かめ(管理人)には軽いえびアレルギーがありますが、あるものを加えることで症状が抑えられたように思えたため、記録に残します。
その組み合わせとは、
「 えび + す 」 です!!
この組み合わせの
味は保証できません(笑)
が、かめにとっては名前通りおめでたいご飯となっています♪
そして、当記事のかめの「in vivo」実験結果の
安全性も保障できませんのでご注意ください!
えびえらび
かめは激しい残業に耐えられるように、食べ物で健康を維持することを心掛けています。
別の記事で紹介しました【青汁ココア】は、ストレス耐性がつきそうな組み合わせですが、たんぱく質が不足気味となります。
→過去の記事はこちらです。
そこでかめが目をつけたのが、
「 桜えび 」 です!!
桜えび100gあたりの栄養成分(文部科学省:食品成分データベースより抜粋)
○エネルギー 312kcal
①炭水化物 0.1g
②たんぱく質 64.9g
③脂質 4.0g
えびはたんぱく質の塊だったんですね!!
特に桜えびは、保存が容易、調理を必要としない、おいしいといった点で忙しい現代人にピッタリなたんぱく源と考えています。
さらにえびには、つるさんの大好きなアスタキサンチンが含まれており、また、殻ごと食べられる桜えびはカルシウム補給にも適していると考えています。
さらにさらに!!
桜えびにたどり着く前は、煮干しを優れたたんぱく源として考えていましたが、同じ乾物でも以下の理由で桜えびを利用するほうが良いとかめは考えています。
⇒煮干しの原料であるいわしの方が、たんぱく質に対する脂肪の含有率が高いです。
⇒海産物は酸化しやすい脂肪が多いので、乾物とするなら脂肪が少ないものの方が酸化物を摂取する心配が少ないと思います。
⇒甲殻系のたんぱく質より魚肉系のたんぱく質のほうが必須アミノ酸のバランスは良いですが、どちらもアミノ酸スコアが100なので料理にしない用途なら気にしません。
桜えびは文句なしの天然のプロテインと考えますが、問題がいくつかあります。
1つ目は、価格です。
桜えびで安いものを探そうとすると外国産となってしまい、国内産のものはなかなか手が出せませんでした…
そこで桜えびの代わりに見つけたのが、石丸弥蔵商店さんの瀬戸内海産「干あみえび」です!
※残念なことにこちらのお店は2020年3月31日に閉店となりましたので、産直市場で見かけたときには購入したいと思います。
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2パックまで1通のメール便で購入することができますので、楽天お買い物マラソンのポイント等で15%OFFと考えると、実質支払い金額は1,057円となります。
100gあたりの価格は528円、たんぱく質1gあたりの価格は約8円となりますので、400円あれば50gのたんぱく質の計算となり、かなりリーズナブルな価格であることが分かります。
※備考:つるかめ家の常備食の皮なしとりむね肉は、たんぱく質1gあたり2.5円ではるかに上を行きますが…(笑)
季節によって色が薄かったり塩気が強かったりすることもありますが、たんぱく質については桜えびと同等で問題なしと考えています。
加えてこちらのえびは、煮干しのように茹でることをせずに干している(素干し)ので、加熱による酸化を回避できている点が優れていると思います。
しかし、2つ目の問題点である
アレルギーには注意が必要です。
冒頭でもお話しした通り、かめにはえびアレルギーがありますので、そのままえびを食べると口の中や食道が腫れてしまします…
えびちゃんは小さい頃から大好きでよく食べていたんですけど、高校時代に症状が出るようになりました。
後天性であったため、かめは食品添加物や環境ホルモンなどによる影響と決めつけて、食べるものには気を遣うようになりましたね(笑)
幸いにも、かめのえびアレルギーは体調や調理方法によっては症状がほとんど出ないこともありますので、試験的にえびを食べるようにしてきました。
えびにすをかける
インターネット検索で甲殻系アレルギーの原因となる物質を調べると、
「トロポミオシン」というたんぱく質がヒットします。
<トロポミオシンとは>
・螺旋状(バネ状)のたんぱく質の鎖(αヘリックス)が2本集まって、さらに螺旋状にねじられている構造(コイルドコイル)です。
※Wikipedia「αヘリックス」および「コイルドコイル」を参考にしました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%91%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%AB
・たんぱく質を構成するアミノ酸の種類や配置によっていろんなパターンが存在します。
・人などの多くの生物の筋肉の繊維部分に含まれており、筋繊維の収縮を調整することに使われています。
・加熱によって変化しにくいたんぱく質です。
(⇔卵のたんぱく質などは加熱すると変性して元にて戻らないです。)
・かに・えびなどの甲殻類のトロポミオシンが、アレルギー物質として周知されています。
・かにとえびのトロポミオシンは、たんぱく質のアミノ酸配列がよく似ています。
アレルギー反応が起こる原因は、
かにやえびを構成するトロポミオシンのある特定の構造を、人体が有害だと誤って認識することにあるとかめは考えました。
そこでアレルギー対策として次の仮設を立てました。
<かめの仮設>
・アレルギーの原因となるたんぱく質の構造を変えることで、アレルギーの症状を和らげることができるのではないか。
・たんぱく質の螺旋構造は水素結合によるため、何らかの方法で結合を切り離すことができるのではないか。
水素結合を切り離してたんぱく質を変性させる方法としては、加熱、pHの極端な変化、加圧、変性剤の添加などが挙げられます。
えびを高温で煮込んだ汁物を食べてもアレルギー反応があることは経験的に分かっていましたので、
えびにお酢をかけてpHを下げることを試してみました♪
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えびにお酢をかける発想は、えびの殻のカルシウムを酸で溶かすことで吸収率を高めることを目的としていましたが、
同時にアレルギー反応が明らかに起こりにくくなってることが実感できました!!
※かめの体で確かめた結果となりますので、アレルギー体質の方が【えび+す】の効果を試される場合は十分に注意いただき、自己責任でよろしくお願い致します。
こちらのお酢は熟成期間が長いため、通常の黒酢より副生成物のアミノ酸の含有量が多いことを期待して購入しました♪
しかし、お酢の酸度が高いのか、アミノ酸の含有量が多いのか理由はよく分かりませんが、
くせが非常に強くて熟成黒酢の使い道に困っておりました(笑)
おわんに盛ったえびに惜しみなくお酢をかけて混ぜた状態で置いておくと、溶けたえびの殻の内部から空気が出てきてブクブクと泡立ってきます。
えびの殻を溶かした黒酢は酸味がマイルドとなり、アミノ酸の旨みが引き立ちます♪
殻が溶けたえびも酸味が抑えられた熟成黒酢も、とてもおいしいので疲れて料理が面倒なときにはオススメの一品となります!!
※えびの殻を溶かしたことでお酢のpHが上昇することが考えられますので、お酢を多めに使用しています。かめはお酢マニアなので味に問題はありません。
※えびをお酢に浸しただけでは、内部まで十分にpHが下がらないことが考えられます。また、よくかんで味わっていると唾液でpHが戻りますのでこちらも注意が必要です。
※大量のお酢を使用しますので、のどの調子がすぐれないときはお酢の刺激でせきが止まらなくなる危険性があります。ご注意ください。
なお、胃に到達したトロポミオシンは胃酸(pHは約1)によって完全に変性し、たんぱく質分解酵素によってアミノ酸に分解されることが考えられます。
腹痛や下痢の症状もとくには見られていないので、通常のたんぱく質同様に吸収されていることを信じています(笑)
今回の教訓を活かして、外食先でえびが提供された時は、