楽天市場で有機コーヒー生豆を探しましたところ、YAMATO屋さんの商品が複数ヒットしましたので、自家焙煎した記録を残します。
※前回のコーヒー自家焙煎の記録はこちらの記事で紹介しています。
YAMATO屋さんについて
楽天市場ではここ数年で有機栽培のコーヒー生豆をリーズナブルな価格で提供するお店が増加しており、YAMATO屋さんは2022年8月頃に出会いました。
お店の情報を楽天市場で確認すると、コーヒーショップではなく東広島にある大和物販さんが楽天市場に出店していることが分かりました。
また、インターネット検索すると、大和物販さんのホームページが見つかり、アウトレット商品を取り扱うお店であることが分かりました。
◆大和物販さんホームページリンク:https://www.yamatobuppan.com/
※画像はホームページより切り抜きました。
アウトレットはかめ(当記事の著者)も大好きですが、
楽天市場のYAMATO屋さんのコーヒー生豆はとても品揃えが豊富であり、
表示面・価格面・鮮度面からはアウトレット感は全く感じられないため、
コーヒー取り扱い業者の代わりに商品を販売していると想像しましたよ!!
かめが探しているのは、【有機・オーガニックのコーヒー生豆】であり、
2024年6月時点でYAMATO屋さんには5つの商品の取り扱いがありました。
※画像は楽天市場の検索結果より切り抜きました。
◆YAMATO屋さんの楽天市場での有機コーヒー生豆サイトリンク:https://item.rakuten.co.jp/yamatoshop/c/0000000075/
今回かめが自家焙煎した3種類の有機コーヒー生豆は、2022年8月に購入したものになりますが、
💰記事を書かずに温めていた約2年間の間に、コーヒー価格が急騰していることに驚きました!!💰
1.ホンジュラス・SHG・コパン有機JIS栽培生豆1kg:1,950円→(売り切れ)
2.ペルー・クナミア有機JIS栽培生豆1kg:1,890円→2,460円(1.3倍)
3.トラジャ・ランテカルア有機JIS栽培生豆1kg:2,670円→3,520円(1.3倍)
※写真は2022年9月頃に撮影したものです。
値上げは昨今の物価上昇・円安の影響であり、
100gあたり200~400円は有機栽培の商品の中ではまだまだリーズナブルと思います!!
安価に購入できるうちに有機生豆を安く入手し、環境と家計に優しいかめを目指します!!!🐢
自家焙煎記録
かめの焙煎方法は、
【IH対応の親子鍋の蓋に穴を開けて20分ほど激しくシェイクする】
オリジナルの焙煎方法です!
内部で発生した蒸気で内部が陽圧となり、焙煎終了まで蒸し焼き状態となっておりますので、一般的なカップコメントと結果が異なる可能性があります。
※詳しくはこちらの記事で紹介しています。
中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)で焙煎度を揃えて味比べだ!!!☕☕☕
1.ホンジュラス・SHG・コパン有機生豆1kg
◆1kgパック・生豆・中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)の写真(ハンドピックなし)
◆中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)で自家焙煎した感想
- 生豆サイズはかめが出会ってきた中では標準的。
- 小さなものが少し混ざっているが欠品が少ない優良商品。焙煎ムラになりにくい。
- 適度な甘み+強すぎないコーヒーらしい香り&コク(旨み)&苦み+弱めの酸味が感じられる。マイルドなバランス型コーヒー。
- この後紹介するペルーのほうが酸味が強く、トラジャの方がコク(旨み)が強く味わい深い。
- 雑味・エグみ・ベリー感などのクセが全くなくとても飲みやすい。冷めても飲みやすく、ブレンドに利用可能。
- 全ての風味がバランスよく少しずつ配合されているため、中煎りがおいしいと思われる。
- 欠点があるとすれば「濃い」と感じるような尖った要素がない点。焙煎を進めすぎると酸味や香りが薄くなってコゲ感が風味を単調にする。
2.ペルー・クナミア有機生豆1kg
◆楽天市場の商品紹介文の引用
■ペルー北東部に位置するアマゾナス州は、ペルーのコーヒー生産地の中でも高品質な豆が生産される地域として知られています。
■農園では、直射日光を防ぐためにシェードツリーを農園全体に万遍なく植えており、収穫後パーチメントの乾燥もビニールテントで覆うことで乾燥中に雨で濡れないようにしています。
更に直接コンクリート上で乾燥させるのではなく、地上から数十センチ上げた位置に木製の棚を置きその上でじっくり乾燥させています。
■精選・異物除去・スクリーン選別機械が充実し、乾燥工程も手間をかけて丁寧に行うことで、生豆の色目・水分が均等に揃い、外見上も綺麗に仕上がっています。
栽培地域の標高が高い為、実が熟し適度な酸味とコクをバランスよく併せ持ち、芳醇で豊かな香りのする高品質なコーヒーに仕上がっています。
◆生産地:ペルー共和国アマソナス県クナミア郡ロンヤ町
◆標高:1,700m
◆等級:G1(グレード1)
◆収穫時期:7月~10月
◆年間降水量:1,700
◆品種:ティピカ種70%・カツーラ種10%・カチモール種10%、パチェ種10%
◆スクリーンサイズ:S19‥13%、S18‥26%、S17‥27%、S16‥22%、S15…12%
◆乾燥方法:天日乾燥
◆精選方法:ウオッシュド
◆認証:有機JAS認証※楽天市場「ペルー・クナミア」販売サイトリンク:https://item.rakuten.co.jp/yamatoshop/7243/?s-id=ph_pc_itemname
◆1kgパック・生豆・中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)の写真(ハンドピックなし)
