今日は、実際の映画鑑賞ではなく、
インターネット上で字幕をダウンロードして読みました。
(一応、以前、実際の映画を見たこともあります)
つるがこの映画を見て、タイトルの「プライドと偏見」以上に強く感じたのは、
18世紀のイギリス社会における女性の立場の低さを訴えている物語だということです
それは、主人公エリザベスと主人公の父親であるベネット氏の動きから読み取れます
ベネット氏はエリザベスが家族の中で唯一信頼を置いている存在で、
娘たちの中でも慎重で聡明なエリザベスを大切に思っています
それはエリザベスとベネット氏が結婚というものに対して同じ感情を抱いていたからだと思います
エリザベスとベネット氏は幸せな結婚=愛で結ばれたカップルが共同生活をすること
エリザベスの母(ベネット氏の妻)は幸せな結婚=より裕福になること
エリザベスも母以上に父に信頼を置いています
それがわかるのがラストシーンの婚約の報告の場面で、エリザベスは父親と二人きりで話します
そんなベネット氏もところどころ、エリザベスを失望させます
そのうちの一つが、ベネット氏が他の妹たちについて、結婚に対する軽率な考え方を戒めないことです
これはエリザベスからしたら許しがたいものではありましたが、
ベネット氏は父親の立場上、娘たちをより裕福にしてあげたいという気持ちがあるため、
自分の本心に反する行動をとる必要があったのです
この背後には、イギリス社会では、女性は自分自身で稼ぐ手立てがなかったので、
結婚で身を立てる、という方法以外に生きていく術がなかったという現実があります
イギリスの結婚の話にまつわる豆知識として、
実は、18世紀のイギリスでは2番目以降に生まれていた子供たちは財産を受け継げません
このような場合、男性でもより持参金が多い裕福な女性と結婚したいと考えていたそうです
ちなみに。つるの経験では飛べる飛べない関わらず結婚できましたよ~♪