【映画鑑賞記録】パンズ・ラビリンス

メキシコ・スペイン・アメリカの合作映画。スペインに興味を持ったことがきっかけで『パンズ・ラビリンス』を鑑賞しました!かなり残虐と言われている本作品ですが、現実と非現実のパラレルを楽しむことができて大満足でした!

<あらすじ>

舞台はスペイン内戦下のスペイン。少女オフェリエは母親と共に再婚相手であるフランコ政権のヴィタル大尉の元へ行きます。しかし、大尉の任地での生活は苦痛に満ちたものでした。
実は、オフェリエは空想の世界においては、地下深くに住むお姫様だったのですが、既に記憶を失い、自分がお姫様であることを知りません。そのことを知らせに、オフェリオの元に現れたのがパンという空想の世界の妖精。
パンは度々オフェリエの前に姿を現し、妖精の世界に少女を連れ戻すためにやってきたのだと伝え、オフェリエに空想の世界に戻るための課題を一つづつ与えていきます。
オフェリエは現実から逃げ出したい一心で、命がけで課題に取り組みます。

<感想>

物語の序盤で架空のキャラクター「パン」が登場し、女の子を非現実の世界に誘いこむ場面では『魔法の国のアリス』を思い出しました。

アリスとの違いは、アリスでは、魔法の国で話が展開していくのに対して、パンズ・ラビリンスではおとぎの世界と史実に基づく現実世界がパラレルに存在することです。これぞ大人のファンタジーだと感じじました!

一応スペイン内戦についての予備知識をつけてから鑑賞しましたが、その必要はあまりありませんでした。ただ、戦争の存在を知っておくことで、映画に描かれる残酷さが、大袈裟ではないことが分かり、映画の残酷な描写に対して免疫を事前につけることが出来ると思います。

最後は悲いような嬉しいようなで胸がじんわり。。。