当サイトのオリジナルミュージックビデオ(MV)を再びDIYしてみましたところ、【過失ワルツ】ができあがりました!!
※初回のMVはこちらの記事で紹介しています。
なぜMVをDIYするのか?
過去の記事でMVをDIYする理由を記録している可能性がありますが、2作目が完成した現時点で改めて理由を書き出してみたいと思います!🖋
- 「人生100年時代」において、体が衰えても楽しめるものを1つ挙げるとすれば、それは【音楽】だと考えている♬
- 音楽の感動をより大きくするためには、映像があったほうが効果的だと経験的に感じている👓
- 世界には無数の音楽があるが、自分で創り出したものは愛着がわきやすく、その時代を生きた自分の思いが形として残るため、音楽を探すより創った方が自分のお気に入りになる可能性が高い✨
- 人生長いように見えて、年を重ねるごとに人間のパフォーマンスは低下してしまい、また、低下するパフォーマンスはある程度は経験でカバーできるため、自分がよいと思うものは早めに・優先的に・継続的に・積極的に取り組んだほうが良い🔥
少年時代のかめ(当記事の著者)は、
音楽の演奏や作曲ができるようになりたいと夢見ながらも、
想像している音楽を形にする方法が分からずに悩んでおりました…👻
【生計を立てるために残業系節約サラリーマンになったかめ】🐢ではありますが、
つるさん(当サイトのもう一匹の管理人)と連弾するために購入したピアノと、
学生時代に遊びで作っていたPowerPointのアニメーションを駆使して、
お金をかけずにオリジナルMVをDIYできるようになり、今に至ります!!
今後どこまでパフォーマンスを上げられるか分かりませんが、
【MVのDIY】というジャンルは、かめにとっての激アツスポットとなっています🐢🔥
MV作成の記録
次回のMV作成の参考となるように、今回のMV作成の状況を箇条書きにして記録に残します。
◆時系列
- 第1弾のMV「蚊君の家訓」に引き続き、つるさんに絶対うけると思って、「加湿の過失」と言ってみた。
- 今回はネタになりそうな事件が、加湿が原因で部屋のあちらこちらに発生していた💡
- 「アンパンマンのマーチ」のような、元気になれる曲が作りたいと思っていた☀
- つるさんの大好きな【変イ長調】および【ワルツ】の3拍子を出発点としてメロディを考え始めた♪
- ピアノのキーボードを押してみて、キーワードや文章に合いそうな主旋律を「MuseScore3.6.2」に記録した(前回と同じ方法)。
- 今回は話のストーリーを最初に想像していたため、Aメロ・Bメロ・サビ・ラストのメロディと歌詞のつなぎがスムーズに済んだ。
- 変イ長調の基本の音「ド、レ♭、ミ♭、ファ、ソ、ラ♭、シ♭」以外にも今回は少し混ぜて作曲してみた。
- 今回、3回目・4回目のサビで半音上げてイ長調「ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ、シ」に転調してみた。J-popにありがちな転調であり違和感なく手軽に転調できたが、小節で線引きして機械的に転調した関係で転調個所の歌の音程が安定していない。
- 歌詞の内容に合うように、PowerPoint上に画像やアニメーションを加えた📷(前回と同じ方法)
- 0.01秒で比較的きれいに割り切れるように、BPM100(♩≒0.60秒)とし、繰り返し動作は0.30秒の倍数でアニメーションをセットした。
- 録音機器として、ZOOM製のハンディレコーダー「H1 essential」を再度利用🎤
◆製品紹介サイトリンク:https://zoomcorp.com/ja/jp/handheld-recorders/handheld-recorders/h1essential/
- 0.5畳ほどのウォークインクローゼットに閉じこもって録音作業(前回と同じ方法)。
