チャイコフスキー 『四季』の中の『6月舟歌』
とても心打たれる曲です
『6月舟歌』はチャイコフスキーが各月をロシアの風物を曲で表現した『四季』の中の一曲です!
ロシアの美しい湖でラフマニノフがボート遊びを楽しんだというエピソードがありますよね。
チャイコフスキーは西ヨーロッパで確立されていた、旋律や和音の方法に、ロシア的な要素を取り入れようという考えを持っていました。これは、サンクトペテルブルク音楽院時代の師であるアントン・ルビンシテイン※から受け継がれたものでもありました。このようなチャイコフスキーの姿勢はロシア国内の一部からは西洋かぶれだとされ、批判を受けました。
※アントン・ルビンシテインはサンクトペテルブルク音楽院の創立者でもある。弟のニコライ・ルビンシテインは4年後にモスクワ音楽院を創設している。チャイコフスキーはサンクトペテルブルク音楽院で学び、モスクワ音楽院では教師として呼ばれた。
国内で批判を受けながらも、ロシア皇帝アレクサンドル三世の手厚い支援を得ることができたチャイコフスキーは、ロシア音楽の発展者としての使命感を持ち続けます。
最後に、四季に含まれる曲は以下の12曲で構成されています。
6月舟歌の他に、11月のトロイカも大好きです!
1月 炉端で
2月 謝肉祭
3月 ひばりの歌
4月 松雪草
5月 白夜
6月 舟歌
7月 草刈り人の歌
8月 収穫
9月 狩
10月 秋の歌
11月 トロイカ
12月 クリスマス
★騒々しく(?!)賑やかなプロコフィエフの名曲↓↓