PCケースをなくすことで得られるメリットを享受しつつ、デメリットを克服する方法を考えてDIYしてみました★🔨
※前回の自作パソコンはこちらの記事で紹介しています。
現状と課題
- 大麦若葉・そば粉・ココアパウダー・コーヒー焙煎など、部屋の粉塵飛散量が多く、湿度も年中高く保たれているため、PCケース内のほこりやカビの堆積によるパーツ寿命の低下を招いている。
- インターネットブラウジングやMicrosoft Officeを快適に行うレベルのデスクトップPCを低コストで自作するために、SFX250W電源付きのPCケースを初回に選定したが、市場の流通の少ないSFT電源の更新コストが高い。
☞「PCケースをなくしてしまえばいいのではないか」という、かめ(当記事の著者)なりの発想に至りました(笑)🐢
PCケースなしのメリット
- ほこりやカビの堆積面の減少【掃除が楽】
- カバー開放なしで内部点検可能【掃除タイミングの視認性UP】
- ケースの規格外のPCパーツの選定が可能【設計自由度UP&コストDOWN】
- 発熱源をケース外に分散配置することで、ケースファンが省ける可能性あり【放熱性UP&省エネ&コストDOWN】
PCケースなしのデメリット
- パーツを固定するフレームや電源ボタンなどの自作が必要【設計面倒だなぁ】
- 物理的な接触の危険がない場所への配置が必要【所要スペース配慮】
- ビジュアルがインテリアに合わない【景観問題】
- 遮音効果喪失【騒音問題】
- 配置によっては逆にほこりやカビが増加【短絡・局所過熱の危険性UP】
- 配置によってはファンのないパーツの放熱性が低下【局所過熱の危険性UP】
- 配置によっては虫が侵入しやすくなる【くもの巣被害など】
PCケースなしのデメリット克服方法
- 既存のPCケースのフレームと電源ボタンのみ流用、側面パネルなど他は極力分解・摘出【即解決】
- マザーボード・GPU内蔵CPU・M.2 SSD・メモリ・電源しか搭載しておらず、余裕を持ったCPU&電源スペックのためファン回転数が低く既に静音【騒音&放熱性問題なし】
- 部屋の中央の机の天板の裏側で、蹴る危険性がない位置に隠して配置【スペース&景観&虫問題回避】
- ほこりやカビが堆積すると問題になるマザーボードの表面を下向き、CPU&電源ファンの風向きは共に上向きで配置【堆積予防&自浄効果】
DIYのポイント
- マザーボード表面を下向きにして固定すると、反対側の面にほこりやカビが堆積しやすくなる。この面はハンダやCPUファン取り付けの位置に凸部分が存在するため、この空間をなくすことができない。従って、マザーボードを固定したPCケースのフレームを、机の天板に隙間なく密着させることで、空気の侵入をできる限り遮ることがポイント。また、木材に直接マザーボードを固定するより、熱伝導の面で冷却効果が期待できる金属製のPCケースフレームに固定するほうが望ましいと考えた。
- 「ピアノが弾けてコーヒーも挽ける勉強机」を既に過去の記事のDIYで自作しており、天板が簡単に外せるようになっている。PCケースフレームを天板の重みで挟みこむことで、PCケースフレームの着脱性・携帯性を損なうことなくガード性能を得ている。
今後の展望
2017年と2019年に購入した2台のPCケースの付属電源は、すでにどちらも一度故障しており、SILVERSTONE製のSST-ST30SF V2(SFX300W)で更新していますが、同等仕様のATX電源と比較して割高感がありました…
今回のDIYでPCケースフレームはマザーボードを固定するためのものとなり、ケース内に固定されているSFX電源は、今後の更新でSFXに縛られることがなくなりました!!
早速、同等の300W仕様のTFXにて、80PLUS-GOLDの電源を見つけましたので、省エネ性能も考慮した電源選定を今後は進めていきたいです!!💡
続編