パスポートケースを検討しよう

これから何かと海外に行く機会が増えそうな予感がしましたので、パスポートケースを準備することにしました。

 

検討ポイント

海外初心者のかめ(管理人)なりに、パスポートケースに何が必要か考えてみました。

 

<かめが求めるパスポートケースの性能>

1.服の下に隠せる

→首掛けタイプに絞られますね。

 

2.肌に優しい。

→かめは年中肌着なしのシャツ1枚スタイルのため、服の下に隠したら肌との接触が気になります(笑)

 

3.軽くて薄い

→低血圧なつるかめは、重いものを首から下げると首の血流が悪くなりがちですので、パスポートを入れるポケットのみとします。

 

4.スキミング防止効果

→フィルムや繊維で防止できるようです。

 

5.ひもが切れない、ポケットが破れない

→極力軽くしつつも、作りは頑丈である必要がありますね。

 

 

上記のポイントを考慮した結果、

 

「ケース本体は市販のものを購入して、頑丈なひもを縫い付ける」

 

ことにしました!

 

材料選定

1.パスポートケース(本体)

「綿100%で肌に優しそう」&「ポケット最小限で軽量」&「つるさんと色違いのペアルック」の基準で選びました♪

 

 

湿気対策用のビニールが入っているのは、日本製ならでは(?)のうれしいお気遣いです。

 

かめの熱気と湿気と覇気で、うっかりパスポートをしわしわにするところでしたので、助かりました!(笑)

 

2.頑丈なひも

釣りで使われている素材にたどり着きました。

 

 

かめが知っている切れない繊維素材としては、最初に「ケブラー」が思いつきました。

「ケブラー」で検索したところ、「ライン(釣り用品)」がヒットし、今回選定した「ダイニーマ」と呼ばれる素材にたどり着きました。

 

ダイニーマはオランダのDSMさんの商品名で、パラ系アラミド繊維(ケブラー)に続く、超高分子量ポリエチレン繊維のようです!

※少しややこしいですが、日本においては、DSMさんと東洋紡さんの合弁会社である日本ダイニーマさんが生産を行い、東洋紡さんが「イザナス」のブランドで販売しているそうです。

※東洋紡さんのイザナス紹介サイトはこちら
https://www.toyobo.co.jp/seihin/dn/izanas/iz_product/features.html

 

ケブラーに比べて強度がさらに向上し、紫外線の耐性もUPしている模様です!

 

あの炭素と水素だけでできているポリエチレンが、加工技術の進歩により驚くほどの強度を獲得したことに、

 

かめはかなり感動しております!! 
Brilliant!!!

 

これだから化学は楽しいんだよな~!!!\(^o^)/

 

 

そんなスーパー素材を送料無料で手軽に入手できるようになった、配達システムの進歩にも感謝です!(笑)

 

パスポートケースを作ろう

お店にないものは自分で作るのがかめ流ですので、材料がそろったら早速工作開始です♪

 

1.ひもの強度の確認

付属のひもは綿100%でソフトな質感で使いやすそうですが、使い古しのダイソーのキッチンバサミでも切断することができました。

 

これではつるさんが油断した隙に、現地のいたずらっ子に取られてしまいそうですね!

 

次に、ダイニーマのひもで試してみますと、縫い目が乱れるのみでほとんど切断することができませんでした。

見た目が細くて重量も軽いのですぐ切れそうなのですが、びっくりするほど頑丈です!

 

続いてダイソーのニッパーで切断を試みましたが、1回では全ての繊維を切断することができませんでした。

 

何回もすりつぶすように切れば完全に切断できますので、ひもを何本か束ねておけばそう簡単に切られることはないでしょう!

 

2.ひもをパスポートケースに通す

始めはパスポートケースにひもを縫い付ける予定でしたが、こちらの商品はケース本体とひもが分かれており、付属のひもを簡単に交換することができます♪

 

お好みのひもを買って、通して結ぶだけでもすぐに使えそうです。

 

3.ひもを3重にする

ひもは何重にも通すことで、強度を高めることができます。

 

あまりごつくなってもカッコ悪いので、かめは母に教わった三つ編みで3重に通すことにしました。

 

最初は、「あらかじめ3重に巻いたひもをそのまま三つ編みできるのか?」といった疑問を持ちながら編み始めました。

 

しかし、3重に巻いた1本のひもの両端の切れ端をうまく利用することで、巻いた状態から三つ編みができることを知り勉強になりました!

 

しかも、両端の切れ端は最終的に突き合わせて縫い合わせることができ、自然な形で三つ編みが連続します。

 

1本のつながったダイニーマのひもをパスポートケースに3重で通すことができた上に、三つ編みでひもどうしがずれることがないため、強度としては申し分ない出来栄えです!!

 

4.ひもに保護用の布を巻き付ける

ダイニーマのひもは少し硬いので、首元などの肌に触れるひもの部分は柔らかい布で覆って保護します。

ダイソーにちょうど良い裁縫向けの細長い布がありましたので、三つ編みのひもに巻き付けていきます。

 

ダイニーマの三つ編みの白色ひももデザイン的には好きでしたが、保護用の布のカラーもアクセントとなって悪くはない感じです。

 

2匹分作って完成です!!

 

 

感想

今回使用したダイニーマのひもは非常に切断耐性が高いので、

服に仕込めるサイズの刃物での短時間での切断は、まず難しいとかめは考えています。

 

また、3重に巻いたダイニーマのわっかは単純計算で2,700kgの荷重に耐えられますので、引っ張っられてもかめの首が伸びるだけで、パスポートケースは無事です♪

ただし、ひもが機械に巻き込まれた際には首絞め状態となり非常に危険ですので、旅行中は確実にパスポートケースを服の中に収めるようにしたいと思います!(笑)

 

 

 

なお、今回外したパスポートケースのひもを縫い合わせて、(ひとりで)2人あやとりを楽しみました♪ 懐かし~