- 部屋の構造・ハンディレコーダーの構造・かめの骨格などの共振のためか、周波数200Hzほどの音が大きく録音される傾向があり、H1 essentialの機能「ローカットフィルタ240Hz」を常にONで録音🎤(前回と同じ方法)
- 無料のサウンド編集ソフト「Audacity3.7.0」を利用して、録音して取得したWAV形式の音声データを以下の1⃣2⃣3⃣4⃣5⃣6⃣手順で加工(前回と同じ方法)。
1⃣「エフェクト」→「音量と圧縮」→「ノーマライズ」で最大振幅をノーマライズ。ホワイトノイズが確認できるようになる。
2⃣「エフェクト」→「ノイズ除去と修復」→「ノイズを低減」で、ホワイトノイズの再生範囲を選択して「ノイズプロファイルを取得」。音声データ全体を選択して以下の数値でノイズ低減「OK」すると、きれいにホワイトノイズが除去できる。
3⃣「エフェクト」→「Dominic Mazzoni」→「ハイパスフィルター」で、以下の条件で200Hz帯周辺の音量低減を図った。個別の周波数調整より滑らかな低減が可能であり、加工後の音声の違和感が少ない。
4⃣かめの歌唱力がなく声質・音程・音量が全く安定しないため、かすれてしまったり音程を大きく外してしまったりした範囲を、「編集」→「特殊な消去」→「オーディオを無音化」で削る✂
5⃣マイクの近くで録音していることで、歌とは関係ない無声音(口の中のいろいろな音)がクリックノイズとして収音されてしまうことがあるため、「エフェクト」→「フェード」→「フェードアウト」と「フェードイン」で絞って、違和感を抑えながら抹消する。波の振幅が急にゼロになるとプツッと途切れる別のノイズになるため、「フェードアウト」の末尾と「フェードイン」の冒頭の振幅がゼロになることを利用して、「オーディオを無音化」で無音化する。
6⃣歯抜け状態の複数の音声データをたくさん重ね合わせて、削られた範囲を部分的に「エフェクト」→「音量と圧縮」→「増幅」し、全体の音圧をノーマライズする。歌唱力がないことをごまかすための「同声一部合唱」🎵
- 5⃣のノイズ除去を行うよりも、6⃣の音声の重ね合わせのほうが、ノイズを目立ちにくくする効果が期待できるため、今回は6⃣を先に行っている。
- できあがった合成音声データをmp3データとしてエクスポートし、MuseScoreで作曲したBGMのmp3データと一緒にPowerPointに貼りつける(前回と同じ方法)。
- PowerPointで合成音声データを2つにコピーし、0.01秒のディレイを付けてアニメーションで再生することで、ノイズや音声データのタイミング・音程のばらつきを目立ちにくくした(前回と同じ方法)。これはすごく有効な手段だと今回改めて実感した。
- つるさんより、歌がないほうが良いとの指摘が入った。おっしゃる通りだと自覚はしていた…OTL
- 前回と違って、歌っているパートのピアノの音も加えて、音声を小さめにした。ノイズ除去の手間が省けて望ましい結果となった。
- PowerPointのスライドショーをWindows10にデフォルトで備わっている、「Xbox Game Bar」を使ってmp4で録画して完成✨(前回と同じ方法)
- 作業を開始してから完成するまでの期間は2か月。半月で曲ができていたが、月平均残業時間45時間+αのため作業は主に土日⏰
- かめが地声で連続して歌える最高の音程がE4のミ。今回は裏声でD♭5のレまで挑戦したが、1か月に1回ぐらいしかD♭5のレが出ないので次回は諦めたほうがよさそうだ🎤
感想
- 「つるさんとの加湿の思い出」がベースにあり、イメージ通りの【過失ワルツ】が短期間で完成した。
☞実体験をベースとした作曲が、イメージを膨らませやすく、作成時間の短縮につながる。 - 裏声で出すことができる限界の音程に挑戦したが、のどへの負担が大きく、サステナブルな取り組みでないことに気が付いた。また、声がないほうが音楽が美しく聞こえるという事実に気づいてしまった。
☞声は歌詞を曲に載せるための【おまけ】の位置づけとし、ピアノとドラムで構成される音楽の完成度を高めることを今後は目指す。