◆中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)で自家焙煎した感想
- 生豆サイズはかめが出会ってきた中では標準的。
- 小さなものが少し混ざっているが、3つの中で一番サイズの統一感が高く、欠品が少ない優良商品。とても焙煎ムラになりにくい。
- コーヒーらしい香り&コク(旨み)&苦味+やや強めの酸味が感じられる。酸味がやや強めのバランス型コーヒー。
- お湯を注いでいるときの香りが良い。ただし、飲むときには薄くなっているのでお湯の温度の調整が重要と思われる。
- 温かいときは風味が薄く感じられるが、冷めるとコク(旨み)が強く感じられる。この後紹介するトラジャの方がコク(旨み)が強く味わい深い。
- 独特の渋みがやや感じられる。淹れ方を工夫すれば改善されるかもしれない。
- 中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)時点では酸味が気になるので、もう少し焙煎を進めるとコーヒーらしい風味が濃くなっておいしくなる。
- ホンジュラスの方が甘みもありさわやかで失敗しにくいが、ペルーの方が酸味やコク(うま味)の要素が強く、やり方次第でよりおいしいコーヒーとなる可能性を秘めている。
3.トラジャ・ランテカルア有機生豆1kg
◆楽天市場の商品紹介文の引用
■ランテカルア山は標高2,300mあり、その裾野1,450m~1,600mの地域にコーヒーは栽培されています。
昼間は気温30℃迄上昇しますが、夜は10℃程度まで冷え込みます。この寒暖の差が良質のコーヒー豆が生まれる条件となっています。■この地域は綺麗で豊富な水があり、水洗処理設備も整っています。それに発酵工程の管理もきちんと行われていることから品質が高いコーヒー豆が安定して作られています。
■乾燥工程において、コーヒー豆をコンクリートの土間に直接敷いて乾燥させるのではなく、高床式の天日乾燥場で9~10日かけてすべて天日によって乾燥させるやり方で品質を重視しています。
異物除去装置、比重選別機、スクリーン選別機も充実しており、管理が行届いているため、高品質の豆が生産される大きな理由と言えます。
■中米のコーヒーにはない独特の苦味とコクそれに豊かな香りが堪能できる逸品です。
※この有機栽培の生豆は、日本有機JAS認証で、化学肥料及び農薬を一切使用していません。
また、遺伝子組換え種苗を使用していません。
輸送(船)、倉庫(保管)、製造工程(焙煎、包装)など、いずれの過程においても薬剤は一切使用せず管理されています。
※商品の袋には有機JASマークはついておりませんので、予めご了承ください。◆生産地:インドネシア共和国
◆農園名:スロトコ農園
◆標高:1.450~1.600m
◆品種:ティピカ種・ブルボン種
◆スクリーンサイズ:S19…17%、S18…26%、S17…23%、S16…21%、S15…13%
◆認証:有機JAS認証
◆精選方法:フルウオッシュド※楽天市場「トラジャ・ランテカルア」販売サイトリンク:https://item.rakuten.co.jp/yamatoshop/7360/?s-id=ph_pc_itemname
◆1kgパック・生豆・中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)の写真(ハンドピックなし)
◆中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)で自家焙煎した感想
- 生豆サイズはかめが出会ってきた中では標準的。
- 小さなものが少し混ざっているが欠品が少ない優良商品。今回購入した3つの商品は全て申し分ない品質。
- 適度な甘み+コーヒーらしい香り&特有の香り+苦味のような特有のコク(旨み)+控えめな酸味が感じられる。コーヒーらしさを保ちつつ風味に個性のあるコーヒー。
- インドネシアのマンデリンのイメージと違って、濃い味がガツンと来るのではなく、すでに紹介したペルーやホンジュラスと同じ中南米のようなコーヒーらしさがベースにある。
- 一方で、焼きせんべい(?)のような香ばしさと、酸味とは異なる苦みのようなコク(旨み)がプラスされている。ミックススパイスのように香りと味が豊かでとても賑やか。マンデリン同様につるさん(当サイトのもう一匹の管理者)は好きな風味だが、かめは特有の「味」が少し苦手。
- 温かくても特有の味がしっかり感じられ、冷めるとさらにはっきりと味わえる。
- 雑味・エグみ・ベリー感はないが、特有の味が比較的濃いめでホンジュラスよりは少し後味が気になる。この味が好きなら問題ない。
- 酸味が控えめで特有の風味がしっかりしているので中煎り(1ハゼ完了~2ハゼ前)がオススメ。
- コーヒー感はそこまで強くなく、焙煎を深めたペルーの方が強い。これは酸味の種類や量が関係していると思われる。
まとめ
✅YAMATO屋さんで購入した商品は、豆のサイズが整っており、欠品も少ない優良商品。
✅それぞれの豆で風味に違いがあり、有機JIS栽培のコーヒーに複数のラインナップがあるのはうれしい。
✅2024年6月時点で楽天市場上で有機コーヒー生豆市場の最安値ではないが、高品質の生豆がリーズナブルな価格で販売されているのは間違いない。
どこまでのレベルを【高品質】と呼ぶかは焙煎士によって基準がだいぶ違うと思いますが、
かめの判断基準では十分すぎるほど素晴らしい品質の商品だと感じています!!
一方で、コーヒーの品質が高いほど、
・労働者の手間が増えている
・不良品がポイされている
ことが考えられ、
これはエコではないのでかめは品質が高くなくてもウェルカムです!!!(笑)
また、
YAMATO屋さんで販売されている商品がアウトレット品であれば、
無駄になってしまうかもしれない商品が消費者にリーズナブルに届けられていますので、
🚩かめは応援したいと思います!!!🚩
焙煎記録の続編