恐竜好きで遊園地好きのつるは、ジュラシック・パークの大ファンです！そんなつるですが、こちらの映画は当初拒否反応がありました。

この映画はタイトルで明らかなように恐竜を噴火寸前の島から救出するという筋書きです。

つる（筆者）が理想とするのは、鬱蒼とした緑の中に住む恐竜たちで、言い換えると、恐竜+彼らのリアルな生息地のワンセット。現代にある道路をのしのし歩く恐竜ではありません。

ロストワールドでも、最後に恐竜が本土に連れ込まれる場面があるのですが、スピルバーグ監督は、観客はこの場面を期待しているのだとインタビューで話していましたが、つるは真逆でした。

つるが監督ならあの最後の一連の場面は挿入していません。ただ、恐竜をリアルティに描く努力が半端ないことを知っているので、つるの拒否反応も隠れてしまいまいました。

今回の映画も同様でした。ただ、この映画が良かった点は、科学技術をどのようにコントロールするか、という倫理の問題を真摯に考えさせるところです。恐竜を連れ出したからには、こういう問題まで踏み込んだほうが良いと思ったのです。

特に、クローン人間である少女が自分の責務であると宣言し、恐竜を救う場面は、リアリティが半端なかったです。（確かに、クローン人間がいたら、同類であることを理由に、他のクローン動物の味方をし出すかもしれません）

つるは映画に疎いので、このような筋書きが他に有るのか無いのか分かりませんが、ここの場面考えた人の力量に脱帽です！

ジュラシック・ワールド３が待っているようなので、ジュラシック・パーク時代からの良い頭の切り替えになったと思います。