サティ 「3つの歌曲 帽子屋(第3楽章)」

今回はエリック・サティの愛読書であったとされるルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」”Alice’s Adventures in Wonderland”(1865)に登場する「いかれ帽子屋」(”The Mad Hatter”)を題材にした帽子屋(第3楽章)を紹介します!

「いかれ帽子屋」は一見どこにでもいそうな山高帽をかぶった(ちょっとお年を召した)紳士なのですが、アリスに対して、意味が無いうえに答えのない、なぞなぞ※を出し、アリスの機嫌を損ねます。

一例に「なぜカラスは書き物机に似ているのか?」(Why is a raven like a writing desk?)がある。後に多くの人が自分なりの回答を公表している。

サティ3つの歌曲 帽子屋(第3楽章)↓↓

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操り人形の恋愛と悲劇「バレエ音楽ペトリューシカ」

チャイコフスキーの「くるみ割り人形ファンつる(筆者)が、今回、人形」絡みバレエ音楽「ペトリューシカ」を紹介します!

バレエ音楽「ペトリューシカ」はロシア帝国時代(1721~1917)にピアニストであり、作曲家でもあったイーゴリ・ストラヴィンスキー(1882~1971)によって作曲されました。

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メンデルスゾーン『序曲「リュイ・ブラース序曲」』

小澤征爾さんの私の履歴書を読んでいたら、小澤さんが優勝したフランス・ブザンソンの国際指揮者コンクールの課題曲として「リュイ・ブラン」があったと書かれてあり、早速聞きました。

リュイ・ブランはメンデルスゾーンが、ヴィクトル・ユゴーの戯曲のために依頼されて作曲した曲です♫

メンデルスゾーン自身は、戯曲の内容を嫌っており、そのため短期間で仕上げたそうですが、そんな間に合わせの曲も、つるは感動しました~‼

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ショパン ピアノ協奏曲第一番

ショパンは20歳頃、ワルシャワ音楽院で3年学び、ウィーンに旅立ちます。
その門出の曲と言われている「ピアノ協奏曲第一番」(1830年)を紹介します!

勉強や仕事中に聞くと、なかなか作業がはかどりますヨ!

2020年ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者による「ピアノ協奏曲第一番」の演奏↓

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ヨハン・シュトラウス2世「ウィーン気質」-Wiener Blut

「ウィーン気質」(直訳:ウィーンの血)は、2002年にニューイヤーコンサートで小澤征爾さんが指揮をされたウィンナーワルツです♪今でもウィーンの人々はウィーン市民であることを誇りに思っている人が多いと聞いたことがありますが、本当でしょうか?!

軽快なリズムと気品のある旋律が婚礼行事にぴったり

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リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」

ロシア国民楽派で、元海軍将校であったリムスキー=コルコサフが脂が乗った44歳の時(1888年)に作曲したのが、4楽章の交響組曲「シェエラザード」。

楽曲の題名「シェエラザード」はアラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り手として登場する若い女性です。

アラビアンナイトは、過去に女性に捨てられたという経験のトラウマから処女の虐殺を繰り返している王に対して、千一日に渡って面白い話を聞かせ続け、虐殺を免れたうえ、千一日目には子供が生まれ、王と結ばれるという説話集です。

異国情緒と冒険に満ちた世界アラビアンナイトの世界↓

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スメタナ「売られた花嫁」序曲

チェコ国民楽派スメタナのオペラ「売られた花嫁」(1870)は、ブラームスのハンガリー舞曲集(1869)とほぼ同時期に作曲されたオペラ作品で、スメタナの最も有名な交響曲「わが祖国」の約10年前の作品です。

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バルトーク「ルーマニア民族舞曲」

作曲家・ピアノ奏者としてのみならず、民族音楽研究家として精力的に活動したハンガリー(現ルーマニア)出身のバルトークとその楽曲「ルーマニア民族舞曲」を紹介します。

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