かめ(当記事の著者)のコーヒーの嗜好がモカ系であることが分かってきましたので、
モカの中でも【レケンプティ】と呼ばれる商品を浅煎り・中煎りでお試ししてみることにしました♪
商品紹介
珈琲問屋さんのモカ・レケンプティの生豆を楽天市場で購入しました。
※かめが2021年6月に購入した時点では2055円でしたので、当記事を書き上げた2022年3月までにかなり値上げされていて驚きました!!
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商品の概要および画像は、珈琲問屋さんの焙煎済のコーヒー豆の販売サイトからそのまま抜粋させていただきます。
野性的なエチオピアモカコーヒー
エチオピア西部ウォレガ地方の産出品であるモカレケンプティは、野性的な栽培をされているため、独特の風味をもっています。エチオピアの非水洗式精製コーヒーは品質に多少のブレが生じがちですが、本品は品質的には安定している地域です。
モカ特有の果実ような芳醇な香りで甘く、フルーティーなアロマを感じます。とても柔らかな酸味をもち、上品で甘美な味わいが堪能出来る逸品です。
「エチオピア西部ウォレガ地方」をGoogleマップで探してみましたが、ヒットしなかったので、こちらのミカド珈琲さんのサイトよりきれいな地図を抜粋させていただきます♪
かめが好きなモカである【イルガチェフ】よりも北で生産されているのですね。
【レケンプティ】はかめが定期的に購入しているオーガニックコーヒーよりも高価ですので残念ながらリピートには至りませんが、一杯100円で提供されている市販の挽きたてコーヒーを84杯(1kg生豆をかめが自家焙煎した際に飲める量)購入するよりもはるかに安価ですので、生豆&自家焙煎のお買い得感は健在です♪
※ハワイコナやブルーマウンテンは1kg生豆でも1万円を余裕で超えてきますので、自家焙煎でも手が出せませんね…
※愛用しているオーガニックコーヒーはこちらの記事で紹介しています。
これ以上コーヒー豆の価格が高騰しないうちに、自家焙煎でどんどん味比べして記録に残したいと思います♪
焙煎結果
◆1kgパック・生豆・浅煎り・中煎りの写真(ハンドピックなし)
※同時期に珈琲問屋さんで購入した【エメラルドマウンテン】も、最初の2枚の写真に含まれています。
◆浅煎り・中煎りで自家焙煎した感想
- 生豆サイズは小さめで欠品が多い。
- 色合いが様々な豆があることで、焙煎ムラがなかなか発生する。
- 浅煎りの風味は、「モカを象徴する苦みと香り、控えめな酸味、かすかなアフリカ系のフルーティーな香り」。
- かめは焙煎を深めなくても感じられるモカ特有の香ばしい香りと苦みが好きだが、レケンプティはそれがまっすぐに感じられる。モカ・シダモを浅煎りで試した際には、熟れたバナナやドリアンのようなフルーティーな香り(アフリカ系のコーヒーでよく感じられる香り)が含まれていたが、レケンプティはその香りが控えめである。モカの風味が浅煎りでもしっかり感じられるためか、浅煎り特有の生焼け感も気にならない。
- 中煎りの風味は、「より研ぎ澄まされたモカを象徴する苦み」。
- 酸味や雑味が消失して、浅煎りよりも苦みが際立っている。かめの思い出の中では【ベストコーヒー】である。
- 浅煎りからの変化があまりないため、焙煎ムラが風味の上であまり気にならない印象。一方で、中煎りより焙煎を進めるとコゲたような風味が感じられるため、ハンドピックを行って取り除くか、焙煎を深め過ぎないことが望ましい。
- コク(旨み)や甘みは控えめ。特殊な香りもないため、時間経過や温度変化による風味の劣化があまりないように思われ、水筒に入れて遠足に持って行ったときもおいしいと感じた。
- 際立つ苦みとほのかに香るアフリカ感を楽しむイメージであり、後味もしつこくなく非常に飲みやすい。一方で、コーヒーらしい香ばしさとは少し異なり、苦みが主体の単調な味のため、飲み慣れたコーヒーの風味がするブラジルや、苦みだけでなくコク(旨み)が強いコロンビアやマンデリンなどと比べると、やや物足りない印象。
- 珈琲問屋さんのサイトで掲載されている、酸味★★★、苦み★★、甘み★★★★、コク★★★★、香り★★★★と、かけ離れた感想となってしまった。浅煎り・中煎りでいただくことが多いかめには、コーヒー屋さんの評価よりも酸味が弱く(↓)、苦みが強く(↑)、甘みが弱く(↓)、コクが強く(↑)、香りが弱い(↓)と感じる傾向があるように思われる。この場合、コク★★★★だけが矛盾しており、コクの感度が高くなっているはずなのにコクがあまり感じられなかったのは、コクが際立つまで焙煎が進行していないためと思われる。
◆カルディコーヒーファームとの比較
カルディコーヒーファームにはエチオピア産・モカのストレートコーヒー豆として、【モカフレンチ】の取り扱いがありますが、深煎りの商品ですので浅煎り・中煎り縛りのかめには比較ができません…
代わりの浅煎り・中煎りラインナップとして、イエメン産の【モカマタリ】と、エチオピア産のモカのみでブレンドされた【フローラルモカ】で風味の違いを考察してみます。
<オンラインストアより説明文を抜粋>
◆イエメン産の【モカマタリ】
ワインのような芳醇な香り。やわらかい甘味とコク
「貴婦人」にも例えられる上品で豊かな香り。赤ワインにも似たその風味とコクは、根強いファンを唸らせます。https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/4515996015151?sFlg=2
◆エチオピア産・モカのブレンド【フローラルモカ】
【浅煎り】花のように華やかでエレガントなフレーバー
フルーティなナチュラルモカコーヒーと、軽やかなウォッシュドモカコーヒー、精選方法の違う豆をブレンドしました。
花やベリーを思わせるフレーバーに、後味は赤い果実を漬け込んだフルーツティーや甘口ワインのよう♪
軽やかでさわやか、花のような華やかでエレガントなフレーバーをお楽しみください。
【モカマタリ】は200gで1814円の高級品ですので、カルディコーヒーファームの焙煎豆をお試しするに至っておらず、別のお店で購入した生豆で風味を確かめています(笑)
また、【フローラルモカ】もこちらの記事で風味の比較を行っております。
【モカレケンプティ】の風味としては、【モカマタリ】に含まれるコク(旨み)や特有の香りはなく、【フローラルモカ】のような華やかな香りもなく、モカの苦みを少しだけ強めたような印象です!
これらのいずれのモカも、
【あまり焙煎を深めなくても酸味が控えめで、浅煎り~中煎りでの特有の風味が味わい深いコーヒー】
であり、かめの嗜好にピッタリなのです♪
一方で、深煎りやコクリッチなコーヒーがお好みの方には、物足りないかもしれません。
◆まとめ
モカレケンプティは、モカらしい苦みや香りが強化された『ザ・モカ』なコーヒーでした!
そして、モカが好きと言いながらフルーティーな香りはあまり求めていないかめには、個人的に最高のコーヒーだと思えたのです!!
豆のばらつきが大きいので、コゲ豆が発生しない程度に焙煎を進めて、酸味やフルーティーな香りを極力飛ばした中煎りでいただくのがオススメです♪
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