ラフマニノフの「愛の悲しみ」「イタリアン・ポルカ」「パガニーニの主題による狂詩曲」と並び、感情的な曲だと思います。
哀しみだけではなく、愛への憧れが表現されているのが魅力です!
ラフマニノフは、作曲、指揮、ピアノ演奏のいずれの分野でも活躍していましたが、1917年ロシア革命によるロシア出国後は、作曲はあまりせず、ピアノ演奏中心で活動しました。
しかし、アメリカに活動の拠点を移した後も、祖国ロシアへの思い入れを強く持っていました
そんなラフマニノフがアメリカ移住して間もない、1921年にアメリカで編曲したのが「愛の悲しみ」です
あくまでも仮設ですが、ロシアへの愛を歌に込めたのかな、とつるは思いました
曲を聴くと分かるのですが、ラフマニノフの愛の悲しみは「哀しみ」だけではなく、「夢と憧れ」を表す部分があります。
いつか祖国に帰れるんだという、明るい気持ちを忘れないんだ、と曲が代弁しているようです
よって、演奏の際には、この「哀しみ」と「夢や憧れ」、各々を意識して演奏するのがコツだと思います。
ヴァイオリン演奏はこちら↓(0.85倍速位が丁度良いと感じます♪)