アルミワイヤーを利用した座布団の通気性の改善

これまでアルミを利用した超冷感座布団のDIYに励んできましたが、おしり周りの通気性が悪く、べたつきを感じるといった問題点がありました。

今回は通気性を極限まで高めたアルミ座布団を作ってみましたので、紹介したいと思います♪

 

※前回の記事はこちらです。

超冷感★アルミデスクとアルミ座布団の融合

 

アルミ座布団がべたつくメカニズム

これまで作成してきたアルミと強制冷却ファンを利用した座布団の冷却性能は、すでに最強クラスとなっております!!

 

おなかが急激に冷やされて、トイレに行きたくなるレベルです…(笑)

 

冷却性能は申し分ないのですが、

座っていると次第におしり周りがべたついてきて、不快感を感じるようになります…

 

この原因を以下の通り考察しました。

  1. 肌から発せられる汗などが乾燥せずに滞留する。
  2. アルミという金属材料に調湿効果は期待できない。
  3. 体が冷やされることで血流が悪くなり、肌が充血してかゆくなる。
  4. アルミフレームやワイヤーが固くて凸凹しているため血流が悪くなる。

 

 

前回まではアルミワイヤーを糸で縫い合わせた座布団を敷いていただけでしたが、

これでは強度が不足しており、おしりやももの肉がその下の金属フレームに食い込んでいました…

超冷感★冷却アルミ座布団を作ろう!【裁縫編】

 

そしてその改善策として、かめが提案する方法がこちらです!!

  1. アルミワイヤーを利用することで熱伝導と通気性を両立させる【採用済】
  2. 強制冷却ファンにより放熱性・通気性を改善する【採用済】
  3. アルミワイヤーを格子状の金属フレームに強力に巻き付けることで、固い凸凹を減らし、接触面の血流を改善する【今回の改善】

 

今回は格子状の金属フレームにアルミワイヤーを隙間なく強力に張り巡らせることで、

【座布団の平坦化と強度UP】

を目指します!!

 

 

工作開始
1.木製の椅子とG-Funアルミフレームで架台を組みます。

前回はG-Funアルミフレームのみで低い位置に座面を設けましたが、足が曲がった状態で長時間座ると血流が悪くなることが考えられました。

 

そこで今回は、家にあった木製の椅子の座面と背もたれを取り除いて、G-Funアルミフレームと融合しました!

 

G-Funアルミフレームは少し割高ですので、これなら必要最低限の材料でも安定感抜群です♪

※G-Funの紹介サイトはこちら
https://g-fun.jp/about/

 

 

2.マルハニチロラジエータを座面の直下に仕込みます。

超冷感★冷却アルミデスクで自作したラジエータを、アルミデスクではなく座布団の下に仕込みます。

超冷感★冷却アルミデスクを作ろう!

 

※互い違いに敷き詰めるとアルミ蓋の充填率がUPします。

※釘バットのような、危険な雰囲気がたまらないですね(笑)

 

片側で161枚-483gの蓋が必要でしたので、もう少しマルハニチロさんの「釧路のいわし 水煮」の缶詰をいただきたいと思います!

 

 

 

蓋ラジエーターを取り付けたアルミフレームは高さがUPしますので、カッターで切断したアルミホイルで他のフレームとの高さを合わせます。

 

通気性を確保しつつ、アルミを各所にふんだんに盛り込んでいきます!

 

 

3.強制冷却ファンをラジエータの直下に仕込みます。

自作PCのCPUクーラーのように、ラジエータ+冷却ファンの構成でおしりとももを急激に冷やします。

前回はUSB充電器のDC5V出力でDC12VのPC用冷却ファンを8台回しましたが、真夏においては明らかなパワー不足に陥りました…

 

ということで、

今回は自宅にあった【お風呂の水を洗濯に利用するための家庭用ポンプのDC12V電源装置】を転用して、ファンのパワーアップを図りました!!

※リンク先の(株)工進さんの家庭用バスポンプの最新機種KP-104は、電源装置がDC11Vになっていました…
https://www.koshin-ltd.jp/products/95.html

 

8台→5台に減らしましたが、DC5V→DC12V定格運転の冷却ファンはパワーが違います!

 

しかも、3つのスイッチで風量の5段階調整が可能です(笑)

 

 

4.ダイソーでアルミワイヤー座布団の材料を揃えます。

【格子状の金属フレーム】としてかめが注目した材料は、ダイソーの「ワイヤーネット」です。

 

前回のアルミ座布団は、これにおしりの肉が食い込んで痛かったので、表面にアルミワイヤーを張り巡らせて、

【ハンモックのように滑らかな曲線】

を作り出すことが今回の狙いです!

 

欲張って一番大きいワイヤーネットを購入したところ、見事にかめのおしりの重みで陥没しました(笑)

 

ワイヤーネットの中央の細い部分は強度がないため、細長いワイヤーネットを2枚組み合わせて外枠の太い部分の強度を利用することにしました。

 

アルミワイヤーは、裁縫編で利用したダイソーのアルミワイヤーを買い足して9巻き利用します。

超冷感★冷却アルミ座布団を作ろう!【裁縫編】

 

 

5.ワイヤーネットにアルミワイヤーを編み込みます。【重労働】

そのままぐるぐる巻きにしてもアルミワイヤーがずれて隙間になりますので、ワイヤーネットの格子に

【アルミワイヤーを切断せずに】

編み込んでいきます!

 

きれいな平面を作り上げるために、

【かなり力を込めて引っ張り上げないといけない】

ため、プレゼントのために毛糸を編むような裁縫のノリではなく、肉体労働の覚悟が必要です(笑)

 

締め付けが十分であれば、ワイヤーネットの裏面側が浮かび上がってアルミワイヤーに常に張力がかかった状態になります。

 

Φ1mm-長さ18.8mのアルミワイヤー1巻きをワイヤーネットに編み込むのに3時間かかりましたので、9巻き分でおよそ27時間かかりました…(笑)

 

できあがったときは、かなり感動しました!!

 

 

6.連結して乗せれば完成!!

乗せるだけで完成するお手軽感はまさに【座布団】

 

背もたれには【プロトタイプのアルミ座布団】が奇跡的にジャストフィットしており、こちらも奇跡的に乗せるだけで完成しました(笑)

超冷感★冷却アルミ座布団を作ろう!

 

ももの裏側を乗せる部分が椅子の端で凸になっていますので、下部のアルミフレームに沿って軽く曲げておきます。

 

編み込んだアルミワイヤーがきれいに整列しており、凸凹の少ない滑らかな座面が完成しました♪

 

 

感想

アルミ座布団の通気性を改善したことで、

おしりが全くむれなくなりました!おめでとう!!

 

しかも、【金属製の座布団が固くて血流が悪くなる】という問題点も、

ワイヤフレームに張り巡らせたアルミワイヤーのしなやかさにより、かなり改善されています!!!

 

かめのおしりとももの肉が優しく包み込まれて、とても喜んでおります!!(笑)

 

 

このアイデアはもはや商品化してもいいレベルと思っていますが、

【DIYで自分の体に合わせて作り込める】

ことに意味があると感じています。

 

 

ひとまず、納得いくレベルまでアルミ座布団が仕上がりましたので、
【真夏をエアコンなしで越すことができるか】
今年も挑戦してみたいと思います!!

続編

今度こそ間違いなく、【最終形態】です!!

PPAPで作る?!「超冷感❄冷却アルミ背もたれ」にかめも青ざめる!!!