健康食品として【いわし】に注目していますが、しらすやにぼし、缶詰といったようにいろいろな形で販売されています。
健康面・価格面において、何を購入すれば最良かを比較してみることにします。
しらす・にぼし・いわしを比較
インターネットの情報やこれまでのスーパーでの購入価格を基に、数値的な比較を行います。
<しらす・にぼし・いわしのたんぱく質20g当たりの栄養成分とか>
比較項目 | しらす | にぼし | いわし | 注目 |
---|---|---|---|---|
必要摂取量 | 133g | 31g | 94g | |
エネルギー | 101kcal | 103kcal | 128kcal | |
水分 | 109g | 4.9g | 67.3g | |
たんぱく質(統一) | 20g | 20g | 20g | |
・アミノ酸スコア | 100 | 100 | 100 | ★1 |
脂質 | 1.7g | 1.9g | 4.5g | |
・EPA | 120mg | 81mg | 272mg | ★2 |
・DHA | 333mg | 99mg | 620mg | ★2 |
炭水化物 | 0.1g | 0.1g | 0.3g | |
・食物繊維 | 0g | 0g | 0g | |
ナトリウム | 507mg | 219mg | 89mg | |
・食塩相当量 | 1.3g | 0.6g | 0.2g | ★3 |
カリウム | 453mg | 372mg | 413mg | ★4 |
カルシウム | 280mg | 682mg | 80mg | ★4 |
マグネシウム | 89mg | 71mg | 35mg | |
リン | 453mg | 465mg | 272mg | |
鉄 | 0.5mg | 5.6mg | 2.2mg | ★4 |
亜鉛 | 1.5mg | 2.2mg | 1.2mg | ★4 |
ビタミンD | 8.9μg | 5.6μg | 8.5μg | ★5 |
ビタミンE | 1.2mg | 0.3mg | 1.5mg | |
ビタミンB1 | 0.02mg | 0.03mg | 0.08mg | |
ビタミンB2 | 0.09mg | 0.03mg | 0.34mg | |
ナイアシン | 4.9mg | 5.1mg | 7.5mg | |
ビタミンB6 | 0.22mg | 0.09mg | 0.52mg | |
ビタミンB12 | 5.6μg | 12.8μg | 13μg | |
葉酸 | 75μg | 23μg | 15μg | |
パントテン酸 | 0.68mg | 0.56mg | 1.17mg | |
購入単価 | 264円 | 74円 | 108円 | ★6 |
※数値は文部科学省さんの食品成分データベースより抜粋し、アミノ酸スコアは計算によって算出。
https://fooddb.mext.go.jp/
※購入単価は、しらす:100gあたり198円、無塩にぼし:楽天市場最安値100gあたり238円(ポイント値引き加味)、うるめいわし:4匹(可食部260g)あたり300円を基に、たんぱく質20gあたりの金額に換算。
<かめの注目ポイント>
★1:組成はほぼ同じで全てアミノ酸スコア100。成長するとヒスチジンが増加。
★2:EPD・DHAが豊富。しかし、にぼしは煮込んだことでかなり流失&酸化…
★3:にぼしは塩分無添加商品の最大値を表示。成長するほど塩分含有率は低下。
★4:お魚はミネラルが豊富。特に、成長した魚の頭や骨ごと食べれるにぼしが顕著。
★5:お魚はビタミンDも豊富。しかし、にぼしは油分とともにやや流失…
★6:たんぱく質を摂る目的ならにぼしのコストパフォーマンスが良い。
この時点で…
【しらすは特売日に半額シールが貼られていても買わなくていい】
という結論に至りました!
しらすは脂質が少なめでヘルシーですが、塩分が多く高価な点が問題と考えます。
人間もそうですが子どもの方が体の水分量が多いので、いわしは幼いほど海水の塩分を多く取り込んでいるのだと想像しました!
にぼし vs いわし
しらすが脱落しましたので、【にぼし vs いわし】の頂上決戦となります!!
にぼし代表は、楽天市場で発見したこちらの【無塩にぼし】です。
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スーパーに並んでいるにぼしはほとんどが食塩入りのものですので、
【食塩無添加】
のものを選ぶことが非常に大切です!!
これにより塩分の問題は克服できますが、良質な脂質の流失と酸化がにぼしの問題点となります。
一方で、にぼしの最大の武器は、100gあたり238円のコストパフォーマンスですね!
