地球温暖化がいよいよ深刻となってきた今日この頃🌎💦
再生エネルギーの分野で熱いアイルランドの一曲を紹介します!
【詩が出来た経緯について】
William Butler Yeats(1865-1939)
アイルランドの詩人で、ノーベル文学賞受賞者としても知られています。彼曰く「スライゴ(アイルランド北部の地名)で年老いた農婦が口ずさんだ民謡を再構成した」はずだったのですが、蓋を開けてみると、民謡ではなく、近代のバラードだったそうΣ(゚Д゚) アラ!
それにしても・・・ケルト文学再興に燃える🔥20代半ばにも満たない若者が、田舎のおばあちゃんが歌ったバラードを古い民謡だと思い込んで一生懸命聞き取ろうとしただなんて、心が温まります💛ホッコリ
【作曲者について】
Herbert Hughes(1882 ~ 1937)
ベルファーストで生まれ、Royal College of Artを卒業した後、アイルランドの民謡を編曲したことで知られています。
そ・し・てHerbert Hughesさんが、あのドビュッシー(1862~1918)の影響を受けていたという事実が発覚!!ドビュッシーの夜想曲は、これ以上「夜想曲」と呼べるものはない(と個人的に断言できる)曲で、その表現法は、他のどの作曲家にも見られないのです(> <)ラフマニノフのファンに怒られそうですが、「音の絵」と呼ばせて頂きたいです。
聞きくらべてみる!
森を愛するケルト民族らしい、素敵な動画です💛
涼しげな音色は、暑さ軽減効果が期待できそうです🌲
【アイルランド民謡によく登場する伝統楽器ティン・ホイッスルについて】
近年、遺跡の発掘でケルト(古代ローマで「未知の人」を意味し、ケルト民族がローマ人に征服された歴史を持つことが背景にある。)の文化や伝統が明らかになってきており、ティン・ホイッスル(単にホイッスルとも)もその一つ。
アイルランド伝統曲はニ長調もしくはト長調で演奏されることが多いため、
ティン・ホイッスルはD管が最もポピュラーだそうです。
※参考 : https://www.alsoj.net/flute/magazine/view/909/2719.html
♠ケルト民族にルーツを持つ人が多く居住している、フランスのブルターニュ地方について紹介している記事♠
【アイルランドの音楽談話をあと少し・・・】
夜想曲の創始者であるJohn Fieldさんもアイルランド出身のピアノ演奏家・作曲家です。20歳の時に、ヨーロッパでの演奏活動を終えて、ロシアに移住します。その後、生涯、ロシアで演奏家そしてピアノ指導者として活躍したそうです。フィールドの教え子として近代ロシア音楽の父として有名なミハイル・グリンカ(1804~1857)がいます。
また夜想曲を多く残したショパンへの影響はかなり大きいと考えられます。
今、筆者つるが取り組んでいる、夜想曲Op.9-3は、Op.9-1,2とは一味違う繊細な響きを感じがしており、John Fieldさんの面影を何となく感じています~
夜想曲Op.9-3が暗譜するのが、今年の目標🔥メラメラ