フォーレ「無言歌」Op.17-3

ガブリエル・フォーレ 無言歌 Op.17-3

ドビュッシーと並び、フランスを代表する作曲家による初期の作品。(時代的にはドビュッシーの少し前)

無言歌=言葉を伴わないロマンス※をお楽しみください♪↓

※PTNAのHP参照

ガブリエル・フォーレ(1845~1924)は、フランス出身で、スペインとの国境の地域(現在のオクシタニー州)に生まれます。

フォーレの作品はピアノ曲をはじめ、ヴァイオリン曲、合唱曲、歌劇の曲、と多数のジャンルに及んでいますが、小規模演奏の曲がほとんどです。

ピアノ曲のジャンルは多様で、奇想曲、夜想曲、即興曲、カプリス、マズルカ(ポーランド舞曲)、バラードと多種多様あるのが魅力です!

※こちらで、カプリスについて詳しく紹介しています↓

メンデルスゾーン「ロンド・カプリッチョーソ」Op.14

※物語展開を重視した形式的には自由な楽曲。18世紀後半に、ゲーテらの詩人の作品に曲がつけられたことが始まり、その後、19世紀前半にロマン派音楽の躍進とともにシューベルトらドイツの歌曲(リート)において多用される。さらに、ショパンが器楽曲において、物語性や自由な発想を特徴とする楽曲に広く「バラード」という言葉を用いるようになった。

フォーレの有名なバラード「バラード Op.19 嬰ヘ長調」↓

晩年は教育者として活躍。パリ音楽院の院長という名誉職にも就いていました。
また、モーリス・ラヴェルの指導者とも知られています。

※フランス革命の真っ最中、革命政府によって、ルイ14世のヴェルサイユ宮殿内の音楽学校と、国民の音楽学校を合併させて創設された国立の音楽学校。現在は、パリとリヨンにある国内屈指の音楽学校。

ラヴェルについてのページです↓

ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