シューベルト4つの即興曲 変イ長調 Op.142の第2番
本ブログでは珍しくシューベルト作品です
良かったらタイトルをYouTubeに貼り付けて聴いてみてください
(そのうち、つるの演奏音源もここに貼り付けます!)
シューベルトは生涯で、600以上の歌曲※を作曲したため、歌曲に貢献したことで知られるオーストリアの作曲家。
※オペラで使用される曲を切り出してまとめた曲。ドイツでは「リート」と呼ばれている。代表作に僅か18歳で作曲した「魔王」や「野ばら」がある。
一方で、「即興曲」ピアノ独奏曲も多く残しています。
「即興曲」とは、楽曲の形式にとらわれず、作曲者の自由な発想で作曲された曲なんだそうです。形式にとらわれず、自由な発想を重視する点は、歌曲と共通していますね。
この曲はピアノ独奏曲で、シューベルト最晩年の作品です
四分音符と二分音符のリズムが素敵です
出だしは、4分の3拍子で2小節ごとのまとまりを感じるのでメヌエット(フランス)でしょう。
また、シューベルトの「即興曲」はレガートが非常に多い気がしますが、この曲も同様。
メヌエット風の出だしはsempre legato(常に滑らかに)、中間部からはlegato(滑らかに)となっています。
速度は、allegretto(♩=96~120) とされていますが、個人的には、メヌエット風の出だしは、一段遅い、moderato(♩=76~96)で弾くのが好み。
legatoの美しい旋律が際立つ、大変おすすめの楽曲です↓
本曲に続く第3曲目について↓