ステンレス針金を用いたそば押し出し器の自作【□1.72mm角】

ダイソーのステンレス針金とベーキングガンを利用して、細麺のそばが押し出せる押し出し器を自作してみました。

※当記事はYouTubeに関連動画を公開しています。

 

押し出しディスクの細麺化

ダイソーのベーキングガンを改造して玄挽き・粗挽き・十割そばが、自宅で簡単に作れることは過去の記事で確認済みです。

 

超高分子量ポリエチレン繊維を用いて作成した押し出しディスクは、3mm間隔で格子が形成されており、

【□約2.5mmのそばが一度に112本】

押し出されます。

 

1辺が約2.5mmのそばをゆでますと約3mmほどのそばにゆで上がり、一般的なそばより太麺の仕上がりとなります。

 

今回は、ダイソーで売られている最も細いΦ0.28mmのステンレス針金を利用して、□約2mmの格子を形成し、

【□約1.72mmのそばを一度に256本】

押し出すことを試みます!!

 

何も考えずに設計しましたが…

256は2の8乗じゃないですか!!

 

 

Brilliant!!!

 

ワルかめ製麺 押し出しディスク開発
1.押し出しディスクをくり抜きます。

ひとまずカッターで穴を広げていきます。

 

ポリプロピレンは丈夫な上にしなやかさがあるので、押し出しディスクに格子を張り巡らせても割れることがありません。

 

 

2.縫い針とペンチで針金を通す穴を開けます。

ドリルによる穴あけも考えましたが、穴を極力小さくしてそばの漏れを防ぎたかったので、強引に縫い針とペンチを使って穴を開けました。

 

これ以上細い穴は開けられないでしょう!(笑)

 

 

3.針金を一方方向に通線します。

超高分子量ポリエチレン繊維とは違ってステンレス針金は金属材料ですので、一度曲げてしまうと形が決まってしまい、いくら強く引っ張っても張力を保つことが難しいといったデメリットがあります。

 

こんなゆるくて大丈夫なのか心配でしたが、次の工程で別の難しさが見えてきました。

 

 

4.針金をもう一方の方向に通線します。

交互に針金を編み込んでいく作業ですが、超高分子量ポリエチレン繊維を縫い針で編んだ時と比べるとはるかに大変な作業となりました…

  • ピンセットを使った作業で力が入りにくい。
  • 最初にゆるく張ったもう一方の方向の針金に柔軟性がなく、隣と上下を入れ替えて互い違いに編み込むと、押し戻されてまっすぐ通線できない。
  • ステンレスが固く、少しでも失敗して跡が付くともとの形には戻らない。

 

何とか編み上げましたが、格子の大きさにややバラツキがあり、ポリプロピレンが変な力を受けて馬の鞍みたいに歪んでいます(笑)

 

繊維の方がきれいに整った格子を形成しやすいですが、

押し出し器に強引に装着したときの強度はステンレス針金に軍配があがります!!

 

 

玄挽き十割そばを充填して押し出そう!

今回は使用する玄挽きそば粉を北海道産から長野県産に、そして、粗挽き30メッシュから標準的な50メッシュのものに変更しました。

 

というのは、押し出し製麺においても粗挽きの方がそば打ちの成功率が低くなるので、ゆでた時に短く切れないように50メッシュに変更しています。

アルミの真空パックになっており、鮮度に気を遣っていることが伺えます♪

 

こちらの長野県産のそば粉は前回の北海道産の玄挽きそば粉よりも茶色みががっていて、

個人的な感想としては北海道産のものより美味しいと感じました!!

 

水分を多く含んでいるためか、固まりになって出てきました。

 

水分量を前回よりも減らして、

【そば粉100g-水48g】

で練り上げていくと、やはり、30メッシュより50メッシュの方が表面は滑らかな印象です。

 

□約1.72mm-256本同時押出も成功しました!!

 

角が若干毛羽立ちを起こしているのは、ステンレス針金同士の段差によるものと思われますが、許容範囲です!!

 

十分な強度がありますので、ゆでても麺の形状を保っています!!完成です!!!

 

 

感想

押し出しディスクの細麺化に成功したことで、自家製玄挽き十割そばのメリットがより強く感じられるようになりました!

  • 乾麺よりもゆで時間がさらに短縮されて、よりエコに
  • ゆで時間短縮によりそばの風味の消失を抑制
  • ゆで時間短縮により旨み成分・栄養成分の熱による変質も抑制
  • 人力による押し出し製麺は水分量が多く、太麺では歯に詰まってしまうが、細麺化によりほとんど詰まらなくなった。

 

嬉しくなって、早打ちタイムアタックに挑戦したところ、

冒頭のYouTube動画の通り、9分で材料の計量からゆでまで完了させることができました!

 

 

また、【歯に詰まる問題】の改善をモチベーションに細麺化を行った背景があったのですが、舌で麺を転がしているときの

【くちどけ感とそばの風味】

が細麺の方が際立っていて、かなりおいしい食べ方であることに気が付きました!

 

つるさん(当サイトのもう一人の管理人)は太麺の方が好きなようですが、ゆで時間がどうしても長くなってしまうので、

【そばは極力細くして、弱火でサッとゆでる】

ことが、今ではかめの中での最善のそばの調理方法となっております!!

 

 

恐らく、

かめのDIYによる人力押し出し器ではこれ以上十割そばを細くできないので、

これより細い玄挽き十割そばを提供できるそば職人に出会えることを楽しみにしたいと思います♪

 

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