社宅のリビングは北壁に発泡ポリエチレン、床にコルク層付きEVA樹脂を敷き詰めて断熱処理を行いましたが、一つ問題が発生しました。
それは…
断熱処理をした北壁の上の天井コンクリート部分に、
カビが生えだしたのです…
このブルーチーズはつるさんも食べられそうにないですね(笑)
原因は北壁周辺の温度が高くなったことで、空気中に存在できる水蒸気の割合(飽和水蒸気量)が増加し、鍋などで料理したときに発生した蒸気が天井で冷やされ結露したことが原因として考えられます。
断熱された壁部分のコンクリートの冷気が、天井部分のコンクリートに伝わってその部分の温度差が大きくなったことも要因として考えられます。
それにしても、
カビが生えると冷たい場所が分かって、かめは断熱のやりがいがあります!
※壁断熱の記事はこちらで紹介しています。
材料選定
今回の断熱材も、過去に何回も使用してきた発泡ポリエチレンです。
材料①発泡ポリエチレン
・TPES-1010W[TRUSCO製:ソフトタイプ 1m×1m×1cm 白色]
https://www.orange-book.com/ja/c/products/index.html?itemCd=TPES1010W+++++++++++++++++++++3100&q=TPES-1010W
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今のところ、
冷蔵庫の裏などの温かくて湿気がこもりそうな場所でも、カビが生えていませんのでカビ対策+断熱にはオススメです。
発泡ポリエチレンの貼り付け用に使用してきた防カビ材入りシリコンシーリングは、今回は試しにいつもと違うメーカーのものを使用してみました!
材料②シリコンシーラント
[積水フーラー製:防カビ材入り、透明]
メーカーサイトURL:https://www.sekisui-fuller.co.jp/product/building-construction/building/product/sekisui-silicone-sealant/
気のせいかもしれませんが、これまで使用してきたセメダイン製やボンド製のクリア色のものと比べると、若干透明度が高いように思えました(笑)
防カビ材の種類や量によって透明度が異なっているとも考えられますが、確認はできないので、DIYをしようと思ったときに安いものを今後も利用しようと思います。
施工方法
1.材料①の断熱材を適当なサイズにカットします。
今回はお風呂場の壁断熱で大量にカットした200×200mmのサイズのものを利用しました。
カットが少ないほうが断熱の面でも防カビの面でも良いので、がんばって施工場所の寸法に合わせてカットするのがオススメです!
2.材料②のシリコンを使って、カビが生えた天井部分にカットした断熱材を貼り付けます。
カビの上から隠すように貼ったので今回はシリコンを多めに塗っておきました♪
シリコンの注意事項としては、防カビタイプを使用していてもお風呂場などの湿度の高い場所では、界面でのちょっとした段差や溝にカビが生えてくることがあるようです。
今回は特に、結露を発生させる原因である温度差がシリコン部分に発生して、カビが生えやすい環境になっている可能性があります。
断熱材のすきまからはみ出したシリコンは、へらなどを使用してきれいにふき取りましょう!
3.端まできれいに敷き詰めれば完成です!!
これでおいしいお魚さんを安心していただけます♪
コンクリートも社宅の外壁からある程度の厚みがあれば部屋の空気の温度になじんでいきますので、天井のちょっとした断熱補強によりカビの発生は抑制できそうです。
感想
天井は上の階の方が部屋を温めていると思って無防備でしたので、今回は非常に勉強になりました!
今回の工事で、社宅の中で断熱が怪しい箇所は一通り断熱材を貼ることができました。
今後も
「カビが生えたところに発泡ポリエチレン戦法」
でカビと戦っていきますが、経年劣化や保守メンテナンス性について気が付いたことがあれば、また記録していきたいと思います。