【映画鑑賞記録】エリザベート~愛と哀しみの皇妃~

ウィーンのシェーンブルン宮殿を観光することになったため、ここに住んでいたオーストリア皇后エリザベートの人生を描いた、こちらの映画を観ました!


<主人公>オーストリア皇后エリザベート
<舞台>19世紀後半 @シェーンブルン宮殿
<要約>エリザベートを中心に、①夫や子供への愛情が深まっていく様子、②伝統に縛られない自由な気質、③ハンガリーに対する特別な思い入れ
<主な登場人物>エリザベートの夫フランツ、エリザベートの子供たち、夫フランツの母親、メキシコ皇帝になる弟マキシミリアン、エリザベートの女官

舞台であるシェーンブルーン宮殿は、つるが10代の頃より一目見たいと思っているお城で、外壁が黄色一色で統一されている点が魅力だと思っています!

女帝マリア・テレジアが建設を計画したため、通称、マリア・テレジア・イエローと呼ぶのですが、どぎつい黄色ではなく、少しクリームがかった黄色で、とても落ち着きます。夏の離宮として建設したというのもうなずけます。

シェーン・ブルン宮殿見学のチケットに、シシィ・チケットというのがあり、こちらは、「プリンセス・シシィ」の映画セットが見学できるコースとなっています。
こちらの映画は現在、絶版のようです。

あくまでも個人的な印象ですが、観光客にはマリア・テレジア以上に、エリザベートが愛されていることを知りました。

冒頭で紹介した、マリア・テレジアは、エリザベートよりも1世紀ほど前に生きたハプスブルク家の女帝で、父親から名実ともに皇位を継承し、オーストリアの政治を動かしました。

マリア・テレジアには、恋愛結婚を経て結婚した夫がいましたが、夫はハプスブルク家の一領土の領主の家柄だったため、妻であるマリア・テレジアより生涯を通じて低く見られるという屈辱を味わっています。

マリア・テレジア夫にはローマ皇帝の称号は与えられたものの、政治的な権力は皆無に等しく、自然科学の研究に打ち込んでいたそうです。ウィーンの自然史博物館で、その成果が見れるということで、こちらも結構楽しみです!