このページでは、英語の
【単語の種類に関するルール(≒英文法)】
をかめ(管理人)なりに整理してまとめています。
各例文は音声の再生ができますので、リスニングや発声練習の自己学習教材としてご活用いただければ幸いです。
※当サイトに掲載している【無料教材】の一覧は、こちらのページで確認できます。
単語の種類
英単語を辞書で調べると、「名」とか「C」とか「動」とか「他」が、□印や丸印の中に書かれているアイコンを見かけますね。
※画像は以下リンク先の、三省堂さんのウィズダム英和辞典のリーフレットより抜粋しました。
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wordpress/wp-content/themes/dictionaryandbeyond/pdf/ssd10603/flyer.pdf
紙の辞書でも、電子辞書でも、ネット上の辞書でもこのアイコンはだいたい同じように使われており、
【単語の種類】を表しています。
1.名詞
- 人・物・出来事・行為・概念そのものを表す単語。
- 名詞の中の分類として「C」は可算名詞、「U」は不可算名詞。
(こちらの別ページに解説あり)
2.代名詞
- 簡略化などの理由により名詞の代わりに用いられる単語。
- 日本語の例としては「あれ、それ、これ」など。
- 文法上の用法は名詞と同様。
- 疑問代名詞(what, who, which)は用法が特別。(別ページにて解説予定)
3.冠詞
- 「a」と「an」と「the」の3つしかない。
- 日本語にはない単語。
- 名詞の前に付けて使うが用法は複雑。(別ページにて解説予定)
4.動詞
- 「AがBをする」「AはBである」と言ったように、Aの名詞がする動作や、Aの名詞の状態を表す単語。
- 日本語の例としては「勉強できる」「日本人である」など。
- 動詞の中の分類として「自」は自動詞、「他」は他動詞。(別ページにて解説予定)
5.助動詞
- 動詞の前に付けることで動詞のニュアンスを変化させる単語。(別ページにて解説予定)
- 日本語の例としては「(勉強)できる」「(勉強)しなければならない」など。
6.形容詞
- 名詞や代名詞の特徴(数・外見・性質・所属など)を表す単語。(別ページにて解説予定)
- 前述した冠詞も形容詞の仲間だが、辞書で表示されるアイコンが異なる。
7.副詞
- 動詞や形容詞、あるいは文全体を修飾する単語。(別ページにて解説予定)
- 形容詞とは違い、名詞が修飾できない。
8.前置詞
- 「前置詞+名詞(あるいは代名詞)」の形で用いると、形容詞や副詞のような修飾語となる単語。(別ページにて解説予定)
9.接続詞
- 文章と文章を接続するための単語。(別ページにて解説予定)
10.間投詞
- かけ声・あいづち・感情表現・擬音語などに用いる独立した単語。
これらの単語の種類を理解しておくことで、
・この英文の単語の並びが文法的に正しいのか?
・新しく覚えた単語がどのように使えるのか?
…など、これから文法を勉強し理解する上で、とても参考になります!!
ここで1点、注意点を申し上げます。
【単語の種類】という表現で紹介した上記の分類分けは、正確には【品詞】と呼ばれ、同じ単語でも複数の【品詞】を持つ単語が多いです。
例えば、【無料教材:英語】2-1.英文法 ~発音記号~で登場した「CRANE」は、
名詞の2つの異なる意味の他に、動詞の意味も持っています。
-
品詞1→名詞:鶴、クレーン
-
品詞2→①自動詞:首を伸ばす、②他動詞:~をクレーンで吊り上げる
※クレーンの画像は株式会社タダノさんの以下のサイトより抜粋しました。
https://www.tadano.co.jp/products/rc/gr-700n/index.html
「CRANE」という全く同じスペルで異なる【品詞】が存在するため、【単語の種類】を【品詞】で分類分けする作業にあまり意味はありません。
以下のポイントをおさえて、自分が分かりやすいように単語を整理しておくのが良いと思います。
- 【品詞】(名詞・動詞・形容詞・前置詞など)によって単語の用法が異なる。
- 複数の【品詞】を持つ単語が多い。
- 複数の【品詞】を一気にまとめて覚えようとせず、その【品詞】が出てきたときに覚える。
当サイトの【無料教材:英語】では各ページの最後に単語や熟語をエクセルファイルでリスト化しており、辞書で調べた時に出てくるアイコンの略字で【品詞】を記載しています。
※ネット上でよく利用する以下リンク先のアルクさんの「英辞郎 on the WEB」は、可算名詞・不可算名詞の区別がないため、名詞は「名」とだけ表記しています。
https://eow.alc.co.jp/
※単語の他にもエクセルファイルに登録されている【熟語】や【慣用表現】の文章は、「熟」や「文」といった略称で表記しています。
例文と音声
◆複数の品詞をもつ単語「well」
①副詞:上手に、よく ※一番よく使います。
・彼女はとても上手に英語を話す。
She speaks English very well.
②形容詞:[身体が]元気である、調子がいい
・彼が元気でいることを聞いて嬉しく思う。
I’m glad to hear that he is well.
③間投詞:(話のつなぎとして)さて
・さて、そろそろ行きましょうか。
Well, it’s time to go.
④名詞:井戸
・裏庭には井戸がある。
There is a well in the backyard.
⑤自動詞:湧き出る、こみ上げてくる
・涙がこみ上げてくるのを感じた。
I felt tears well up in my eyes.
エクセルファイルのダウンロード
このページで登場した単語・熟語・慣用表現は、以下のエクセルファイルにリスト化されておりますので、クリックしてダウンロードが可能です。
単語帳データシート_2-2_英文法~単語の種類~.xlsx
また、こちらのページで【登録式デジタル単語帳】を公開していますので、同様にダウンロードしてご活用いただけます。
ダウンロードしたリストは、コピーアンドペーストで簡単に【登録式デジタル単語帳】に登録可能ですので、今回学習した表現の反復学習にご活用いただければ幸いです。
※単語帳のご利用には、エクセルマクロが利用可能なパソコン環境が必要です。
オンライン英会話のすすめ
実際に英会話でのトレーニングを希望される方は、管理人が運営しているこちらのオンライン英会話をご検討いただければ幸いです。※英会話は無料ではありません。