フランツ・レハール(1870~1948)は、オーストリアではとても有名なハンガリー出身の作曲家。湖上音楽祭「メルビッシュ音楽祭」では、レハールのオペラ作品は主要なレパートリーとなっています。
レハールはオペレッタおよびワルツの分野で活躍しています。オペレッタとは、3幕の短いオペラです。
メルビッシュ音楽祭の主要な演目であり、かつレハールの出世作である「メリー・ウィドウ」や、同じくメルビッシュ音楽祭の主要な演目である「微笑みの国」を含め、15以上のオペレッタが残っています。
メリー・ウィドウの記事です↓
さて、ワルツの話に戻ります。
レハールのワルツは主にオペレッタ※用のワルツです。従って、管弦楽曲用のワルツとしての作品は少数です。その中でも、「金と銀」のように管弦楽用のワルツで有名な作品もあります。
※オペレッタとは3幕以内の通常より短いオペラのこと
「メリー・ウィドウ」以降のレハールの人気ぶりから、レハールがシュトラウスⅡ世のライバル※だと言われたこともあったそうです。
ヨハン・シュトラウスⅡ世(1825~1899)の皇帝円舞曲をレハールが無断で編曲・演奏したことで、シュトラウスⅡ世を怒らせたという逸話もありますが、二人の仲についてはよく分かりません。
※レハールは、ヨハン・シュトラウスⅡ世より45歳年下であることから、本記事のタイトルではレハールをヨハン・シュトラウスⅡ世の「後継者」と勝手に表現させて頂きました。
いつかメルビッシュ音楽祭でも鑑賞できたらと夢見るつる(筆者)であります。
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