×10³ 99.9%↑
10.アルミシート 159 2.40×10³ 93.4%

 

 

さすがに紫外線対策グッツとして売られているだけあって、

多くの商品で「紫外線測定不能≒UVカット率99.9%以上」の結果となりました!!

 

一方で、

フェイスカバーは蒸れないように通気性が考慮されており生地が薄く設計されているため、完全に紫外線はカットできていないことが考えられます。

販売サイトには「UVカット率98%」の記載がありますが、

何年もつるさんが利用し、洗濯した結果、カット率がやや低下したものとみられます。

 

つるさんの紫外線生態センサー的には、

「紫外線のダメージというよりはフェイスカバーの生地が肌にこすれる刺激」

が少し気になるようで、

96.7%のカット率でも紫外線からは肌は守られているようです!

 

※細かな穴が目立ち始めたらすぐに交換するようにします(笑)

 

 

少し残念でしたのは、11μmのアルミホイル箔が完全遮断であったにもかかわらず、

保温アルミシートが紫外線を透過させてしまっている点です。

 

これは、アルミホイルが圧延によって均一に引き延ばされて作られたのに対し、

保温アルミシートが断熱樹脂の上部にアルミニウムを蒸着して作られたことで膜厚にムラが発生しているためと考えられます。

 

紫外線対策のDIYにおいて、徹底的なUVカットを行う場合はアルミホイルかテープ、コストを抑えて広範囲のUVカットをほどほどに行う場合は保温アルミシートを利用したいと思いました!

 

早速、こちらの記事でアルミホイルを利用してロフトの暑さ対策を実施しています♪

アルミホイルでロフトの暑さを軽減

 

 

アルミホイルは一番安いですが、

強度がないため使用場所が限られます(笑)

 

今回購入したダイソーのアルミテープとアルミシートの比較においては、

テープの5cm×10m=0.5m²の総面積に対して、

シートが180cm×90cm=1.62m²と、約3倍の総面積がありますので、

UVカット率93.4%で問題なければシートがかなりお手頃ですね!

 

 

 

今回の測定&計算結果は、今後のDIYや紫外線対策の参考にしたいと思います♪