オリジナルカレーを作りの記事でつるかめオリジナルカレーの構想がまとまりましたので、実際にカレー作りに挑戦しました。
※前回の記事はこちらから確認することができます。
調理器具選定
スパイスの香りを存分に楽しみたいと思いましたので、スパイスはできるだけホールで購入してすりつぶして使用することにしました。
「スパイスミル」でいろいろ検索した結果、京セラさんのセラミックミルCM-20-FPにたどり着きました。
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こちらのミルを選んだ理由としては、以下の点が挙げられます。
1.大きいサイズでスパイスがたっぷり入る。
2.スパイスをすりつぶすサイズをダイヤルで調整できる。
3.セラミックの刃となっており、耐久性が高い。
セラミックタイプのミルはコーヒーミルでも試しており、問題なく使えていましたので安心できます。
サイズについても注ぎ口が大きなものを選んだことで、漏斗なしでスパイスが入れられて便利でした。
次に、スパイスの色や香りの成分を抽出するための容器を検討しました。
ステンレス製の小物入れを検索したところ、ちょうどインドスパイスを販売しているTIRAKITAさんで手ごろなケースを発見しました♪
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スパイスを入れるためのケースとなりますが、
かめはスパイスの成分を高温の油で抽出するために購入しました!
鍋でカレーを煮込むときにケースの蓋をして一緒に煮込むことを考えていましたので、購入するにあたって以下の点がポイントとなりました。
1.蓋の閉まりが良いこと
2.衛生的であること
蓋の閉まりについては3個中2個は水没させてもお湯が侵入しないほど良かったです♪
1個は少しゆるかったのですが、ひとまず1つ使えれば料理に使用するスパイスの分量としては問題ありません。
材料集め
つるかめオリジナルカレーの構想では、スパイス、抽出用オイル、動物性のだし、植物性のだしの準備が必要です。
今回は以下の食材を集めました!
1.スパイス
・コリアンダー(ホール)
・クミン(ホール)
・ターメリック(パウダー)
・フェンネル(ホール)
・フェヌグリーク(ホール)
・レッドチリ(パウダー)
・カルダモン(パウダー)
加熱用のスパイスケースを買ったTIRAKITAさんで、全て購入しました。
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2.抽出用オイル
・ココナッツオイル
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カレースパイスの風味・栄養成分の抽出が目的です。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸であるため加熱による酸化の影響を受けにくく、また、飽和脂肪酸の長さが短いため様々な健康効果が期待されています。
健康効果の詳細については特に今回は取り上げませんが、今回の用途にはピッタリと思います。
3.動物性のだし
・もみじ(鳥の足)
・かまぼこ
うまみ成分イノシン酸の抽出が目的です。
お肉屋さんをのぞきに行ったところ、もみじがだし取り用でまとめて180円売られていましたので、安いような気がして購入しました♪
今まで調理したことはありませんが(笑)
4.植物性のだし
・タケノコ
・グリンピース
・赤カブ
・ブロッコリー
・かぼちゃ
・にんにく
うまみ成分グルタミン酸の抽出と、お肉で抽出したイノシン酸との相乗効果が目的です。
とりあえず、うまみがたくさん出そうな食材を集めました。
オリジナルカレー作り
<手順>
1.スパイスを粗挽きにする。
お好みの量を測って、ミルで粗めに粉砕します。
クミンとフェンネルはそのまま料理に使われることもあるようですので、コリアンダーとフェヌグリークを粉砕することにしました。
フェヌグリークがかなり硬かったのですが、どうやら、スパイスは粉砕する前に少しあぶって水分を飛ばしたほうが良いようです(笑)
そういえば、レシピに最も重要な分量を記録してなかったです(笑)
次回は記録します!
2.もみじのだしを取る。
だし取りの際にろ紙のようなもので不要なものを取り除く考えでいましたが、鳥の足の爪で見事に引き裂かれました(笑)
処分の際にもごみ袋に穴が開きましたので、なかなかのくせ者です。
おいしいだしが取れていることを期待します!
3.ココナッツオイルでカレーの成分を抽出する。
ケースにスパイスとお好みの量のココナッツオイルを入れ、蓋をしてから、だしを取ったスープに投入します。
この後に野菜を煮込んでいる間、ずっと煮込み続けることでスパイスの成分を抽出します。
4.野菜を煮込む。
野菜を次々に加えて煮込んでいきます。
十分スパイスを煮込んだところでケースを救出し、最後にスパイスをスープに投入して完成です!
それらしい色合いと香りがあり、期待できそうです♪
試食&感想
初めてのオリジナルカレーの味は…
カレーなんだかよくわからない薄味の野菜スープになりました…
硬いフェヌグリークを頑張って粉砕し、慣れない鳥の足の爪と格闘してやっとできた一品なので、なかなか落ち込みました(笑)
一応、塩は使わず、油も最小限に抑えましたが、材料を煮込んだそのままの味がするだけの残念な結果となりました。
※別々に煮込んだほうがおいしかったかもしれません(笑)
今回の失敗の原因を整理し、次に繋げたいと思います!!
<問題点>
1.オイルを使ったが、スパイスのおいしさが引き立たなかった。
狭いケースの中にスパイスとオイルを閉じ込めて加熱しても、うまく混ざらないため、やはりフライパンで炒めた方が良いように思えました。
スパイスを抜きにしても、料理に脂肪分を加えたにもかかわらず、おいしくならなかった点は、健康目的であればかなり問題があります。
2.もみじのだしに油が含まれており、だしの味自体も薄かった。
動物性のうまみ成分の抽出は、余計なものも混ざってしまい、難しいように思えました。
おいしいラーメン屋さんの努力が計り知れないですね!
3.水分量が多く味が薄くなってしまった。
塩分や脂肪分を使わずに汁物をおいしくするするには、かなりの量のうまみ成分を加えなければならないと感じました。
食材を煮込んでうまみ成分を抽出するのには、限界がありそうです…
小さいころから慣れ親しんだカレーに負けないくらいの味を出すには、調味料に頼らざるを得ないのかもしれません。
<つるかめ家の結論>
おいしくて体にいいカレーとは、
すでに油分などを含む料理にカレー粉をただ加えることによって生み出される料理!
→カレー粉と混ざることで風味や健康効果に良い影響があるのは、油分だけではないので、科学的な調査も行いながらカレー(?)探しを進めたいと思います。
→カレー味であれば、スープやとろみのある従来のカレーにこだわりませんので、加える前よりおいしくなれば料理としては成功です♪
おいしい料理のために、塩分・糖分・油分を使わないコンセプトは初回からブレていないので、
今後もおいしいオリジナルカレーで健康を目指します!!
続編
次回のオリジナルカレー作りの記事は、こちらで紹介しています。