オペラ『ジョコンダ』で、第3幕・第2場の仮面舞踏会で演奏されるバレエ音楽です。ただでさえ明るく華やか✨な仮面舞踏会ですが、時の踊り⌛のバレリーナたちによって、舞台は、さらに、明るく華やかに彩られます✨
クラシック音楽には数多くの妖精さんたちが登場しますが、時の精までいたなんて、本当に楽しい世界です✨(例:空気の精<ブルグミューラー『18の練習曲』>、水の精<スメタナの『モルダウ』>、コーヒーの精に大麦糖の精<チャイコフスキーの『くるみ割り人形』>)
オペラ『ジョコンダ』について
本曲が含まれるオペラ〈ジョコンダ〉は、1876年ミラノのスカラ座で初演されました。
物語の舞台はイタリア・ヴェニス。
劇は、ゴンドラ競技会という愉しげな日常から始まりますが、悪いことを企む一人の悪役により、悲劇が導かれます。(そして、この悪役自身も、最後には悲劇に飲み込まれるという壮大な悲劇で幕は閉じられます。)
物語の詳細は省きますが、魔女狩りといった中世ヨーロッパ的な思想や、ゴンドラ・仮面舞踏会などヴェニスの歴史・文化を感じることができます。
作曲者について
『時の踊り』を作曲したのは、イタリアのオペラ作曲家、アミルカレ・ポンキエㇽリ(1834~1886)で、ヴェルディとプッチーニの中間の時代に活躍したオペラ作曲家です。
ポンキエㇽリは、イタリア・オペラ界では、ヴェルディの後継者とも言われたほどの実力の持ち主でした!
↓↓ヴェルディについての参考記事↓↓
「時の踊り」が演奏されるオペラ〈ジョコンダ〉も、ヴェルディが築き上げたものを受け継いでいるかのように、ドラマ的な要素が強いオペラだと個人的には感じます。
そして、ヴェルディやポンキエㇽリの時代が終わると、プッチーニの時代に突入します。プッチーニの時代は、ヴェリズモ・オペラの時代と呼ばれる時代になり、写実主義の要素を含むオペラ(実生活の日常を描くオペラ)が人気となります。
↓↓プッチーニについての参考記事↓↓
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ホ長調は、愉しい気分の時に、気分をさらに盛り上げてくれる調ではなのかな~と思います♪
個人的には、ホッと一息つきたいときに、ピアノでポンポンと弾いています☕