【映画鑑賞】Coming Home

1998年にイギリスでテレビ放送されたドラマで、
登場人物も舞台もイギリスで、美しい自然が映像を通して楽しめます

<テーマ(主観)>

第二次世界大戦(戦争)が人々に与えた(与える)深い悲しみ、
そしてそれを乗り越えていく力を人間の偉大さのようなものが描かれています

<概要>
Keira Nightley(途中からEmily Mortimer)演じる少女Judithが、寄宿学校に入るところから始まります
また、その間、両親と妹は父の仕事の都合でシンガポールで過ごすことになります

寄宿学校でお転婆な女の子Lovedayと出会い、親友になり、毎年学校が休みの時には、Lovedayの邸宅で過ごすようになりました。

Lovedayの家族はJudithをまるで家族のように温かく迎え入れます
そして、JudithはLovedayの兄であるEdgarと恋をしますが、
ちょっとした気持ちのすれ違いが喧嘩に発展し、JudithはそのままLovedayの邸宅から飛び出していきます

年月が経ち、Edgarと再会したJudithはプロポーズを受けますが、恋心が覚めてしまったJudithはYesと言うことができません
その後、Edgarは戦地に赴きます
EdgarとJudithの結婚を望んでいたEdgarの母親から、Edgarが戦地から帰ってきたという知らせを聞いたJudithはプロポーズを受けいれるつもりだったのですが、Edgarは失明したことにより強くショックを受けており、二度目のプロポーズはありませんでした
その後のJudithは失望している暇なく、家族の消息を掴むために奔走します
家族の消息が掴めない苦しみを抱えながら、Lovedayの家族と親しい医師のJeremyとの間に新たな恋が芽生えます

一方のLovedayはかつての恋人Gusと音信不通となり、
戦地で亡くなったと考え、恋はないが、優しく思いやりのある男性と結婚する

やがて戦争が終わり、平和な時代がやってきますが・・・
戦争はJudithとLoveday一家に深い傷跡を残します

Lovedayはかつての恋人Gusが生きていたことが分かり、
Gusが死んだと決めつけ結婚に踏み切ったことを後悔します

Judithは、妹Jessと再会したものの、
妹の精神状態はボロボロで、言葉さえ発しません

そんな二人ですが、それぞれの困難に向き合い、
正しいと信じる道に向かって進んでいきます

Gusと再会したLovedayは、Gusに家族の元に戻るよう説得され、
家族の前では普段通りを装います

ある日、JudithがJessを連れて病院を訪れたところ、
戦中に心を許したJeremyが現れます(偶然の再会!)
まだお互いに好意を持っているものの、
音信不通であったために、ぎこちない再会ではありましたが、
Jessの回復を見届けた二人は、愛を誓いあいます

<感想>
この映画の中心的出来事に戦争という悲しいものがありますが、
戦中の焼け野原のような映像は全然でてきません
そして、戦前・戦後の映像はと~っても美しいです

ちなみに、過去の時代を扱った映画のジャンルを英語ではhistorical period dramaという呼ばれるそうです
また、その中でも、過去のイベントを忠実に描こうとしたものをdocudramaと呼ぶそうです
この映画もdocudramaに近いのかなと思います!

また、登場人物たちの優しさと愛に満ちあふれた映画でもあります
ほっこりしたいとき、落ち着きたいときにまた見たいです!
ブログを書いてて知ったのですが、続きの物語があるそうなので見なきゃ!