オリジナルカレーシリーズの4回目の記事です。
前回試作したフィッシュカレーがつるさんに好評でしたので、今回は大量生産によるコスト削減を図ります!
材料を揃える
何回かフィッシュカレーを作っているうちに、つるさんのお好みの配合比率が分かってきましたので、前回紹介した時から比率を調整することにしました。
<フィッシュカレーのスパイス配合比率>
スパイス | 前回 (g) |
今回 (g) |
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1.コリアンダー | 50 | 200 |
2.クミン | 18 | 72 |
3.フェヌグリーク | 15 | 60 |
4.ターメリック | 3 | 40 |
5.レッドチリ | 12 | 40 |
6.ブラックペッパー | 15 | 32 |
7.カルダモン | 0.5 | – |
かめはレッドチリの風味が好きなのですが、入れすぎると辛さで他のスパイスの風味が分かりにくくなります。
そこで今回は、【韓国唐辛子】を使用しました!
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激辛チップスで有名な【ハバネロ】とは逆に、
カプサイシンの量が通常の唐辛子の1/5であるため辛さ控えめで、風味が豊かという特徴があります!
たくさん入れてもあんまり辛くならないので、唐辛子好きのかめの中でかなりブーミングしているスパイスです!
この香りがあれば【カルダモン】をあえて入れる必要もないと思い、今回は6種類のスパイスで大量生産を行います。
【韓国唐辛子】は572310.comさん、その他のスパイスはe-エスビーフーズさんの楽天市場でまとめ買いしました。
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<スパイス単価確認>
購入商品 | 購入価格 (円) |
購入単価 (円/g) |
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コリアンダー1kg | 808 | 0.81 |
クミン1kg | 1,569 | 1.57 |
フェヌグリーク1kg | 764 | 0.76 |
ターメリック缶400g | 758 | 1.90 |
韓国唐辛子500g | 1,598 | 3.20 |
ブラックペッパー100g | 266 | 2.66 |
合成購入単価(今回の配合比率) | 1.37 | |
【参考】インデアンカレー缶4kg | 8,271 | 2.07 |
※購入価格は楽天お買い物マラソン等のポイント割引分として0.85をかけています。
つるかめ家愛用のミックススパイスである【インデアンカレー】と単価を比較した場合、
【韓国唐辛子】と【ブラックペッパー】以外は手作りした方が安くスパイスが調達できると言えます。
また、今回の配合比率で6つのスパイスを配合した場合の合成購入単価は、
1.37円/gとなり、まとめ買いのインデアンカレー缶4kgよりはるかにお買い得です!
料理に便利な個装分けのミックススパイスは、インデアンカレーよりもさらに高いとおもいますので、
真のカレー好きにはホールスパイスまとめ買い・粉砕習慣が必須ですね!!
カレースパイスをたくさん作ろう
材料を大量に購入しましたので、カレースパイスをたくさん作りたいと思います♪
<手順>
1.スパイスを用意する。
スパイスの配合比率は先ほど紹介した通りです。
インデアンカレー400gの空き瓶にMAXまで詰められる444gを準備しました。
2.粉砕するスパイスを軽く炒める。
香りを引き立たせるとともに、湿気を飛ばすことで粉砕するのが楽になります。
つるかめ家にあるフライパンでは200gの【コリアンダー】が限界です(笑)
こちらは【クミン】と【ブラックペッパー】です。
【フェヌグリーク】は、
そのままではとても硬くてスパイスミルが回しにくい点と、
炒めると非常に香ばしくなる点から、少しこんがりするまで炒めるのが良いです。
3.ミルと電動ミキサーで粉砕する。
前回のオリジナルカレーで使用したコーヒーミルを改造して、スパイス専用のミルを自作しました。
※自作ミルの詳細はこちらの記事で紹介しています。
自作ミルには以下メリットとデメリットがあります。
○:フライホイール搭載で硬いものにつっかかったときのトルク変動が緩和される。
○:電動ミキサーのように高速回転しないので、風味が飛びにくい。
×:スパイスの水分量が多いとミルの粉砕部分が目詰まりを起こし、粉砕が進まなくなる。
×:大量のスパイスを粉砕するのに時間がかかる。
前回スパイスをミックスした時につまりが発生したのですが、
原因は【フェヌグリーク】の硬さではなく、【コリアンダー】の種子の内部の水分でした。
自作ミルは【フェヌグリーク】の粉砕用に利用し、
電動ミキサーで【コリアンダー】【クミン】【ブラックペッパー】を粉砕することにします。
自作ミルで静かに粉砕した後の、【フェヌグリーク】のとんがりコーンのような香ばしい香りがたまらないです♪
つるさんの実家にあった電動ミキサーを利用したところ、市販のカレー粉のように完全に粉々にすることができず、粒粒が残ってしまいます。
細かく粉砕されたものはザルでふるいにかけ、残った粒を繰り返し電動ミキサーで粉砕します。
手持ちの電動ミキサーでは何度やっても、【コリアンダー】の種子の内部の粒と【ブラックペッパー】がやや荒削りとなって残留してしまいます…
しかし、
その粒粒を噛んで食べる感じが意外にもつるさんに好評でしたので、あえてスパイスを頑張って粉々にしない楽しみ方に気付きました!(笑)
4.全てのスパイスをビンでミックスして完成!!
ビンに順番に詰めていきますと、地層のように積載したカラフルなスパイスが楽しめます(笑)
かき混ぜて…
インデアンカレーと比較。
インデアンカレーは、【ターメリック】が多く含まれていることに加えて、【チンピ】(みかんの皮)も含まれており、黄色・オレンジ色が強いですが自作カレーはベースの【コリアンダー】の色が強いですね。
試食&感想
【韓国唐辛子】の唐辛子の風味と【フェヌグリーク】の香ばしさがきいた、オリジナルフィッシュカレーの大量生産ができました!
つるさんの食欲が爆発して、かめスパイス工場は毎週フル稼働中です(笑)
正直、この2つのスパイスはカレーに入れなくても、ふりかけとして単独でも楽しめると思えるほどかめは気に入っています。
しかも、【フェヌグリーク】の購入単価は今回のスパイス中最強の0.76円/g!!
たくさん作ってストックしておきたいところですが、
今回の自作カレーを444g(1ビン)作るのに準備・片づけ含めて2時間かかりましたので、節約になっても労力はなかなかです…
※それをつるさんは1週間でたいらげてしまうのです!(笑)
将来のつるかめハウスには、スイッチ1つでコーヒーやスパイスが簡単かつ大量に粉砕・配合される発明品を搭載したいところですね!
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