ドビュッシーは「アラベスク」は生涯弾き続けたい一曲です!
アラベスクは「アラビア風の」という意味で、
左手の滑らかな動きがアラビア装飾の特色である幾何学模様や花とその蔓の模様を表現しているということです。
ドビュッシーは自由で技巧的。印象主義の枠には収まらない珠玉の曲を生み出しました。←大絶賛!
ドビュッシーが他の印象主義音楽家より優れている点は、目や耳で聞いたものを音に置き換えようと力を注いできたという点だと言います。
ところで、ドビュッシーは、世界各地を旅したいと思っていたそうです。この「旅」というのには、当時の一般的な文化人が考えていたであろうヨーロッパの文化都市に留まらず、関心は非ヨーロッパ世界、すなわちアジアや中東、西アフリカに広がっていたと思われます。
例えば、代表作「塔」では、アジアの建造物をイメージしたと言われています。
アラベスクを弾くと、音楽を通して、世界を旅しているような気分になります!