ドビュッシー「もう家のない子のクリスマス」

今日は、ドビュッシー晩年の歌曲を紹介します。
戦争が子供たちの生活に影を落とす時代が赤裸々と語られています。

ドビュッシーが亡くなる2年前の1916年の歌曲です。
この頃、第一次世界大戦で、フランス対ドイツと4年に渡る消耗戦が行われ、大きな被害を受けました。

この曲では、戦争に対する怒りを子どもの立場に立って訴えました。

ドビュッシーが可愛がっていたという娘の未来を想って作詞したのだと思われます。