「ノクターン(夜想曲)」(1892)、夜にリピートして聞いていたらお気に入りになり、ドビュッシー・ピアノ名曲集2を購入、昼夜問わず練習しています!
ドビュッシー「夜想曲」の楽譜について
この夜想曲が収録されているピアノ本は2冊のみです。そのうちの1冊がドレミ楽譜出版社の『ドビュッシー・ピアノ名曲集2』です。(もう1冊がハンナ(ショパン)『実用版 ドビュッシー ピアノ作品全集02/小品集1』でした。楽天で送料無料で注文できる店を探したところ、こちらを見つけました。
注)ドビュッシーの夜想曲には、ピアノ曲とば別に管弦楽のための夜想曲(「3つの夜想曲」)もあり、こちらの楽譜が多数販売されている。
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クロード・ドビュッシーの前半生の集大成「夜想曲」
クロード・ドビュッシーは22歳の時、カンタータでローマ大賞※を受賞した、早咲きの音楽家※です。
26歳でバイロイト訪問(1888年)、翌年にはパリ万博見学(1889)など若くして刺激的な経験にも恵まれます。そして28歳で「アラベスク」「月の光」「夢」など名作を立て続けに作曲。
それから2年後の30歳でドビュッシー唯一のノクターン(夜想曲)として本曲を作曲します。
※ローマ大賞は1663年に仏ルイ14世によって創設された芸術家のための国内独自の奨学金制度。3~5年間ローマに滞在する権利が与えられる。
※ドビュッシーが若年の頃に影響を受けた音楽家にチャイコフスキーがいます。両者は、フォン・メック夫人という富豪から資金援助を受けていたことで交わるようになったそうです。
「アラベスク」についての記事です↓
「夢」についての記事です↓(「亜麻色の髪の乙女」は48歳の時の作品です)
ノクターン(夜想曲)というジャンルについて
ところで、この曲があまりにもノクターンのタイトルに合致していると思ったので、念のため、コトバンクでノクターンの意味を調べてみました!
(以下、引用)
「主としてピアノのための、夜の情緒を表す叙情的な楽曲。ショパンの作品がよく知られる。夜想曲。」
ノクターンは、ショパンの作品(1番、2番、8番)を練習しました。
ショパン・夜想曲第8番↓↓
ショパンのノクターンは、繊細で美しく、また曲の登場人物としては孤独に物思いに耽る人を思い浮かべます。
一方、ドビュッシーのノクターンを聴いていると、夜の風情や情緒そのものが鮮明に映し出されるのです!
周囲の登場人物がいない感じがして、聴いている側としては、自由な気持ち・思いで聴けるところが良いと思います。
このように、ドビュッシーは、聴いたものを素のままに音にすることに長けている作曲家です♪
ドビュッシーの管弦楽曲「海」もおすすめです↓
曲の難易度について
聴いた感じよりも、実際に弾いた感じのほうが断然楽でした。
始まりの速度記号は、Lent(ad libitum)です、日本語訳すると、遅く(自由に、任意に)となります。確かに、ゆっくり自分のペースで弾いても退屈させない曲だと思います。
中間部の、32~54小節目は、Allegretto(♩=♪ precedente)で、日本語訳はやや速く(前の2倍の速度)に変化しますが、再び元の速さに戻ります。
思っている以上に短期間で仕上がると思うので、ドビュッシーの惹かれた方は、是非挑戦してみてください!