前回作成しました冷却アルミ座布団は、優れた吸熱性能を示したものの長時間に渡って熱を発散させることが難しいことが分かりました。
座布団の冷却性能を上げるために、椅子の金属部品への分散を試みました。
※アルミ座布団の初回の作成記録は、こちらの記事で紹介しています。
熱容量の増強
冷却アルミ座布団は、かめが独身時代にニトリで購入したキャスター付きの椅子に乗せて利用しています。
この椅子の伸縮支柱や足のフレームは鉄でできており、かめ(管理人)の熱を分散さるのに利用できると考えました。
椅子の座板は木材の基板とウレタンフォームのクッションがあり、断熱性が高いため、
椅子に穴を開けてアルミニウムを詰めることで金属部品を全て接触させます!
今回用意したアルミニウムは、近所のディスカウントショップで最も安く購入できたノンブランドのアルミホイル24箱分です!
◆購入単価:20m×25cm×11μm、アルミニウム148.5gで89円!!
◆アルミ単価:599円/kg (前回は750円/kg)
◆総重量:24箱で3.56kg
これに加えて椅子の鉄材(目測890cm³、重量約7kg)分の熱容量が加算され、
熱容量は2.4kgの前回の冷却アルミ座布団の約4倍になる見込みです!
改造手順
1.椅子を分解します。
放熱の妨げになるプラスチックのカバー類は全部切除しました。
2.椅子の座板に穴を開けます。
椅子の木材の基板と伸縮支柱は4本のボルトで固定されていますので、その中央に穴を開ける準備をします。
アルミホイルの直径が3.7cm、幅が25cmでしたので、切れ込みを入れてシート状にするのであれば、11.5cm×12.5cm程の開口があれば隙間なくシートが積み重ねられます。
かめお得意のダイソーのハンドドリルとハンドのこぎりを利用して、ボルトに干渉しないように長方形の穴を開けました。
3.アルミホイルシートを準備します。
アルミホイルに芯ごとカッターで切れ込みを入れ、長方形のシートにカッティングします。
頑丈なアルミホイル層を相手にして、カッターの刃が相当消耗するのでこまめな交換が必要です(笑)
2回目で気づきましたが、
始めに長手方向から切れ込みを入れたほうが切りやすかったですね…
ミニアルミ座布団が積み重ねられていきます♪
4.開口部と支持金具にアルミシートを敷き詰めていきます。
座板の開口部はこのままでも涼しそうですが、アルミホイルシートを敷き詰めて、伸縮金具まで密着させることで、熱分散効果を期待します。
伸縮金具の受け板は構造が複雑ですが、はさみでカッティングしたアルミシートを敷き詰めていきます。
ここまででアルミホイル10個分、1.48kgのアルミニウムが椅子に装備されました(笑)
5.座板にアルミホイルを巻き付けます。
座板にアルミテープを利用してアルミホイルの端を固定し、巻き付けていきます。
後で固定するためのボルト穴を見失なわないように、ボルト部分に穴を開けながら巻き付けていきます。
ここでもアルミホイル10個分、1.48kgのアルミホイルが肉付けされました♪
残りの4箱分、594g分のアルミホイルはアルミ座布団本体に巻き付けて増強しました。
6.背もたれと伸縮支柱をボルトで固定して完成!!
見た目は改造前とほとんど変わっていませんが、確かな重量感があります!
感想
改造前と比べると、
長い間座布団に座っていてもおしりの熱さや蒸れを感じにくくなっているように思えます!
通気性のについては、前回追加した竹製の座布団がかなり貢献しているように思えます(笑)
ひとまず室温が26℃の今は、快適に過ごせてはいますが、
周辺との温度差が小さくなった時にどれだけの効果があるかが重要ですね!
座布団や椅子だけの熱容量ではまだまだかめの放熱には不十分と思われますので、別の記事で紹介している冷却アルミデスクも活用しながら、暑い夏をエアコンなしで乗り越えたいと思います!!
※冷却アルミデスクはこちらの記事で紹介しています。
続編
アルミ座布団の改造の続きの記事はこちらです!