ドビュッシーと並び、フランスを代表する作曲家による初期の作品。(時代的にはドビュッシーの少し前)
無言歌=言葉を伴わないロマンス※をお楽しみください♪↓
※PTNAのHP参照
ガブリエル・フォーレ(1845~1924)は、フランス出身で、スペインとの国境の地域(現在のオクシタニー州)に生まれます。
フォーレの作品はピアノ曲をはじめ、ヴァイオリン曲、合唱曲、歌劇の曲、と多数のジャンルに及んでいますが、小規模演奏の曲がほとんどです。
ピアノ曲のジャンルは多様で、奇想曲、夜想曲、即興曲、カプリス※、マズルカ(ポーランド舞曲)、バラード※と多種多様あるのが魅力です!
カミーユ・サン=サーンス(1835~1921)との交友関係も知られており、フォーレが11歳から9年間過ごしたパリの寄宿音楽学校で、子弟関係であったことがきっかけで始まったとされています。
古典的な音楽のみ扱う音楽学校において、サン=サーンスが教育の素材として提供したメンデルスゾーンやシューマンの楽曲は、フォーレにとって貴重な学習素材であったようです✒
※こちらで、カプリスについて詳しく紹介しています↓
※物語展開を重視した形式的には自由な楽曲。18世紀後半に、ゲーテらの詩人の作品に曲がつけられたことが始まり、その後、19世紀前半にロマン派音楽の躍進とともにシューベルトらドイツの歌曲(リート)において多用される。さらに、ショパンが器楽曲において、物語性や自由な発想を特徴とする楽曲に広く「バラード」という言葉を用いるようになった。
フォーレの有名なバラード「バラード Op.19 嬰ヘ長調」↓
晩年は教育者として活躍。パリ音楽院※の院長という名誉職にも就いていました。
また、モーリス・ラヴェルの指導者とも知られています。
※フランス革命の真っ最中、革命政府によって、ルイ14世のヴェルサイユ宮殿内の音楽学校と、国民の音楽学校を合併させて創設された国立の音楽学校。現在は、パリとリヨンにある国内屈指の音楽学校。
ラヴェルについてのページです↓