借り上げ社宅の最上階の部屋で雨漏りが発生し、あっという間にカビてしまいました…
大がかりなDIYができないため、かめ(当記事の著者)の頭で思いついた安直な防カビ断熱を記録に残します。
雨漏りとカビの発生状況
借り上げ社宅は鉄筋コンクリート造であり、内装は軽鉄を利用して石膏ボードと壁紙が張られている状態です。
※写真はユニットバスの天井の開口部から、壁の内部の鉄筋コンクリートを見ている状況です。
写真の通り、天井の角の部分の梁があると思われる箇所に雨漏りが発生し、その表面が黒くカビてしまっております…
この雨漏りをしっかり防ごうと思ったら、壁紙や石膏ボードを剥がして鉄筋コンクリートに止水処理を施すことになりますが、なかなか大がかりなことになりますね…
というわけで、
さらにひどくなって手に負えなくなるまでは、「簡易的な防水+カビ飛散防止処置」を施すことにしました!
工事開始
1.ニトリに行って2m超えの突っ張り棒を入手します。
ダイソーには2mまでしか突っ張り棒がなかったため、2.8mまで利用可能なニトリの突っ張り棒を使用しました。(税込999円)
※写真はこちらのニトリの通販サイトより抜粋しました。
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8542074s/
過去のDIYでも利用しましたが、両端の滑り止め効果が高く安心して利用できます♪
2.軽くて強度がある板を準備します。
突っ張り棒を板で押さえつけて、雨漏りとカビの発生を防ぐ発想ですので、以下の条件が求められます。
- 強度があってしならない
- 好きなサイズにカットできる
- 地震があった時に落ちてきても危なくない軽さ
家の中で探したところ、過去のDIYで利用した、
断熱材のスタイロエース-Ⅱに決定となりました(笑)
※スタイロエース-Ⅱのメーカーのデュポン・スタイロ(株)さんのサイトURL:https://www.dupontstyro.co.jp/styrofoam/spec.php
始めは雨漏りとカビを防ぐ予定でしたが、部分的な部屋の内断熱もできて一石二鳥となりました♪(笑)
3.テフロンシートを入手します。
【テフロンシートの表面にカビが発生しにくい】
ことは、過去のお風呂場の防カビの記事で検証済みです!
今回は過去のDIYの余りものの端材を利用しますので、材料費はタダです♪
※商品の詳細情報は、こちらのアズワンさんの通販サイトに掲載されています。
https://axel.as-1.co.jp/asone/d/7-358-02/
※メーカーであるニチアスさんでは、PTFEが【ナフロン】という名前で製造されています。詳しくはこちらで紹介されています。
https://www.nichias.co.jp/research/technique/pdf/373/05.pdf
スタイロエース-Ⅱの表面は断熱性能を高めるために、無数の微小な気泡が存在し、壁紙同様にカビが生えやすい表面構造と言えます。
そこでスタイロエース-Ⅱを天井に押し付ける面に、表面がつるつるのテフロンシートを挟み込んで、
【防水+防カビ】
の効果を付与します!
セロハンテープで両サイドをぐるっと1周巻けばズレ落ちなくなります。
また、突っ張り棒の押し付けに耐えられる強度はスタイロエース-Ⅱにはないので、表側にはダイソーの100均バインダーを挟み込みます(笑)
4.突っ張り棒で断熱材を突っ張って完成!!!
材料さえそろえば、かなり簡単に天井の雨漏りとカビの応急処置が可能です。
ここを塞いでも周辺やどこか他の場所がそのうち湿ってきそうな気もしますが、とりあえず仕上がりは良好です♪
※写真の右上に写りこんでいる黒いしみは、見なかったことにしています(笑)
感想
築18年の鉄筋コンクリート造の賃貸物件の最上階で、雨漏りが発生してしまっておりますので、
【長く住むには集合住宅の最上階はやめた方が良い】
というのが教訓となりました。
カビにはなっていませんが、ピンク色の接着剤か何かが壁紙に染み出している場所もありますので、住民が退居するタイミングで雨漏り補修と壁紙の張替えを行って凌いでいると思われます…
7階の傾斜屋根・ロフト付きのマンションの最上階ですので、気軽に屋外から補修を行うことができないため、屋上の雨水対策は建設時に十分に検討が必要ですね…
ひとまず、
致命的な雨漏りが発生するまでは、応急処置を行って大家さんを困らせないようにしたいと思います(笑)
関連記事
【その1:テフロンシートの防カビ効果はお風呂場で確認済みです。】
【その2:昔の社宅の天井で発生した結露とカビの処置です。】