【RC造賃貸マンション断熱シリーズ】の第4弾として、【アルミサッシ】の断熱工事を行いました!
※第3弾の「出窓」断熱は、こちらの記事で紹介しています。
アルミサッシの断熱について
今回の断熱対象はこちらのアルミサッシです!!
過去の記事で紫外線カットフィルムを窓ガラスに貼り付けてはいるものの、
可視光線・赤外線などが室内に直接侵入し、【ガラス】や【アルミ】を伝って屋外の空気との熱交換が常に行われています。
冬場は玄関扉の断熱施工が特に効果的ですが、夏場は窓ガラス+アルミサッシの遮熱&断熱施工が更に有効となります。
こちらの【借り上げ社宅断熱シリーズ】の過去の記事ですでに、
押出法ポリスチレンフォーム(XPS [EXtruded PolyStyrene foam])を活用した窓ガラス+アルミサッシの遮熱&断熱施工を実施しています。
今回も同じ方法で窓ガラス+アルミサッシの遮熱&断熱施工を実施しましたが、
以下の反省点に対して、改善策を盛り込みました。
◆前回の反省点
☑マグネットシートの磁力や両面テープの粘着力が時間の経過とともに低下し、また、マグネットシート自体の断熱性能は高くないため熱損失となる。
☑裏面全面アルミテープ&表面全面OPPテープ貼りの労力がヤバい。
☑窓ガラスと断熱ボードの間に閉じ込めたレースカーテンにカビが生える。
◆今回の改善策
✅断熱ボードの1枚を木枠の縦幅いっぱいにはめ込んで隙間を埋める。
✅マグネットシートをなくし、強力マグネットを増強して密着性を高める。
✅表面にスキン層があり、テープがはがれにくい&表面強度が高い【ミラフォーム®M2RS】を採用して作業を簡略化する。
✅アルミテープではなくアルミシートを活用して作業を簡略化する。
✅断熱ボード取り付け時に干渉しない位置までレースカーテンを遠ざける。
※ミラフォーム®M2RSの特徴や調達方法などは、こちらの【RC造賃貸マンション断熱シリーズ】の第1弾の記事で紹介しています。
※レースカーテンを遠ざける施工は、既に別の記事で実施済みです。
遮熱&断熱施工
1.床断熱する。(えっ?)
レースカーテンを遠ざける施工で実施済みですが、ツーバイフォー材を利用して作成した家具を床に固定する方法として、
【床断熱用に敷いたジョイントマットをカットして木材をはめ込む】
のにハマっております!!(笑)
カットして…
はめ込む!!!
この工事を実施することによって、アルミサッシより屋内側の木枠との間の床に段差ができます。
2.過去の断熱施工で利用した断熱ボードを再利用してはめ込む。
レースカーテンを遠ざける施工で実施済みのツーバイフォー材の柱と床断熱のジョイントマットに沿わせる形で、
過去の断熱施工で利用した断熱ボードをアルミサッシの木枠にはめ込みます。
3.強力マグネットを固定するためのトタン板を加工する。
近所のホームセンターで購入したトタン板をハサミとドリルで加工し、アルミサッシの木ねじで挟み込んで固定します。
前回はアルミ板に、テープを利用してマグネットを固定していましたが、板自体にマグネットがくっつくトタン板(亜鉛メッキの鉄)を利用します。
この板を挟むことによって断熱ボード側に仕込んだ強力マグネットの引力が弱くなる印象ですが、
トタン板側の磁石がある程度自由に移動できたほうが、水平方向の位置合わせが自動調整されて引力が最適化されます。
4.ミラフォームM2RSに強力マグネットを仕込む。
カッターナイフ・マイナスドライバー・アイスピックを駆使して、40mmの深さのポケットをミラフォームの側面に加工し、強力マグネットを落とし込んで蓋をします。
ここでいかに浅い位置に強力マグネットを仕込めるかで、仕上がりの引力が全く違ってきます!⚡🧲
※攻めすぎると穴が開いてしまう、孤独なチキンレースの繰り返しです(笑)
5.ミラフォームM2RSに光沢仕上げのアルミシートを貼り付ける。
セリアで見つけたこちらのアルミシートが、
【太陽光を反射させる遮熱ボードを自作する上で素晴らしい性能を発揮する】
ため、思わず売り切れになるまで大人買いしてしまいました!!!!!
✅アルミテープの貼り合わせと比較してつなぎ目が少なく、光沢仕上げのクオリティーが高く、優れた反射性能が期待できる。
✅縦450mm×横900mmが、ミラフォームM2RS定尺寸法縦1,820mm×横910mmにマッチしていて、4枚貼り付けると無駄なく使い切れる。
✅PETフィルムにアルミニウム薄膜が形成されているので、アルミテープと違って、貼り直しても破れない。
反射性能が高すぎて、【かめ】とか【超冷感冷却アルミ背もたれ】が映り込んでいますね(笑)
このアルミシート貼り付け前と後の写真を比較してみると分かりますが、貼り付けていないと断熱ボードに日光が差し込んで透き通ってしまいます。
ミラフォームM2RSは表面のスキン層の効果で、表面強度が高くテープも剝がれにくい印象ですので、側面の外周にOPPテープを巻き付けて簡易的な補強のみ施しました。
6.磁石で隙間なくくっつけば完成!!!
右側がリユース品断熱ボードのアルミテープ仕上げ、左側が今回自作した断熱ボードのアルミシート仕上げですが、
反射率の違いが一目瞭然ですね!!🌈
カビ対策として遠ざけたレースカーテン自体も、生地が分厚く対流を遮る効果がありますので、窓ガラス周辺の断熱性能が結果としてすごく改善されています♪
感想
歳を取ったためか、だんだん大がかりなDIYをする気力がなくなってきており、
どうしたら楽に工事が終わらせられるかを考えている時間が長くなりました(笑)
窓ガラス+アルミサッシの遮熱&断熱は何度か経験があり、
新規性もなく大変なことも認識していたため、
モチベーションがあまり湧いていませんでしたが、
現場で材料を並べてみるといろいろとアイデアが浮かんできて楽しくなりました♪
特に今回はテープ貼りをどうしても避けたかったので、
ダイソーやセリアを長時間徘徊して、結果として素晴らしいアルミシートに出会えました♬
ミラフォーム®M2RSを購入して、
アルミシートを貼り付けて窓際に並べて、
段ボールなどで倒れないようにするだけでも、
かなりの省エネにつながると思いますので是非お試しください!!
マジでオススメです!!!
続編