仙人生活には必須のアイテムではないでしょうか!?(笑)
対するは、【釧路のいわし水煮】の缶詰です。
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こちらの缶詰は、こちらのつるさんの記事でも紹介しています。
ここであえて缶詰を選びましたのは、以下の理由があります。
1.EPA・DHAの流失・酸化の抑制
缶詰に密閉された状態で加熱調理(殺菌)されるため、自宅で調理するより不飽和脂肪酸の流失・酸化が抑制されていると考えています。
※以下リンク先のマルハニチロさんのさば缶の製造工程の紹介では、120℃で1時間の加熱調理が行われています。
https://club.maruha-nichiro.co.jp/article/smart_blog/employee_report/3066/
2.味付け・保存料なしの水煮商品の登場
魚缶による健康ブームもあり、今回選んだいわし缶はいわしと食塩以外使われていません。
味の濃い調味料や有害な保存料が入っていて、しかも高価なイメージがあった魚缶ですが、2019年3月にリリースされたこちらの商品は、薄味・保存料なし・安価の3拍子がそろったお気に入りの商品です♪
3.家事の時間を大幅に短縮
つるかめ家では、生のうるめいわしをスーパーの特売でGETして、アルミホイルで包んでフライパンで水煮にしていただいています。
にぼしの【何も努力しなくてもいただける点】に対抗するには、缶詰しかないでしょう!
4.骨までいただけてミネラル豊富
缶詰に閉じ込められている魚は、圧力鍋に入れられているのと同様に100℃を超える温度で加熱され、骨まで食べられるようになっています。
骨に含まれているカルシウムやリンなどのミネラルが、自宅で水煮にするいわしよりも簡単に摂取できます。
ということで、缶詰のデータで再度比較してみます。
<にぼし・いわし缶のたんぱく質20g当たりの栄養成分とか>
比較項目 | にぼし | いわし缶 | 注目 |
---|---|---|---|
必要摂取量 | 31g | 1.12缶 | |
エネルギー | 103kcal | 329kcal | ★1 |
たんぱく質(統一) | 20g | 20g | |
脂質 | 1.9g | 27.1g | ★1 |
・EPA | 81mg | 4,168mg | ★2 |
・DHA | 99mg | 2,331mg | ★2 |
・EPA・DHA含有率 | 9.4% | 24% | ★2 |
炭水化物 | 0.1g | 1.2g | |
ナトリウム | 219mg | 533mg | ★3 |
・食塩相当量 | 0.6g | 1.4g | ★3 |
カリウム | 372mg | 366mg | |
カルシウム | 682mg | 379mg | |
リン | 465mg | 385mg | |
購入単価 | 74円 | 176円 | ★4 |
※缶詰に表記のないカリウム・カルシウム・リンの情報は、以下のマルハニチロさんの商品サイトより抜粋。
https://www.maruha-nichiro.co.jp/products/product?j=4901901127567
※いわし缶の購入単価は、楽天市場で1缶あたり155円(ポイント値引き加味)での購入を想定。ディスカウントストアによってはさらに安く買える可能性が高い。
<かめの注目ポイント>
★1:北海道のいわしは脂質が多く高カロリー。
★2:北海道のいわしはEPD・DHAの含有率が高い(?)。
★3:いわし缶の塩分は調味料を全て飲んだ数値で、水洗いすればにぼしより低くなると想定される。
★4:缶詰化のメリットを考えれば、たんぱく質20gで176円でもリーズナブル。
どちらも一長一短で、甲乙つけがたいので、
産地のリスク分散のためにも両方食卓に取り入れることにしました!
- 良質なEPD・DHAはいわし缶で摂取!
- その日の食事で不足したたんぱく質はにぼしで手軽に補充!!
にぼしの豊富なカルシウムを効果的に吸収する方法として、かめはにぼしをお酢に浸しています♪
にぼし50g+黒酢100gの配合で骨をしっかり溶かします。
指でにぼしを粉々に潰してから酢に浸すことで、骨が溶けやすくなり酢もよりマイルドになります。
使用した黒酢は以前別の記事で、えびを溶かすのに使用していたものです。
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黒酢に含まれるアミノ酸とにぼしのアミノ酸の相乗効果(?)で、昔どこかのつけ麺屋さんで食べたことがあるような濃厚スープの味を思い出しました(笑)
にぼしといわし缶を上手に活用して、健康・楽ちん生活を送りましょう♪