リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」

ロシア国民楽派で、元海軍将校であったリムスキー=コルコサフが脂が乗った44歳の時(1888年)に作曲したのが、4楽章の交響組曲「シェエラザード」。

楽曲の題名「シェエラザード」はアラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り手として登場する若い女性です。

アラビアンナイトは、過去に女性に捨てられたという経験のトラウマから処女の虐殺を繰り返している王に対して、千一日に渡って面白い話を聞かせ続け、虐殺を免れたうえ、千一日目には子供が生まれ、王と結ばれるという説話集です。

異国情緒と冒険に満ちた世界アラビアンナイトの世界↓

組曲を構成する4曲には以下の副題がついています。

1.海とシンドバッドの船

2.カレンダー王子の物語 9分58秒~

3.若い王子と王女 22分50秒~

4.バグダッドの祭りー海ー 33分31秒~

コルサコフが多楽章構成にしたのは、アラビアンナイト(千夜一夜物語)を意識したと考えられています。(シェエラザードが物語を小分けにして、毎夜寝床で王に物語を聞かせていたことから)

各楽章には、シェエラザードを描写していると思われるヴァイオリンの独奏が挿入されています。コル͡コサフなりに物語の忠実性を重視していたことが分かります。

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ドビュッシー「海」